先週の土曜日、シシャモのライブへ。
シシャモのベスト盤を記念してのアリーナライブ、
たまアリは2回目ですけど、バンドを観に来るのは初めてでした
しかも完全な3ピースのロックバンド・・・!という事で、
正直観る前から色々とワクワクしてたんですが
個人的にライブ自体も数か月ぶり?とかだったんで(それはそれでどうなんだ笑)、
それも含めて無性にテンションが上がってた一日だったように思います
シシャモ、去年あたりから大好きで愛聴してますけど、
たまアリを埋めるくらいの集客力あるんだ。。というのをこの日知りました
自分が観た限りソールドか?って思うくらい埋まってたのを観て、
このご時世に3ピースでここまでやるとは・・・という感動に近いものがありましたね
それも決して派手じゃない、シンプルな味わいのロックバンドでここまで出来るのは流石です
ちゃんと曲を聴かせる系のバンドで客層も凄く大人しくて、、、それも加味して心地良い空間でした
なんでしょう、いわゆる盛り上がりたいだけ~って感じの人がほぼいないように見えたのが凄かった
今どきこんな真面目なロックバンドがちゃんとポピュラリティを得ている、それだけで胸が熱くなる一夜でしたね。
しかし、
たまアリ、デカい。。
この日の為にわくわくエリアっていう
フードコート、グッズゾーン、独自企画が集まったエリアが用意されていて、
ワンマンなのにある意味フェス的な空気が漂ってたのが面白くてまず良かったですね
「OH!」が爽のタイアップを得たからか、爽が無料配布されてて、それで小腹を膨らませたりしてました・・・笑
ただ物販が売り切れるのが早くてTシャツが全部売り切れていた(!)のにはビックリしました
ちょっと欲しかったな。。と思いつつ、
まあ通販もやってるのでそこでカバーするかな、と。
席自体は2階の微妙に遠いエリアでしたが、
大型ビジョンもあったんでそれなりに楽しく観れました
Theピーズの音楽が流れる中、定刻から15分くらい経った時にライブはスタート
1曲目は代表曲である「恋する」、
あのだだっぴろい空間でシンプルで心地良いギターリフが響いてる時点で気持ち良かったですね・・・笑
そこから「ねぇ、」「僕に彼女が出来たんだ」とロックモードの楽曲でガンガン攻めていく
これまたライブでは定番の「きっとあの漫画のせい」、
シシャモのライブに行くのはこれで都合3度目ですが、
毎回演奏してるんである意味これもベストに入っててもおかしくない曲ですね
この曲は、「笑わせないでよ」の部分が完全に作中の登場人物に成り切って演技的に歌われてたので
正直そこでゾクッと来たというか、やっぱシシャモ格好良いよなあ、、、って実直に感じてしまいました
そして若干歌詞に感情移入しつつ。。
盛り上がる人気曲「タオル」で一つになる感覚を楽しみつつ、
朝子さんのギターソロの破壊力も凄かった「BYE BYE」と屈指の名曲を連発していく
この曲は個人的に歌詞が凄い好きなのもあってこういう広い会場で聴くと堪らなかったですね
ちょっと自分の中のストレスが緩和される感覚があるというか・・・
オルタナちっくな演奏も気持ち良かった
狂気にも満ちた愛を歌う「君の大事にしてるもの」はロックショウ的な雰囲気もあって良かった
しっとりとした「夏の恋人」はやはり丁寧なメロディラインが好きだなと思った
更に「夢で逢う」と精神的に堪らない(笑)楽曲を連発、
センチメンタルな世界観を構築しつつ、
中央のステージに移動してアコースティック・モードに突入
新曲はこれまたメロディラインがきれいな曲で聴いてて素直にウットリ出来た
名曲「熱帯夜」はムードと相俟ってほっこりしつつも妙にさわやかな出来栄えだったのが快感だった
ど真ん中のバラッド「恋」と聴かせる楽曲を大舞台でしっかりと聴かせつつ、
何気に毎回聴いている「ロマンチックに恋して」とアコースティックに相応しい曲ばかりでとても楽しかった
バンドに戻って、
一気に空気が開けたように「水色の日々」、
個人的にはこの構成も色々と上手いな~と思いつつ、
好きになったきっかけの曲でもあったのでキラキラと響いてたのが本当に嬉しかった
そこから、
思い入れの強い「ほら、笑ってる」では、
正直ちょっと泣いてしまった・・・この曲、3度目の参加にして初めて聴けたんですけど
まずバンドアレンジでやってくれたのが嬉しかったし、歌詞が沁みて沁みて堪らなかった
それと予想以上にどっしりとした演奏ときれいな生歌が心地良くてそれもまた大きかったですね
この曲は生で聴くと朝子さんの魂が伝わってくるような出来栄えにも感じたので、
是非今後のライブでも聴きたい・・・!と強く感じてしまった
ライブ映えに関しては想定以上に映えてたようにも思った
派手さよりも、
胸にずしりと響く感じ、、、がとても良かった
そして、やっぱりロックバンド然とした歌詞だとも強く思った。。
最近自分に自信を失くしてたのもあって余計に泣けてしまったのかもしれない。
兎角、この曲を生で、しかも3万人規模の箱で聴けて本当に良かった。。
ヘッドセットを使用して3曲、
ギターを弾きながら縦横無尽に駆け回る朝子さんは格好良かったし、
松岡さんとのコンビネーションも良かった
でも吉川さんもちゃんとドラムソロのパートで目立っててそういうトコも良かったです
そういえば吉川さん、男に間違われたエピソードなどこの日もMCキレッキレで面白かった・・・笑
今どきのロックバンドとは思えないくらい泥臭い歌詞の「OH!」、
男の哀愁を歌った「量産型彼氏」と名曲を連発、
「量産型彼氏」は「あ~あああ~」の部分をみんなでシンガロング出来てそこもすげー気持ち良かった(笑
歌詞は切ないけど。。そこから元気いっぱいに「ドキドキ」を歌う切り替えもステキでしたね
この曲も朝子さんのギターが兎角格好良くて印象に残ってますね
何気に3度目のライブで初めて聴いた「君と夏フェス」、
ベストで聴いてこの夏リアルにハマってたのでその意味でも嬉しかった
祭りのように盛り上がるバンド演奏の妙と勢いに満ちたリフがとても抜けが良くて最高でした
この曲は歌詞が完全に物語なのもあってその作中観がどんどん広がっていく感覚が堪らなかったですね
「ああ。私やっちゃった。。本気だったのに。。」の部分は色々な事に当て嵌まるのでその意味でも沁みる
(ちなみにこの歌詞は本来そういう表記ではない、自分のアレンジ加えてます、あしからず)。
妄想にも浸りつつ、
これまた「君とゲレンデ」でまた切ない世界観に浸りつつ、
パワフルでスピード感あるシンプルなロックンロールの表現もまた気持ち良かった
この辺は3ピースの旨味が凝縮されていてとても聴き応えがありましたね。
最後は「明日も」、
この曲でも泣きそうになったなあ・・・
でも、なんで泣きそうになってたのかは既に覚えてないですね
それはそれで不思議なんですが、でも、泣きそうになってたのは確かに覚えてる、っていう。
この曲は、バンドの枠を超えて人気アンセム、もはやみんなの歌という感じにまでなっていて、
でも根底には深いペーソスがあって、、、とその陰キャ丸だしな部分が心に響いてたのかもしれない
最後のゴリゴリの部分含めて威風堂々とした格好良さがあって本当に素敵でした
何度聴いても飽きないというか・・・そういう良さが確実にありました
なんか色々と格好良さを実直に感じたり、
感動もしたり、
人間くさい歌に震えたり、、、
感情が刺激されるタイプのライブでありバンドだったように思う
いとおしい瞬間だらけの記念すべきワンマンでした、ありがとうございました!
恋する
ねぇ、
僕に彼女が出来たんだ
きっとあの漫画のせい
タオル
BYE BYE
君の大事にしてるもの
夏の恋人
夢で逢う
新曲
熱帯夜
恋
ロマンチックに恋して
水色の日々
ほら、笑ってる
OH!
量産型彼氏
ドキドキ
君と夏フェス
君とゲレンデ
明日も
君の隣にいたいから
アンコールでは新曲、ニューシングルの表題曲である「君の隣にいたいから」を披露したんですが、
これがまた素晴らしい曲で・・・まず、リフがとにかくキレイですし、それに加えて、
歌詞がまた一見ポジティブなようでいて結構陰キャ的な思想を感じるんですよ(笑
特に君のやつほど立派じゃない~っていう歌詞が凄くシビアで気に入りました
というか、そういう個人的趣向を抜きにしてもとても美しい曲だったように思う
最後の最後まで素敵なものをたっぷりと魅せてくれたワンマンで、
もっともっとシシャモのライブでドキドキしたい!と
そんな風に思うには十分も十分なライブでした
色々とときめいたり、
ウジウジしてる人間らしい感情を歌ったり、
時にはロックバンドらしく足掻く心境を強く歌ったり・・・
本当にSHISHAMOっていいなあ。って無性に感じてしまったライブでした。
ひょっとしたらその感覚はこれまででも随一だったかもしれない。
ニューシングルと新しいツアーも是非ブログで触れたいですね。というかめっちゃ楽しみです!