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嫉妬の炎。/アクタージュ 第75話「花子の絵」 感想(週刊少年ジャンプ2019年35号)

2019-07-31 | アクタージュ








キャンバスに各々の絵を描いて、
その適正を見極めよう。という話
正直、思った以上に奇天烈な回答がなかった・・・というか、
ある意味各々の混ざりあいを生業とする役者としては当然の結果だったのかもしれない
個人的に武光くんがバランサータイプなのはデスアイランドの面接の時点でそうだろうなあ。って感じですけど(笑







分かった風な口を聴いちゃうかもしれないですけど、
花子さんが炎というのも分かるんですよね
恐らく、
自己顕示欲が強いタイプで
自身の評価だったり見え方に納得がいってないタイプで、
それがああいう絵に表れてるんだろうなあ、、、って個人的には思います

というか、
本音を言えば誰もが炎なんでしょうけど、
結局周りの目だったり調和を考えてああなってるのもあるんだと思う
でも、演出である花子さんは「それ」を考慮する必要がない・・・
そんな彼女の“煮え滾る情熱”をみんなで表現する、
といういい具合にピースがハマった話だったかと







一方、
千世子は更にレベルアップした夜凪ちゃんにどう勝つか考えていた
そう、確かに、夜凪ちゃんっぽい事は技術でどうにか出来ても、
それは夜凪ちゃんのコピーだと思うんですよね
千世子には、千世子の良さがある・・・
「それ」を見出す事が先決なんだと思います

千世子の良さは、徹底された自己プロデュース、だけど、それじゃあいずれナチュラルな夜凪ちゃんの演技に負ける
実際、陸も居る前でその圧倒的なセンスを見せつけられて安心出来るような状況ではない
でも、千世子の「本当の良さ」はきっと千世子の中にしかないはずなんですよね
墨字さんもきっとタダでは負けない、
その努力と過程も個人的に楽しみにしています!









しかし、
一人で自分自身の「芸術」に向き合っていた花子さんが、
みんなで一つの「芸術」に向かう様子はとっても強いカタルシスがあって良かったです
花子さん自身も、色々な意味で学べそうな公演になりそうで楽しみです
そして陸という絶対正義を上回れるとしたらやっぱ演出の差だと思います。

ただ、
なんでしょう、
自分自身も(規模は違えど)いち表現者のはしくれとして、
花子さんみたいな気持ちは分かるんだよなあ~。
ある意味あれはあれで健全だと思います。
個人的には。