明らかにダメっちゅう感じの今日を何とか凌いだら
雨上がったばかりの道路に小さい花を見つけるよ
この・・・
明らかにダメっちゅう感じの~っていうフレーズがとても好きなんですけど、
ぶっちゃけた話、自分にとってそれって毎日のことなんですよ
正直、
今まで30年以上生きてきて例外なくそういう日がほぼすべてなんで、
そういう意味合いではこれ以上なく共感出来る歌詞だと思う
もっと言うと、
日々生きている中で、
ちょっと考える時間を見つけてしまうと、
相当の確率でこの曲のこの部分の歌詞が頭に浮かぶ。。っていう
そう考えると自分の中ではシロップの中でも抜きん出て脳内に浮かぶ確率の高い歌詞ではあります。
ただ、
この曲は、
後ろ向きなだけの曲ではなく、
そういう状況(か、心境)の中でも、
些細な喜びや達成感を見つけよう、見つけたい・・・っていう
多少ネガティブな感情に支配されつつ、実は足掻いてる曲でもあるんですよね
こういう書き方は否定されるかもしれませんが希望のアンセムですらあると思う
ふとした時にこの曲の歌詞が浮かぶ、っていうのは、
勿論件の部分まで含めて浮かぶんですよ
“明らかにダメ”な自分でも、
“小さい花”を見つけたい・・・っていう、
要約すると傷付いたとしても「何か」を最後には得たい。
そういう感情を歌ってる曲だと思うし、
アレンジが多少オーケストラ風味なのもメロディと歌詞の雰囲気にも合っていて心地良い名曲だと思う。
秀逸なのは、
信じよう/負けないっていう圧力の強い言葉を使わずに、
ごくごく自然に、もっと飲み込みやすい言葉で間接的に「それ」を示している粋なセンスですね
しかも、メッセージでもなく、ただ歌ってる人のやり方を見せてインスパイアを誘う歌詞でもあるんで
そういう風に色々と自分の中で解釈を煮詰めていくと益々大好きになれる類の歌詞だと思います。
永遠だって そう 終わりがあるって君は言う
運命だって そう 変わってしまうと君は言う
旧ブログと比べて、
このフレーズに関しては更に実感をもって聴けるようになりました
幸福だったり楽しい時間は永遠には続かない
人だっていつか変わってしまう
そして、
このタイトルもとても象徴的で、なんせイエスではなくノーですからね笑
先述した希望のアンセムであると同時に、
同じくらい絶望のアンセムでもあると思う
だけど、
それらを合わせると、
本当に・・・「等身大」の、
現実的なアンセム。って感じになるかな、と最終的には思います
でも、その現実を知った上で、飲み込んだ上で、小さい花を見つけようと生きる、
そう考えるとこれ以上なくロマンチックな楽曲とも形容出来ると感じました
物凄く複合的な感覚によって構築されている曲ですけど、
本質はシンプルに切実な曲、とも言えるかと。
そこが大好きですし、
いちファンとして「鬱」だとか「厭世的」という言葉で片付けて欲しくはない~と、
そういう気持ちをより強くさせるベスト盤に収録されている本当に聴いて欲しい名曲の一つ・・・ですね。
あと、
始まりは結構壮大に、オーケストラちっくに始まるのに、
サビで一気に軽やかにリズムが弾む・・・その緩急の付け方も好みな一曲、ですね。
(レビューがブレるので)泣く泣く削りましたが、
プリンとか部屋の片付けの下りもホント人間味溢れてるというか等身大そのもので、大好きです笑