(1)デフレ(deflation)、円高、消費低迷が続いて、それがスパイラル(spiral)に企業
経営を圧迫して、結局、給料、ボーナスカットに結びつく個人所得の減少。不況時の安定、
安全資産としての投資として「金(gold)」の取引きが活発だ。ニューヨーク取引所で史上
最高値、1オンス(28g)1249ドル(113700円)を記録更新した。
一時代、日本でも現金よりは金(gold)で資産運用するという不況対策が市場にもあった
が、最近はあまり聞かない。消費志向は、安値のものしか買わない生活防衛に移行して、
現実主義が定着している。
(2)それでも世界経済は奥が広い。それならばと、石油資源マネー(oil money)が集積す
るアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでは、高級ホテルに金(gold)の自動販売機が登場
した。お好みのデザインの金貨、金塊(gold)10gがATMのように購入できるという。
石油も有資源、いつかは枯渇することが確実なエネルギーで、世界はすでに環境適応型
高機能エネルギーに研究、開発、実用化が進んでいる。
一時、アラブ諸国では、自然資源の恩恵資産(oil money)に染まって、若者が仕事につ
かずに親の資産を散財して、将来の経済発展に社会不安要因が伝えられた。
世界経済は、人口密集地域で勤勉、勤労習性のGDPの高いアジア経済圏に重心が移っ
てきている。アジア経済圏各国内の貧富格差問題が、政治、経済、平和の安定に不安定要
因だ。
(3)10年3月の企業収支決算の集中期。家電、通信、銀行、自動車関連と次々と営業黒字
決算が紙面を飾って久し振りに華々しい。NTTは、営業利益1.1兆円の国内最高益を計上
した。
中身を見ると、エコポイントの政策効果、統合縮小、リストラ、拠点の海外移転、経費節減
と、時流と企業体力を削ってのもので、まだまだ見せかけの黒字で黒字幅は鈍く、景気回復
の実感には今年後半からの自己、独自経営能力による経営推進が待ち受ける。
(4)政治の方はどうか。通常国会の会期末を睨んで、審議引き延ばしなのか、不十分での
強行採決なのか、重要法案の採決時の混乱で誰が突き飛ばしたのだの、転んでケガをした
のだので、松葉杖の国会議員まで出て、相変わらずの程度の低さ。重要法案の遅れが目立
つ。
政治、経済のグローバル化の中で、GDPも中国に抜かれることが確実で、日本の存在感が
薄れていくプロセスに敏感になるべきだ。
1位でなきゃいかんのか、2位ではいけないのかのレベルではなく、常に世界と対等の関係
の中で協力、推進していくことが求められる。グローバル化の中での政治の主導力が、経済、
社会、平和の基盤強化には重要だ。
(5)社会はどうか。宝石の中の宝石、ダイヤ(diamond)、唯一ダイヤだけにある鑑定書の
発行鑑定会社がランクを「かさ上げ」して、実質価格をつり上げる操作をしていた。
外部にはわかりにくいダイヤ鑑定のスキルを悪用した不正。
世の中の「本物志向」に逆行した食品といい、ダイヤといい、古い収益至上主義による認
識の大ズレが哀れに見える。
経営を圧迫して、結局、給料、ボーナスカットに結びつく個人所得の減少。不況時の安定、
安全資産としての投資として「金(gold)」の取引きが活発だ。ニューヨーク取引所で史上
最高値、1オンス(28g)1249ドル(113700円)を記録更新した。
一時代、日本でも現金よりは金(gold)で資産運用するという不況対策が市場にもあった
が、最近はあまり聞かない。消費志向は、安値のものしか買わない生活防衛に移行して、
現実主義が定着している。
(2)それでも世界経済は奥が広い。それならばと、石油資源マネー(oil money)が集積す
るアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでは、高級ホテルに金(gold)の自動販売機が登場
した。お好みのデザインの金貨、金塊(gold)10gがATMのように購入できるという。
石油も有資源、いつかは枯渇することが確実なエネルギーで、世界はすでに環境適応型
高機能エネルギーに研究、開発、実用化が進んでいる。
一時、アラブ諸国では、自然資源の恩恵資産(oil money)に染まって、若者が仕事につ
かずに親の資産を散財して、将来の経済発展に社会不安要因が伝えられた。
世界経済は、人口密集地域で勤勉、勤労習性のGDPの高いアジア経済圏に重心が移っ
てきている。アジア経済圏各国内の貧富格差問題が、政治、経済、平和の安定に不安定要
因だ。
(3)10年3月の企業収支決算の集中期。家電、通信、銀行、自動車関連と次々と営業黒字
決算が紙面を飾って久し振りに華々しい。NTTは、営業利益1.1兆円の国内最高益を計上
した。
中身を見ると、エコポイントの政策効果、統合縮小、リストラ、拠点の海外移転、経費節減
と、時流と企業体力を削ってのもので、まだまだ見せかけの黒字で黒字幅は鈍く、景気回復
の実感には今年後半からの自己、独自経営能力による経営推進が待ち受ける。
(4)政治の方はどうか。通常国会の会期末を睨んで、審議引き延ばしなのか、不十分での
強行採決なのか、重要法案の採決時の混乱で誰が突き飛ばしたのだの、転んでケガをした
のだので、松葉杖の国会議員まで出て、相変わらずの程度の低さ。重要法案の遅れが目立
つ。
政治、経済のグローバル化の中で、GDPも中国に抜かれることが確実で、日本の存在感が
薄れていくプロセスに敏感になるべきだ。
1位でなきゃいかんのか、2位ではいけないのかのレベルではなく、常に世界と対等の関係
の中で協力、推進していくことが求められる。グローバル化の中での政治の主導力が、経済、
社会、平和の基盤強化には重要だ。
(5)社会はどうか。宝石の中の宝石、ダイヤ(diamond)、唯一ダイヤだけにある鑑定書の
発行鑑定会社がランクを「かさ上げ」して、実質価格をつり上げる操作をしていた。
外部にはわかりにくいダイヤ鑑定のスキルを悪用した不正。
世の中の「本物志向」に逆行した食品といい、ダイヤといい、古い収益至上主義による認
識の大ズレが哀れに見える。