サブカルチャーマシンガン

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【夜公演】marble LiveTour2015『キミと僕の扉』@吉祥寺 STAR PINE’S CAFE 15.2.15

2015-02-17 | LIVE
                           
marble活動休止前最後のワンマンに行って来ました。








という訳で夜公演のレポートでございます
これが正真正銘活動休止前としては最後のライブ・・・ですね
正直な話、後述もしますが活動休止前まで精力的に活動されてたので
あんまり実感という実感がなかったんですが今更もうしばらくは観れないんだよな。と寂しい気持ちになっています
それくらいmarbleのライブって常に楽しくて常に盛りだくさんでしたしセトリも毎回変わってたんですよね

よく音源とライブで声量が~みたいな常套句を見かけますがmiccoさんの場合は生のがむしろ声が出ていて、
すっごく聴いてて気持ちが良かったですし歌の上手さや表情を直に感じる時間がとても恍惚的で
菊池さんのギターはいつも情感に満ちていてまるで歌を歌ってるかのようなギターでした
で、この夜は二人ともそれが爆発して正にピークを刻んでいたかな、と
marbleのライブに通い始めて結構経ちますけど、
正直この夜が最高傑作だったのでは・・・とか勢いでもなく思える程度には素晴らしいワンマンライブだったと思います

それ故、終わってからは妙な喪失感と“何か”が終わってしまった感覚に駆られてしまいましたが
それもまたmarbleが「残したもの」なんだと個人的には感じられました
違う見方をすればそれくらい大きなものを残して来た、とも言える
今はそのありがたさ、思い出の質量に感謝しつつ
活動休止前最後のワンマンライブのレポートを一人のただのファンとして残しておきたいと思います
昼公演のレポも書いたので併せて読むとやっぱ長いんですけど(笑 まあそこは思いの丈、って事で勘弁して下さればこれ幸いです。


ちなみに自分がブログを始める前・・・
前身ブログですが6年前だったんですけど、そのちょうど数週間前にmarbleのワンマンライブに行ってまして
それがすごく良かったんですよ。「すごく良かった」って書くと単純過ぎますけど、本当にそういう言い方が似合うようなライブだったんですね
でも当時はブログやってなくて精々尼さんでレビュー書いてるくらいだったのでレポの発表の場所がなく
ただ、どうしても「そういう気持ち」を吐き出す場所が必要だなあ。とその時強く感じたので
後々それも理由に含めてブログを始める事にしたのでした
以上は裏話ですが、
要するに、個人的にブログ活動を始めるきっかけの一つがmarbleの心から気持ち良いと思える最高のライブを観たから・・・って話ですね
だから、そういう意味でもmarbleのお二人には感謝しているのです。
他にも理由はあったんですが、後押しとして実際に開設する原動力の内の一つでしたから。

marbleのライブレポを書き続けていて後々きょむりんさんという沢山コメントをくれる方に出会い、
それがきっかけで色々な出会いにも恵まれました
非常に有り難い話ですが演者本人に読んでもらう機会も多々ありました
ワンマンライブだけでなく、インストアにもちょくちょく行ってたりと「思い出探し」をすればポンポン浮かんでくるレベルです
ただ、それくらいmarbleの音楽が純粋に大好きだったし、ただただ夢中だった。それは今も全く変わらないですね。
ただ変わらないんじゃなく、その前に「全く」を付けて下さい(笑
(余談ですが先日「白と黒」の感想も書いたんでよかったら読んでね)

この毎回書いてるライブレポで様々な経験をさせてもらいました
その一つ一つが自分にとっては掛け替えのないものであり「宝」であります
それを生み出し続けてくれたmarble、そしてサポートの方々には改めて深く感謝ですね。














一曲目は二人のシンプルな弾き語りで「凛」、
そして「流星レコード」と昼公演と同じ選曲ながらスタイルを変えるという粋な計らいでスタート。
miccoさんが菊池さんを見て「今一瞬、なぎら健壱さんかと思った(笑)」と早速場を(結果的に)和ませつつ
バンドセットによる「violet」は、昼とはまた違って海沿いのカフェで聴いているような気分になりました
今にも潮の音が聴こえてきそうな独特の雰囲気に陶酔しつつ、
やっぱり「踏みにじられたプライドもズタズタになって投げ捨てた」ってフレーズに胸が熱くなった「smile」、
より一層ナチュラル&ピュアに弾けた大好きな「空中迷路」と堪らない流れが続く

デビュー曲「芽生えドライブ」は夜公演ではバンドセットで披露、
このメンバーでは随一じゃなかろうかと思えるほどの小気味良い演奏にカタルシスをもらう
演奏の流れがより磨き上げられたなあ、という印象も持てたオーガニックポップ感満載の最高の「芽生えドライブ」でした
間奏の思い切り歌ってる様なギターの音色も素晴らしく音源以上の世界観を聴かせてくれたと思います。


久々の「それだけ」は・・・とにかく凄かったですね
祈りにも似た、切実で儚さただよう“美しさ”に満ち溢れた歌声と佇まい
ある種神々しくもあったんですがそれに加えて演奏のジェット感、迫力が圧倒的で
この曲の魅力を再現する為に相当尽力されたんだろうな~ってのがまじまじと伝わって来てそれにもグッと来ました
繊細でありながら力強さも感じさせるボーカル、それを支えるかのようにシリアスに鳴らし続けるギターの音色・・・
やっぱり、この二人でしか、もっと言っちゃえばこのメンバーで「しか」生まれ得ないセンスがあり
この「それだけ」は特にそれを強く感じてしまった楽曲でしたね
ある意味限りなく“marbleらしい”演奏と歌だったんじゃないかな・・・と今はそんな風に思いますね。絶品でした。

そのテンションを引き摺ったまま涙目で歌われた「アネモネ」は昼の心地良い疾走感とはまた違った感触がありました
より感情的に、よりドラマティックに歌われるフレーズの数々に胸を熱くしながら、
続く「宝石」もまたそのテンションが持続していて
正直ジーンと来たし
これ以上ないくらいに“エモい”流れに握り拳すら作ってしまうくらい滾ってしまいました
ちなみに両方ともmiccoさんが作曲された曲なのでその意味でもmiccoさんのパーソナルな感情を如実に感じられた気もしましたね。
何か“決意”のようなものをまざまざと感じさせるパートだったかと。それもまた心に残りました。


その流れで多幸感溢れる「ゆらり、ふわり、君となら」という構成もまた粋で良かったですねえ
完全にロック・モードに移行した事を告げる「朝はやってくる、short filmのように。」はバッキバキの演奏にノリノリのギターサウンドが炸裂
思わずクラップでなくヘドバンしたくなるレベルでもう最高に汗を掻かせて頂きました(笑 めっちゃ気持ち良かった。
益々歌声に熱量を帯びた「星屑tears」に
より強い一体感を演出した「いつか明ける空へ」、
菊池さんのフレキシブルなギターリフも恍惚的で素晴らしかった

ダンサブルな音像に魅了された「青空loop」、間奏のPatさんのキーボードのフレーズがやたら美しくツボでした
この曲miccoさん印の超キャッチーなメロディも最高なんですが写実的な歌詞も初めて聴いた時から大好きなんですよね
そんな事を思い出しながら「空中迷路」にも劣らないくらい大好きで思い入れ深い曲を何度も聴けて幸せでした。
「水彩キャンディー」はまたもバンド演奏のグルーヴ感が凄まじく興奮出来る仕上がり、
ポップさと儚さ入り混じる作中観も強く光っててのめり込んで聴けました

「白と黒」を逞しく響かせつつ、
定番であり鉄板曲でもある「Lingering Fizz」だったんですが、
これがもう、もう・・・!!って感じでね
これが、もうっ!でした(笑
(感想になってない?)

いや、なんというか、東京で、いや、日本でここが一番熱いんじゃないか・・・とか
そんな事を考えてしまうくらいに一体感を越えて突き抜けた矢のようなエネルギーをまざまざと感じさせるパンキッシュな仕上がり
怒号のような歌声と賑やかな歓声が入り混じり、歌う前から感涙しているmiccoさんの姿を観て
「本当にこの方はライブ、みんなで歌う事が大好きだったんだな。」と
観てるこっちまでグッと来てしまう一曲でした

あの涙・・・
あの涙にmiccoさんの想いの総てが詰まっているような気さえしました
「幸せは星の上」での涙もいつもグッと来ますけど、こういうみんなで盛り上がるタイプの曲で流す涙は
それだけライブで一緒の高揚、興奮を共有する事が楽しくて嬉しくて、でもそれが最後だから寂しくもあって・・・
とmiccoさんの生々しい感情が直に伝わって来るようで個人的にはこの日その後のパンクスのような盛り上がりも含めてベストだったんじゃないかな、と
自分も叫んで、跳ねて、ただ思うがままに盛り上がって、息切れして、それでもこの瞬間を全力で楽しみたくて、、、必死でした。
でも、そんな必死な感覚でさえなんだか楽しくて心地良かったのです。そんな音楽体験は滅多に出来る事ではない。

今 夢の花が咲く


この歌詞があまりにもあの時あの状況にフィットしているかのように感じられて
聴いててちょっと泣きそうになってしまいましたね
あの熱狂、狂騒にも似たテンション、それが生み出す唯一無二の音楽的オルガズム・・・
前述のように一体感を越えて矢のような、或いは稲妻のようなエネルギーを生み出してしまったあの空間の熱量は
今もこれからもきっと忘れないでしょうし、この日この夜この曲で生んだこの凄まじい熱気を糧にしてこれからもお二人頑張って欲しいな、と
そんな風にも感じてしまったくらい歴代最高の「Lingering Fizz」だった、と個人的に言い切ってしまいたいですね。
この曲はmiccoさんがよりライブで盛り上がる曲を演りたくて作曲された曲だったと思うのでその分ハンパない思い入れの強さを感じてしまいました。

この楽曲で魅せてくれた景色の数々は忘れられません。そして、その中でもこの夜のは最たるクオリティでした。お客さんにも感謝ですよ。本当にね。


最後の「さくらさくら咲く」は実は曲の入りの時にmiccoさんが「幸せは星の上」と間違えて、前置きをしちゃってたんですけど(笑
でも曲が始まったらそんなのお構いなしに湧き上がるoioiコールに突き上がる拳でまたしてもパンクバンドのライブの如くアガっていく会場のボルテージ!
お客さんの興奮の度合いも凄まじい事になってた本編のクライマックスは最高のテンションで〆、
力強く勢いにも溢れた素晴らしいラストに仕上がってました。拍手。


アンコールではこれまた懐かしの「旋律の彼方」ですよ
初めて観に行ったライブでも演奏してた曲なんで個人的に相当感傷まみれでしたよ
ザクザクと小気味良いリフもクールな雰囲気もめっちゃ気持ち良くてもう最高でした
サビのグッドメロディと伸びやかな歌声もまたカタルシスに拍車を掛けてくれましたね。

涙をこらえながら、時に涙を流しながら歌われた「幸せは星の上」は相応にグッと来る仕上がり、
だけど、ダブルアンコールで弾き語りで聴かせてくれた貴重な「夢ぐも」は
そういうテンションを払拭するかのように
明るくて、
さわやかで、
そして一つやり切って前に進もうとする二人の“潔さ”に満ちていて胸を打たれました


待ち合わせはまだ先へ

最後にこの曲を選んだ意図はすぐに伝わって来ました
それと同時に本当にラストに演奏するにはこれ以上ないくらい相応しい、
それも「活動休止」って事柄を象徴するような一曲にも聴こえてそれもまたグッと来ましたね
アコースティックだと剥き出しのメロディがまた新鮮でこの曲が持つ地力の良さも伝わる演奏と歌だったかと
このダブルアンコールの選曲も含めて完璧に近い印象のワンマンだったと思います。
改めて、素敵な一夜を本当にありがとうございました!!













セットリスト
1.凛
2.流星レコード
3.violet
4.smile
5.空中迷路
6.芽生えドライブ
7.それだけ
8.アネモネ
9.宝石
10.ゆらり、ふわり、君となら
11.朝はやってくる、short filmのように。
12.星屑tears
13.いつか明ける空へ
14.青空loop
15.水彩キャンディー
16.白と黒
17.Lingering Fizz
18.さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~

アンコール
19.旋律の彼方
20.幸せは星の上

ダブルアンコール
21.夢ぐも










ハイライトは「それだけ」「宝石」「朝はやってくる、short filmのように。」「Lingering Fizz」あたりですかね
ハイライトとはまたちょっと違うけどアンコールで披露した曲もどれも素晴らしかった
もっと言っちゃえばほぼほぼ一曲一曲がハイライトみたいなライブでした(笑
最後の「夢ぐも」も選曲にすら意志が込められてる様に感じられて本当に素敵でねー・・・。

一言で書くならば正に「全身全霊」って言葉が似合うライブでした。
少なくとも、いちファンとしてmarbleのお二人もサポートの方々もきれいに美しくエネルギッシュに“全力”をステージの上で表現してくれたと思います
それが何より素晴らしくて、尊いなあって思えました。
冒頭に寂しいって書いたけど、その寂しさをしばらくは払拭してくれる熱量が確かにあったライブだったとも思う。
寂しい気持ちがないって書けばウソになるけど、でもこの日の思い出を思い出せば何度だって心が温まる感覚があるのもまた事実。
それを抱いて、これからもいちファンとして過ごして行こう、って思います。
改めてここまで読んでくれた方、ありがとうございました。まるで記念碑のようなライブでしたね。


marbleは活動休止を発表する年にも精力的にライブ活動を続けてたり、
新しい企画を打ち出したりと最後まで創作のエネルギーをファンに感じさせ続けたユニットだったと思います
それ故に活動休止を告知された時は個人的には前述の通りちょっと実感が沸かなかったんですけど
でもmarbleの音楽、ライブに触れた方なら二人の個性によるユニットの面白さ、
そして息の合った演奏の温か味は知っているはずです
あの空間が素晴らしい事も
だから、心配しなくてもきっと大丈夫。-なんて書くと楽観的かつ無責任な感じですけどね(笑
でも長年ライブに通い続けたからこそ得られた感覚でもあります。後はその感覚を信じて待つだけ、ですね。
あくまで「活動休止」でもあるので同志の方はこれからもmarbleの音楽を聴き続けてお二人を是非応援して頂ければとても嬉しいです。

そう、菊池さんのソロユニットcosmonも
miccoさんのソロのワンマンも実は既に決まってて「次」はもう始まっているのです
今は、素直にそれぞれの活動に期待したいですし実際に足も運ぶつもりでいます
marbleというホームを飛び出した二人の旅立ちに想いを馳せつつ、いつか帰って来る事にも期待しながら
当レポートを締めようかな、と。では最後はこの言葉を贈りたいと思います。



marble、大好き!!














サトジュン夫妻からのお花。「ARIA」の映画観に行きますよ。
他にもいっぱいお花が届いててそれを眺めるのも楽しかったですねえ。




【昼公演】marble LiveTour2015『キミと僕の扉』@吉祥寺 STAR PINE’S CAFE 15.2.15

2015-02-17 | LIVE
                             
marbleの活動休止前最後のワンマンライブ、その昼公演に行って来ました。







まあ、昼公演に~っていうか、夜公演も普通に観たんですが(笑
全公演がリクエストライブである、という性質上やっぱ昼も夜も観たかった訳なんですね
観る前から昼夜演るって事は多分40曲以上歌うって事でもあるから喉の心配も頭の隅にあったんですが
むしろ歌えば歌う程声にハリが出ていて正直miccoさんのボーカリストとしてのパワフルさも感じられた一日でした
しかも昼夜の間隔もそんなに開けてなかったですからねえ、プロフェッショナルの凄みを体感させて頂いた・・・と書くと
持ち上げ過ぎとか思われる危険性もありますが本当にそう感じてたんだからこればっかりは仕方ないですよね

この日が「旅立ちの日」、格好良い言い回しをすればそういう表現が出来る訳ですけど
この昼公演は、センチさもノスタルジーもなくただただ格好の良い“今の”marbleがそこに居た、、、って印象ですね自分の中では。
バンドサウンドの磨かれっぷり、息の合った演奏、より一体感を強く感じさせる雰囲気と
サポートメンバーという括りでありながら、それをあまり感じさせないような「バンド感」に満ちていたなあと。

それはつまり、現体制でのピークポイントを確かに刻めたライブであったという事であり
ある種の到達感、達成感なんかもいちファンとしてひしひしと感じていたので
そういう意味では最後に相応しいようなライブだったんじゃないかと
勿論寂しい気持ちもありますが、
それ以上に「いいものを観れた」という気持ちの方がこの昼も夜も個人的には大きかったですね
恐らくは相当の練習量を積んだんじゃないかなあ、と予測させる程度にはよりブラッシュアップされたバンド演奏を楽しむ事が出来ました。
最高でしたね。






ええと、実は吉祥寺に行くのは初めてでした
ただ、行き方は千葉駅から一本で行けるという事を随分前から知っていたので
その意味じゃ楽っちゃあ楽でした
その意味では楽でしたけど実際に乗ってみるとちょっと乗車時間が長く感じたというか
「まだ着かないんだ」って電車に揺られながらちょくちょく感じました、が、この日は晴天だったので
眠るにはとっても適した心地であり実際何故か前日は緊張してあまり眠れなかったのである意味プラスでもありました
2本参加が決まってた為栄養ドリンクを飲んで会場に向かう、そして無事到着。
駅から割と近い場所にあり会場内の装飾も雰囲気も音も“良い”な、と入ってすぐに思えました
marbleとしては初めての会場、との事でしたが逆にこんなにmarbleにピッタリな会場で今まで演ってなかったのが不思議に感じた程です
昼夜ともにソールドだったので人はパンパンでしたがそれもまた活動休止前最後のワンマンとしては最良だったんじゃないかと。


出て来て、歌う前にmiccoさんの表情を見ると相当張り詰めたような表情をしていて
それだけでもこの日のライブに向かう姿勢が伝わって来るようでした(誇張とかじゃなくね)
一曲目は「つつまれて」、歌詞の作中観に引き込まれる相応に感情の籠った歌唱をまずは響かせる
そしてデビュー曲である「芽生えドライブ」をこれまたシリアスに歌いあげるところからライブはスタートして行きました
神戸も、そして夜もそうだったんですが今ツアーでは2人によるシンプルな弾き語りから始まってどんどんと熱量を帯びていく
そういうオリジナリティのある構成を貫いていたのも印象的でしたね。

バンドセットで聴いたのは随分久しぶりだった「violet」、神戸でこの曲の弾き語りから始まったのも素晴らしかったですが
バンド演奏でのまるでどこかの趣のあるバーで飲んでる情景を彷彿させるようなムーディさと温かさも劣らずに最高でした
ゆらゆらと横揺れ出来るような雰囲気もまたとっても心地良かったですね
ドラマティックに「smile」、
そして祈りにも似た歌を響かせた「空中迷路」は自分がリクエストに挙げた曲でもあるので余計に自分の中で盛り上がる
限りなく純朴な演奏もまたmarbleのストロングポイント出まくりで音楽的な快適さを感じました。
正にナチュラル・ミュージックという形容が相応しい無添加っぷりでしたね。


「アネモネ」「流星レコード」は共に今までになくドライブ感、疾走感に溢れる演奏に仕上がっていて
そのより磨き上げられた演奏の妙に本当に聴いていて気分を高揚させられました
ビビッドかつスタイリッシュな格好良さを感じさせ、
更にバンドメンバーの息もピッタリで熟練さ加減も鮮烈だったかと
正直サポート含む5人の演奏力、息の良さは回数を重ねる度により高まっていった印象なので
その意味では若干「惜しいな。」とも思ったんですけど(笑 でも案外そういう気持ちこそ大事なのかもしれないですね。

力強く伸びやかに「星屑tears」、
そして丁寧に愛情を込めて「凛」とニンマリする流れ
一緒にサビを歌う二人のデュオっぷりがとても素敵でした
アウトロのPatさんのふわっとしたキーボードの音色もまた心地良かったなあ。

やっぱりグッドメロディが光っていた「ゆらり、ふわり、君となら」
菊池さんのギターやバンドのアンサンブルに良い意味で“余裕”“遊び”が感じられたみずみずしくて格好良い「初恋limited」、
この曲を聴くと5周年ライブを思い出す「いつか明ける空へ」など歴代の想いが詰まった楽曲の連発
インディーズ時代、初期、中期、後期と全体的にバランスの良いセトリだなあ、と


「朝はやってくる、short filmのように。」からは一転してロック・モード
続く「白と黒」は照明の格好良さも印象的で柔らかさとは対照的なバシッと決まったmarbleサウンドを提唱、
そしてこれまた思い出深い「青空loop」は歌詞も美しく歌われていてバッチリな仕上がり
バンドのグルーヴ感に満ちた「水彩キャンディー」もまた心地良い高揚感があり、
一体感を含んだ鉄板の「Lingering Fizz」では2階席にまでマイクを持って歌いに行くテンションでもってピークを刻む事に成功
夜はもうちょっと違う感触だったんですが、昼はもう単純にただただバンドとして完成されてる印象のmarbleにただただ酔いしれるような雰囲気が個人的にあった
それもまた昼夜見る事を選択したメリットだったのかなあ、と今になっては強く思いますね。

本編最後の「幸せは星の上」では最後のサビの絶唱が兎角素晴らしかった
一番大切なものはこの胸の中にある。
あなたがどんなに迷っても、
悩んでも、
苦しんだとしても
最初から「それ」は自分の中に存在していて
ただ、不安や寂しさが胸をかすめる、それだけの事
でもふと感じればその胸の中に“本当”は眠っている
だから、大丈夫、
なぜならば一番大切なものははじめからあなたの胸の中にあるのだから。

・・・以前も気持ち的に助けられた経験のある曲なんで余計にグッと来ましたね
あの絶唱はただ単に声が大きい、迫力があった。とかそういう表面的な部分以外の・・・もっと深い感情を受けるような歌唱でした
ファンに対するメッセージのようであり、miccoさんがmiccoさん自身に歌ってるような切実さも感じられましたね。
昼公演は今のmarbleのバンドサウンド、バンドメンバーの素晴らしさを感じさせる公演でしたけど
この曲だけは感傷をくすぐってくれる趣が確かに存在していた・・・と思います


アンコールではこれまたいつぶりだろう?って思った「幸せは365日」
これがまたすっごいナチュラルで、カラッと乾いた音像が気持ち良すぎて最高でしたね(笑
正にお昼のライブで演奏するにはピッタリの選曲だったと言えるでしょう
聴いててウキウキしちゃうような一曲でした
そしてみんなで盛り上がるように「さくらさくら咲く」を歌って昼公演は終了。・・・かと思いきやダブルアンコールに弾き語りで登場
「サイダー水に浮かんで消えた。」だったんですが、最後に“でも楽しいよ”ってフレーズを付け加えるサービスっぷりがとても素敵でした
音的にも洗練された艶やかさがあってとっても心地良いダブルアンコールだったと思います
個人的にこの曲大好きなんで休止前最後のワンマンで聴けて良かった。
ありがとうございました。











セットリスト
1.つつまれて
2.芽生えドライブ
3.violet
4.smile
5.空中迷路
6.アネモネ
7.流星レコード
8.星屑tears
9.凛
10.ゆらり、ふわり、君となら
11.初恋limited
12.いつか明ける空へ
13.朝はやってくる、short filmのように。
14.白と黒
15.青空loop
16.水彩キャンディー
17.Lingering Fizz
18.幸せは星の上~旅の途中、空を見上げて~

アンコール
19.幸せは365日
20.さくらさくら咲く~あの日空を待つ 君と同じで~

ダブルアンコール
21.サイダー水に浮かんで消えた。











この昼公演でしか聴けなかった曲は思い入れのある曲ばっかりでそれだけでも最高だったんですが、
「白と黒」では正に凛とした格好良さを放っていた二人、メンバーの姿が印象的だったり
「アネモネ」「流星レコード」の音源以上の疾走感が気持ち良かったり、
「violet」「凛」ではまた違ったムーディさ、音の柔らかさで魅了してくれたりすごく表情豊かなライブだったなあ、と個人的に感じられて
それがより最高だったなって今振りかえって素直にそう思います。
大好きな「空中迷路」も限りなくナチュラルな音像で聴けたしもう言う事なし、ですね。

そしてレポートは夜公演に続きます。そちらもよろしければ、是非!