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新しい夜凪景。/アクタージュ 第57話「見学者」 感想(週刊少年ジャンプ2019年16号)

2019-03-18 | アクタージュ
今週はセンターカラーでした。




正直な話、
今週はカラー扉を見ただけで持ってかれました
あまりに凛々しく、
あまりにハッとする美少女・・・
これがヒロインではなく、「主人公」という事実に胸が震えました
明らかに“ジャンプ漫画の主人公”とは思えないその容姿、その雰囲気、
だけど、実際にこの娘が美しく輝いて道を切り開いている・・・っていう、
それだけでこの漫画がどれだけ斬新で凄いことをしてるのか?というのがよく分かりますよね
そもそも、昔のジャンプは型にハマったような作品のが逆に少なかった、、、と思うと、
逆にある意味どのジャンプ漫画よりもジャンプ漫画してるような気もするから不思議です
いつの間にか、
誰よりも清廉とした美少女に感じて今のジャンプで一番好きなキャラになっていた夜凪景
今週はそんな景ちゃんの「成長」を如実に描いていた話数でもありました。







正直、
初期の夜凪景はどちらかと言えば自分主体で動くことは少なかったように思う
それが、今週はむしろ自分が吉岡くんをリードして「学生の力だけで」良い映画を撮ろうと邁進している・・・
そんな事実が頼もしいですし、結構これまでは、、、怒られたりダメ出しが多かったんで(笑
いや、それはそれで乗り越えたカタルシスに魅せられて来たんですけど、
そうやって色々気付きを経た分、
ちょっとずつ経験を応用して主人公らしく場を引っ張っていいとこ見せてくれてんのが最高に気持ちが良いんですよね
結構不用意に来たアキラを怒ってるシーンとか(笑)、芸能人の手助けは借りない、と宣言するシーンとか、
あくまで学生の部活動である。ということに自覚的になっている行動原理が読んでて格好良かった
なんか、凄く美人で可愛くてスタイルも良い理想の女の子だけど、
憧れてしまうような主人公性も持っている・・・
というのがやっぱり新しいですね
実際、夜凪景のようなジャンプ主人公はほぼ初めてと言っていいはず。

んで、久々のアキラとの絡みも良かった・・・!
個人的にアキラ、イケメンだけどウブな感じもあって大好きなんで(笑
そして正直「ぷい」のところの夜凪ちゃんには相当悶えましたね
相変わらず熱愛を茶化されてんの含めてニマニマ出来ました。
いじける夜凪ちゃんも可愛い!
「お客さんでいて欲しい」って気持ちも分かるしね。







んで、
人が多すぎて撮影が出来ないのを、
恐怖の演技でどかして見せた作劇は圧巻でした
正直な話、読んでる自分すら騙されちゃったくらい・・・
冷静に考えれば、
撮影したいのは静謐としたシーンなのにホラーみたいになってる時点で気付けよ!って話なんですが(笑
でもなんか見開きの構図が本当にそれっぽくて一瞬騙されちゃったんですよね

というか、
この作劇は今の世相も組み込んだ方法論で演出されてるんで、
多少ハッタリ要素はありつつもどこか説得力もあるんですよね・・・。
それがまた凄いっていうか、
夜凪景の才能の恐ろしさを垣間見たっていうか。

しかも、
お願いしてもどいてくれなかった(野次馬してた)人たちに対するちょっとしたお仕置きにもなってるのがまたイイですね
色々な意味で巧過ぎて正直感心してしまった、というのが個人的な本音ではありますが、
こういうジャンプっぽい部分もきちんと挿入しているセンスもまた良いんでしょうね
また、その後の景ちゃんの美しさを撮るシーンがまた素晴らしかったです
本当に凛とした清廉な美少女そのもの・・・で、
その前の恐怖の演技すら寂しさに変えて演技していたようなセンスもまた絶妙でした







そんで、
そんな演技の後の景ちゃんも良かったです
あまりに迫真の演技をし過ぎて潜り過ぎてしまった・・・かのようにも見えましたが、
役者ではない友人の前でみっともない姿を見せない為に、
「ちゃんと頑張る」為に、
しっかりと自分を戻してみせた責任感、、、こそ、
今回最も“夜凪景の成長”を如実に感じる事が出来て読んでて嬉しい気分になりましたね
そして、そんな風に自分を鼓舞して「むぎゅ」ってなってる景ちゃんがあまりにも可愛過ぎた・・・!笑


なんでしょうね、
夜凪景ちゃん、
どんどんきれいになっていくし、
どんどん可愛くなってくし、
どんどん表情豊かになってるし、
どんどん頼れるようになってるし・・・で、
正直今のアクタージュは前にも輪を掛けて面白く感じます
それは作品として幸福なことですよね
今回のからくりに気付いたひなちゃんの心境の変遷・・・にも期待です!








個人的に吉岡くんは将来夜凪ちゃんと同じ現場で仕事しそうな予感もしますねえ。