(1)東電が消費者が選ぶ今年の話題、注目商品ランキングを発表した。1位が東京スカイツリー、2位はハイブリッドカー(HV)、スマートフォン(SP)、ロボット掃除機が続いてテーマパーク周年イベント、コンビニの本格コーヒー、地方ゆるキャラなどがベスト10に連なる。
今年は安倍政権の大胆なリフレ金融緩和策で円安株高効果を生んで、企業業績の回復基調が続いて久しぶりに景況感が社会に広がった。
(2)東電発表の今年の話題、注目商品ランキングを見ていると、なんと「小市民的」でこれでは「お上」に頭の上がらない国民でも仕方がないかと思えてしまうものだ。
特定秘密保護法案に対しては、報道、学術、芸術関係者の目立った反対行動に比較してこの問題に過半数が反対する一般国民の関心は低く、国民の関心は生活を楽にする経済、景気回復、賃上げに向いて「小市民的」志向ではあった。
(3)昨年はiPS細胞作成で山中伸弥さんが若くしてノーベル生理学・医学賞を授賞して、日本の科学技術発明力、開発力の高さに人類の生命医学の無限の可能性のひろがり、期待感に包まれて社会現象ともなって、当時の社会は政治の重い閉そく感の中で経済景気は長引くデフレ不況の中にあったが、一点のiPS細胞再生研究の「人間力」の強さ、深さ、スケールに勇気づけられたものだ。
(4)2020年東京オリンピック開催決定も年末に来ての当事者の猪瀬東京都知事の5千万円借用疑惑となって影を落としている。若田光一さんが日本人初の宇宙船船長(来年4月)就任予定となって現在国際宇宙ステーションに滞在して宇宙活動中で、また日本の「大人の学力(achievement of adult)」がOECD調査で世界一となったことは、相対的なものとはいえ明るい光となった。
日本は世界的にも類のない超高年令化社会を迎えるにあたって、高い「大人の学力」が効果的に発揮される社会構造を目指す可能性を世界評価から与えられたというものだ。どう活かすかだ。
(5)今、世界は認知症4400万人時代を迎えて、国際的取り組みが緊要課題となっている。超高年令化社会は食生活、生活様式、健康管理の改善、整備、近代化がもたらしたものだが、長寿社会となれば自分らしく独立して生きるためには文化(文学)、芸術、社会参画、労働参加とのかかわりが重要になってくる。
高い「大人の学力」の持続性、共有性、発揮が求められる。
(6)超高年令化社会を迎えて、社会は自己防衛の小市民的志向に向かいやすいけれども、人間の血流を喚起するような社会環境をつくっていかなければ自分らしく独立して生きることにはならないだろう。
静寂の中に音楽が流れるとそれだけで身体が、心が躍動(あたたまる)していくのがわかるようにだ。
(7)政府は特定秘密保護法の施行を急いでいる。実用段階での国民による逆監視こそが望むところだ。
来年4月からは消費税8%に引き上げられて、生活の工夫も必要だ。軽自動車税(H15)、エネルギー負担金も引き上げられる。年金はすでに引き下げられている。
小市民的ではいられない。(we have no petite bourgeoisie)
今年は安倍政権の大胆なリフレ金融緩和策で円安株高効果を生んで、企業業績の回復基調が続いて久しぶりに景況感が社会に広がった。
(2)東電発表の今年の話題、注目商品ランキングを見ていると、なんと「小市民的」でこれでは「お上」に頭の上がらない国民でも仕方がないかと思えてしまうものだ。
特定秘密保護法案に対しては、報道、学術、芸術関係者の目立った反対行動に比較してこの問題に過半数が反対する一般国民の関心は低く、国民の関心は生活を楽にする経済、景気回復、賃上げに向いて「小市民的」志向ではあった。
(3)昨年はiPS細胞作成で山中伸弥さんが若くしてノーベル生理学・医学賞を授賞して、日本の科学技術発明力、開発力の高さに人類の生命医学の無限の可能性のひろがり、期待感に包まれて社会現象ともなって、当時の社会は政治の重い閉そく感の中で経済景気は長引くデフレ不況の中にあったが、一点のiPS細胞再生研究の「人間力」の強さ、深さ、スケールに勇気づけられたものだ。
(4)2020年東京オリンピック開催決定も年末に来ての当事者の猪瀬東京都知事の5千万円借用疑惑となって影を落としている。若田光一さんが日本人初の宇宙船船長(来年4月)就任予定となって現在国際宇宙ステーションに滞在して宇宙活動中で、また日本の「大人の学力(achievement of adult)」がOECD調査で世界一となったことは、相対的なものとはいえ明るい光となった。
日本は世界的にも類のない超高年令化社会を迎えるにあたって、高い「大人の学力」が効果的に発揮される社会構造を目指す可能性を世界評価から与えられたというものだ。どう活かすかだ。
(5)今、世界は認知症4400万人時代を迎えて、国際的取り組みが緊要課題となっている。超高年令化社会は食生活、生活様式、健康管理の改善、整備、近代化がもたらしたものだが、長寿社会となれば自分らしく独立して生きるためには文化(文学)、芸術、社会参画、労働参加とのかかわりが重要になってくる。
高い「大人の学力」の持続性、共有性、発揮が求められる。
(6)超高年令化社会を迎えて、社会は自己防衛の小市民的志向に向かいやすいけれども、人間の血流を喚起するような社会環境をつくっていかなければ自分らしく独立して生きることにはならないだろう。
静寂の中に音楽が流れるとそれだけで身体が、心が躍動(あたたまる)していくのがわかるようにだ。
(7)政府は特定秘密保護法の施行を急いでいる。実用段階での国民による逆監視こそが望むところだ。
来年4月からは消費税8%に引き上げられて、生活の工夫も必要だ。軽自動車税(H15)、エネルギー負担金も引き上げられる。年金はすでに引き下げられている。
小市民的ではいられない。(we have no petite bourgeoisie)