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悪魔とは?/ノケモノたちの夜 第39夜「戦いへの誘い」

2020-05-27 | ノケモノたちの夜









前のシリーズでアスタロトが放ったセリフ、
「悪魔のくせにキモい」みたいなセリフが未だに心の中で引っ掛かってたんです
確かに、スーパーヒーローならまだしも、マルバス達は名目上は「悪魔」なんですよね
そりゃ悪魔の目から見たら人間の為に必死こいてる彼らが異常に映るのも“当たり前”な気がする。
ただ、悪魔=ロボットでもない、ので、例外的にマルバスみたいなのもいるって事でしょう
その一方で本当にマルバスたちみたいなのばっかりだったら剣十字みたいなのは生まれないとも思うんです
悪魔なのにキモい・・・裏を返せばその逆の思考の悪魔がしっかりと存在するって事なんです

ダンタリオンの思考は、
人間に置き換えれば下衆なんですけど
こと悪魔の思考と考えるとある意味「普通」というか、
本来こっちのが悪魔としては正解な気がする、、、のもまた本音
だから、ダンタリオンの誘いにいつ乗っても本来はおかしくないんですよね
特にナベリウスに至ってはダイアナを守る。っていう大義名分及び元々の獰猛さも兼ね備えてる
ふと今回の話を読み終わった後考えると正直マルバス側にとってもそこまでデメリットないかもな、と。







ただ、
悪魔にも「感情」があるのなら、
ウィステリアの想いを無視する事も出来ないと思う
無粋な質問をされてストレートに激昂するウィステリアは格好良かった・・・が、
個人的には中々面白い展開に早くもなって来たな、というか、
凄く悪魔らしい悪魔が登場して来て、
結構ワクワクしちゃってる自分も居る、、、のも事実です
関係性で考えても同族同士という前提があるのでどういう風に絡まっていくのかが非常に気になる
例えば、同族からも剣十字からも嫌悪される存在になってしまったら・・・?という不安もあったりしますが、
割と物語の根幹になっていきそうなシリーズな気もして早く続きが読みたい・・・!と感じています
取り敢えず、出された提案に(人間たちではなく)悪魔の二人がどういうアンサーを出すのか、に期待

それと、
なんだかんだ言いつつ、
危機の時には二人を守って見せるマルバスとナベリウスが格好良すぎた・・・!
ある意味剣十字よりもナイトしてる(笑)。
予想としては、
2人とも契約者に忠義を立てるタイプっぽい?のでやっぱり断る気もする。
でもナベリウスはちょっと怪しいかなー笑 前回本気で部下屠る気マンマンだったからな。
その辺も含めて色々と面白い軋轢が生まれそうで楽しみなんですよね。。そしてスノウの無事は如何に。







で、
次回またも巻頭カラーだそうです!
これで通算4回目・・・ですかね
正直最近はかなり人気が増して来たように思います
出来れば表紙も獲得して頂けると尚嬉しいですね(笑
今回の話は、
アスタロトの先述のセリフに対して心のどこかで、
「でも確かにこういう悪魔ばっかだったら悪魔と呼ばれてないよなあ・・・」という想いもあったので、
そういう意味合いではかなり腑に落ちるお話で凄く良かったです・・・いや、
展開的には凄くダークになってるんですけど笑
うん、でも、
ちゃんと悪魔らしい悪魔が居る事を描けたのは大きいと思う。後は星野さんの構成力に期待、です・・・!