いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

第3の男。 a man of the third

2013-12-24 19:42:59 | 日記
 (1)男女フィギュアスケートのソチオリンピック日本代表6人が決定した。28才の鈴木明子さんを長女にエースの浅田真央さん(23)に絶体的切り札の羽生結弦さん(19)に成長著しい町田樹さん(23)、末っ子ホープの村上佳菜子さん(19)とそして最後にすべてをまとめるリーダーシップ力とチーム信頼度の厚い高橋大輔さん(27)という最高の実力者布陣となった。年令構成も男女とも似かよっていてバランスがとれている。

 近年のフィギュアスケート界はかっては主流であった米国、ロシア、ヨーロッパの勢力台頭に勢いがみられずに、層の厚い日本男女フィギュアスケーターに韓国、カナダが主役に躍り出た世界勢力図となった。

 (2)ソチオリンピックではこの日本代表の6人からメダル獲得者が出ることは極めて(ultimate)高い確率で期待され、予想され、実現性がある。
 相応の力(skill)を発揮すれば男女とも金メダルも不思議ではないメンバーで、複数メダルも考えられる強力布陣となった。

 (3)日本代表メンバー内(同士)の競争意識は相対的レベルが高い分、個人競技なので比較高いのは当たり前のことだが、伝えられるところでは高橋大輔さんのリーダーシップ力にチームとしてまとめる力、信頼度で結束力(combination power)も高いといわれている。

 ソチオリンピックフィギュアスケートでは国別団体戦競技もあり、日本チームはそれこそ金メダル最有力国だ。ソチオリンピックスケートリンクを日本の話題でせっ捲してほしいものだ。

 (4)ソチオリンピック日本代表選考は、昨日終了したフィギュア全日本選手権で選考レースがすべて終わり日本代表枠6人が決定した。5人はすんなり全日本選手権でも力を発揮して決定となったが、男子3人目が候補者2人の比較検討となった。

 それまで順調にきていた高橋大輔さんが直前の練習中の足のケガで出遅れて、全日本選手権は5位に終わり、それまで調子のあがらなかった実力者小塚崇彦さん(24)が3位と健闘してともにオリンピック出場基準をクリアーしていた。

 (5)長い今シーズンの選考レースの中でもソチオリンピックを控えた最終選考会(全日本選手権)の意味、重要度は、いよいよこれからの勢い、調子の選考判断のバロメーター(barometer)であることには変わりはなかった。

 結果として、世界ランキング「3位」で今シーズン優勝した自己ベスト得点記録も世界「3位」、そしてバンクーバーオリンピック「銅メダル」の高橋大輔さんが選考会全会一致(報道)で「第3の男(a man of the third)」となった。

 (6)高橋大輔さんの今シーズンを通した相対的奮闘を見れば、ケガが治れば「順当(proper)」の結果だった。
 昨日、同会場のさいたまスーパーアリーナで女子フリーの演技をともに肩を並べて観戦応援する高橋さんと小塚さんの姿(報道)が日本チームの結束パラダイム(paradigm)を映していて気持ちよかった。

 小塚さんの「いろいろ思う部分はあるが(決定に従うだけで)、僕は言わない」(報道)の言葉も人格を感じた。

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権力が平和に使われる日。 the day for power of peaceful used

2013-12-23 19:36:26 | 日記
 (1)シリア内戦はアサド政権が化学兵器を使用したとして、一時米国がシリア軍事介入を表明しながらロシアの調停で国際監視下のもとにシリア政府の化学兵器の廃棄が合意され、米、仏の軍事介入は避けられた。

 現在も内戦は継続中で、反政府軍には外国人戦闘員が最大1万1000人が参加しているとの英国大学センターの調査報告が発表された。
 イスラム過激派組織のシリア内戦参加も取り沙汰されて、国際過激テロ組織の勢力拡大を危ぶむ米国はここにきて一転アサド政権を容認する姿勢(報道)に転換する変わりようだ。

 (2)シリア政府の化学兵器廃棄ではロシアの調停で外交軍事政策を転換して米国、オバマ大統領の指導力を失墜(fall)させたが、ここにきてさらに多くの市民を巻き添え犠牲にする内戦のアサド政権の容認ということになれば、米国オバマ大統領の都合主義も極まって人道主義にも暗い影響、信用、信頼失墜を招き、国際平和パラダイム(paradigm)の崩壊を招くことになる。

 その米国と安保、同盟関係を結ぶ日本は、米国の要請に沿って武器輸出三原則をなし崩しにして、技術力の継承を名目にして武器の国際共同開発に協力参加している。

 (3)アフリカ大陸は再びというかさらにというか、民族間、宗教戦争、国際テロ活動が活発になって戦火が燃え広がっている。国連PKO活動多国籍軍にも攻撃が及んで、米軍機、インド部隊も攻撃(報道)を受けた。

 アフリカ大陸が平和になれば国際平和は大きく前進すると書いたが、豊富な天然資源に安い労働力、格差貧困と民族、宗教対立が国際利権介入を招いて、ここでは世界は自暴自棄の歴史のくり返しだ。

 (4)自衛隊もアフリカ大陸国連PKO活動に参加して、政府軍と武装勢力との戦闘が続く南スーダンでは道路整備などの活動にも危険が及んで自粛し、避難民の医療支援活動に従事している。

 自衛隊の海外派遣については、国際紛争を解決する手段としての戦力不保持の憲法理念、条文を拡大無原則解釈して、国連PKO活動に協力参加している。
 平和憲法の日本の果たすべき役割(非核、平和外交、経済、人道支援など)を超えての世界戦闘地域への自衛隊の国連PKO派遣は憲法理念、主旨に反したものだ。

 (5)今日、日本政府は国連PKO活動の一環として戦闘の激しさの増す南スーダンの同PKO活動部隊の韓国軍の要請に対して、「銃弾」1万発(韓国軍使用銃弾と仕様一致するのは自衛隊銃弾のみ)の提供支援を決定(ニュース)した。

 武器輸出三原則にも抵触し、憲法理念、条文の国際紛争を解決する手段としての戦力不保持にも抵触する武器、武力供与にあたるものだ。
 よりによって歴史認識問題で鋭く対立する韓国、韓国軍への提供支援ということで、日韓関係改善への思惑もあるのだろう。

 (6)権力は、銃口から生まれると言ったのは、中国共産党革命の毛沢東元首席の言葉だが、権力が平和実現に使われる日(the day for power of peaceful used)はいつくるのか。平和憲法の日本がそれに加担していないのは間違いない。

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沖縄県知事、思案中。 reflecting for fight to the finish

2013-12-22 19:34:08 | 日記
 (1)日米合意にもとづく普天間飛行場移設先の辺野古沖埋め立て申請について、許認可権を持つ仲井真沖縄県知事が今月中(今年中)の結論決定を表明している。
 政府としては知事判断に影響を及ぼすとみられる移設に反対する現市長も立候補する地元名護市長選が来年1月に実施されるその前に埋め立て許認可を進めたい意向があり、今回の知事の判断は結論決定は別にしてもそれに沿ったものとなった。

 沖縄県連所属の国会議員たちが与党自民党(石破幹事長)の説得でこれまでの反対一色の主張をくつがえして、辺野古移設も選択肢のひとつと容認もありうる判断を示したことも知事の年内判断につながったのではないのか。

 (2)沖縄県連の国会議員たちが選挙公約でもある辺野古移設反対の姿勢を、こうも簡単にひるがえした政治的背景、事情についてはよくわからないし、理解に苦しむが、与党自民党との話し合いの中で外部に知らされない「何」かがあったのか、沖縄返還時の日米密約(secret promise)もあったのだから疑いの目もないことはない自民党すり寄り姿勢だ。

 それは今後の移設問題にからめた事態の展開にあわせて、ないしは知事決定にあわせて徐々にあきらかとなってくるはずであるが、特定秘密保護法が立ちはだかる闇の中の可能性もある。

 (3)沖縄県知事は沖縄振興策の要請の中で、日米地位協定の見直しについて政府に申し入れをした。
 日米地位協定は米軍による沖縄治外法権化を具現化する一方的協定で、これまで沖縄県民が差別と苦渋と忍耐を強いられてきた非人道的取り決めだ。

 県知事は辺野古沖埋め立て判断の最終局面で事態を政府協調に合わせる中で、沖縄県民の自主独立、安全の生活環境を実現する日米地位協定の見直しを政府に求めたものだ。
 米軍普天間飛行場の返還前の調査立ち入り権限を含めて、返還後の同土地再利用の迅速化、計画化、有効利用の促進をはかるものだ。

 (4)目論みどおり政府は辺野古沖埋め立て決定をにらんで、米国政府と交渉に入ることを表明している。
 日米地位協定が見直されることになれば沖縄県民にとっては大きな前進ではあるが、問題は米国側が容易には応じない姿勢であることと、見直し範囲の問題だ。
 沖縄県が主張しているのは、基地内の事前の立ち入り調査権限などの土地再利用、環境基準の政策的問題であって、県民の屈辱的苦痛の人権差別問題には至っていないことだ。

 (5)沖縄県知事は病気治療(足腰の痛み)で入院中だが、日米地位協定の見直しの行方を見定めて埋め立て許認可する場合としない場合の両方の対応準備をするよう県関係者に指示したといわれている。
 県知事は、病床で勝負をかけた思案中(reflecting for fight to the finish)だ。

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漂流する年金。 drifting the annuity

2013-12-21 14:11:39 | 日記
 (1)安倍第一次政権末期に民主党の長妻議員の調査、指摘で社会問題化した年金記録漏れ、データ誤記入などによる年金消滅(disappear the annuity)問題は、その後の民主党政権を経て安倍第二次政権の現在でもいまだに不明年金(5095万件)のうち「40%(2112万件)」が誰のものかわからずに「宙に浮いたまま(hanging in the air)」の状態(厚労省社会保障審議会報告)であることがわかった。

 かけがいのない将来生活設計保障、共助精神性の国民負担をムダにする膨大な数字に驚くとともに、取り返しのつかない当時の厚労省、社会保険庁(事務所)の無能ぶり、無責任さ、使命感のなさをただ実感するばかりだ。

 (2)第一次政権当時の安倍首相は、「私なら年度内で全員解明する。最後の一人まで解決する。」(本人談趣旨)と大言してみせたものだが、即座に首相を辞任して大言約束を果たさないまま冒頭のような現在に至っている。

 現在の安倍首相からは年金記録問題(解決)への言及はまったく聞かれずに、その社会保障、年金問題は2段階の受給減額は先行しても本格的な取り組みは先送りしたままだ。

 (3)政府のわかりにくい社会保障制度の仕組みへの負い目もあってか、過去に勤務経験のある主婦の国民年金保険料支払いが途切れて年金が受給できない事態の問題では、たとえば30年間保険料不払いのところを10年間分の負担で相殺するというようなあきれた対応措置を打ち出して実施して社会批判を浴びて取り消すなど、まったく社会保障政策理念の欠如、不平等、不公平ははなはだしいものがある。

 それではコンプライアンス(compliance)精神のもとに工面しながらも真面目に国民年金保険料を支払い続けてきた善良な国民の善意、義務をどう評価しこれに応えようとするものなのか、比較考察力もない政府機関でこれからの社会保障制度、体制の不安ばかりが募(つの)ることになる。

 (4)少子高年令化社会の到来は、戦後団塊世代の出現、その後の核家族化社会と続いて十分に予測できたことであり、社会保障制度の財源問題は医療とあわせてすでに長期的、計画的、総合的対策が取られてこなければならなかったが、団塊世代の負担財源、社会労働力の潤沢にまかせて無策に過ぎた結果の社会現象(少子高年令化)にかこつけた政府の抑制策、延長策、先送り策で再び団塊世代に負荷を押し付ける緊急避難に追われているだけだ。

 (5)国民投資、負担により強制義務的に支払うだけ支払って、相応、等価の年金が受給できない国民が存在することは、仮に「最後の一人まで解決」できないとすれば、その分(年金不明「40%」の推定積算分)を国民に還元(reduction)すべき方策、方法論を考えるべきだ。
 ただの搾取社会ではダメだ。

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猪瀬アマチュアリズムの本質。 essence of amateurism of inose g.t.m.

2013-12-20 19:50:45 | 日記
 (1)どうにもならない問題で悪戦苦闘して、言い逃れの悪あがきの末に時間切れで猪瀬都知事は辞職に追い込まれた。
 汗をしたたらせての力のない言葉で徳洲会から受け取った5千万円の使途について都議会から追求を受けて答える姿には、背景に事件の全容が透けて見えてそうまでして地位にしがみつくのかと気の毒だった。

 当時副知事で都知事選に立候補を決めていた人物が、仮に本人が言うように個人的にしろ5千万円もの大金を何かとこれまでの選挙で選挙違反のうわさの絶えなかった相手(徳田氏側)から無利子、無担保、無期限で受け取る軽率さは都民の信頼を裏切る行為で、目的、使途、つながり以前に都知事の責任問題はあきらかだった。

 (2)先日、猪瀬さんが彼を後継指名した石原前都知事と会談した際には、「都には服務規定(the public service regulations)があって、利害関係のあるものからお金を受け取ることはできないことになっている」(石原談趣旨)ことからも、徳洲会組織が病院経営で利害関係(東電病院の売却)にある団体ということでこれによると服務規定違反はあきらかだったのだ。

 この石原さんとの会談で猪瀬都知事(g.t.m)は辞任を決意(報道)したといわれており、昨日の辞任会見では政策はともかくも政務はアマチュアだった(報道趣旨)と辞任の弁明をしてみせたが、「アマチュア」とはどういう意味なのか、何を伝えたかったのか、思わず恨み節、本音が漏れたのではないのかと思える。

 (3)都議会からの追求には「記憶にない」でシラを切って、「記憶違い」で二転、三転説明を訂正し、妻がやったこと(趣旨)で責任をあいまいにする手法は、従来のベテラン国会議員が疑惑隠し、追求逃れで使う常套手段であって、今回の猪瀬都知事の都総務会での釈明説明ではそのオンパレードであった。

 無駄な抵抗の中にでもそういう常套手法を言い逃れで真似たことが「アマチュア」だったのか、そういう追求から目算どおり逃れることができなかったのが「アマチュア」発言だったのか。後者の「本音」が思わず無念として漏れたのではないのか。

 (4)近年の首長選挙は、たとえば国会議員あがりの候補者よりも政治にシロウトでも知名度の高い古い政治体制にしがらみのない候補者に支持が、特に構成比率の高く影響力のある無党派層有権者の支持が集まる選択傾向にある。

 そういう意味では政治的アマチュアリズム(political amateurrism)は選択者(有権者)の意向でもあったのだ。
 あえて「アマチュア」発言で、経験のなさで自らの疑惑責任の所在(やむを得なさ、足りなさ)を説明したのは、圧倒的支持で都知事に選ばれたものとしての随分見識に外れたみっともない言い逃れでしかなかった。

 (5)これでは都政、都知事は務まらない。今日の新聞紙面は、猪瀬前都知事(辞表を提出したので)の「人となり」をいつも幹部職員をしっ責し(どなり)、政策提言もワンマンだったと評しているが、これが順風満帆の時なら強いリーダーシップでトップダウン方式ともてはやされるもでもあり、この期に及んで揶揄(やゆ)するばかりでなくもっと在任中から公平で公正なメディア評価、指摘がなされるべきことだった。

 猪瀬都知事の辞任表明を受けて、地検特捜部はこの問題で捜査に乗り出す。本格的な事件解明はこれからだ。

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