サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

旧syrup16g全曲レビューその3「もういいって」

2020-11-17 | 旧syrup16g全曲レビュー
                    







つまんないけどパラダイス
バカになる程平和な毎日
どっかの街で爆発
どうせ俺には関係ないけど








そう・・・最近になって、
「つまんないけどパラダイス」の意味が分かったんですよ(笑
この曲、
前のブログでレビュー書いたっけ?ちょっと今思い出せない、
でもその時(20代)の自分は多分この部分スルーしてたと思うんですよね
最近になってようやく実感と共に聴けるようになって。。
それもまた成長ですかね
それとも、
気付くのが遅かったりするのかな
 まあ、
要するに、
自分としては何も感じないけど、
みんな盛り上がってて良いですね。・・・っていう、
言葉にすれば相当嫌味かつ冷徹な感じになってしまうんですけど笑
ただ、個人的にはこういう歌詞こそ等身大のように感じてしまうんですよね
ぶっちゃけ四六時中聖人めいたポジティブシンキングしてる方がおかしいじゃないですか?
これもまた本音・・・であり、
なんかこう、
偽善的な要素が一切無くて大好きな歌なんですよね
 後半の歌詞に至っても、悲しんだりまともな人の「振り」は出来ますけど、
実際の意識配分なんて、結局こんなもんでしょ。っていう、
物凄く達観している作中観が刺激的であり又魅力的な一曲に仕上がっていると思います。



この曲には思い出があってね、
syrup16がこの曲が入ってるアルバム「delayedead」を引っ提げて
NHK-FMミュージックスクエアにゲストとして登場した時に、
当時は3曲分フルでかけれるんですけど、
その内の1曲でこの曲をかけたんです
この曲、PVとかも作られてないしライブでもあまり聴いた事無いので
今振り返ると不思議だな・・・って思うんですが、まあその時の気分だったんでしょうね
曲が終わった後五十嵐さんが「かっこいー!」と自画自賛してた事を今でも覚えています
でも、
その通りに、
いい意味でラフで小気味の良いギターリフ、
躍動感たっぷりのリズム隊、
そして短くスパッと終わるシンプルで切れ味の良い曲調・・・と
アルバムの表題曲やシングルカットされる類の曲では無いとは思うんですが、
ソリッドに突き詰めたロックナンバーとして超秀逸かつ聴いていて素直に気持ちが良い、って思える曲なんです
完全に自棄になってる作中観は「落堕」にも通じるエッセンスがあるんですが、
ある意味こっちのがより投げやり感が強調されてるので(笑
そういう意味では、
「こういう気分」になったならば、
是非聴いてみて欲しい一曲・・・ですね



バカになるまで眠ってたいだけ


正直な話、
生きてても良い事なんて数えるほどしかないじゃないですか?笑
特に人間関係に於いては、やっぱり、その・・・大抵の人は結構ダメダメだと思うんですよ
だからね、
こういう曲でスカッとするのもきっと必要だと思うし、
「本当の事」を見つける方が難しい世の中では良い具合にストレスを吸い込んでくれる、
そういう名曲だと個人的には感じました、改めて、ね。
 ま、
名曲って言っても、
名曲っぽい曲調でもないんですが(笑
それでも、10代の頃から聴いていて、聴く度 気持ちの中のフラストレーションが解放されるというか、
また更にここに来て理解度も深まってるので、やっぱり自分の中では忘れがたい一曲・・・です。
甘ったれた希望を断ち切るような歌にも聴こえるので、
その意味では逆説的に前向きな曲かも、です。



何故人は自死するかの考察

2020-11-17 | ブログ雑記






今年に入って自死のニュースを聴く事が多い。
そこで、
何故自死に走るのか自分なりに色々考えてみた。





①しがらみから抜けられる

うん、
なんだかんだでこれが一番強い気がする(笑
いや・・・
実際どうかは分かんないですよ?
所詮違う生き物だし、器は同じでもね。
でもまあ、
命を失うというデメリットを犯しても決行するっていうのは、
やっぱりこれがデカいんじゃないかと思いますね
正直、
そっちのがある意味「楽」ですもん
もう何のストレスも気にする事も無いですし、
自死してしまえば全部から解放されて晴れて自由の身ですよ。
逆に言えば、
今生きてる自分は、
「楽」ではない方をわざわざ選んでる~って事にもなりますね(笑
そう考えるとなんか矛盾してる気もしなくもない。


➁可能性への見切り

そうですね、
ダメだった~という出来事が続くと、
中々「次は上手く行くだろう。」って考えになりにくいです
「いつかは報われる。」って自分に言い聞かせていても、
「いつか」ってそもそもが物凄く不確定な言葉な訳で、
それを・・・
純粋に信じていられる期間っていうのはそんなに長くは無いんです
これもまた、
逆に言えば、
それを分かってて生きてる人は、
どっかでまだ「何か」を信じてるというか、
良くも悪くも諦めが遅い人種なんだと思いますね
でもま、
おおよそ思いつく限りの全部を試したか?って問われると
ぶっちゃけ(自死した人含めて)試してはないと思うんですよね
そういう意味合いでは、
可能性は無限大~って謳い文句もあながちウソではないとは思う
だって、億劫や多忙なのを免罪符にしてノータッチの物事や価値観って絶対に誰しもあるからね
ま、それらを半永久的に試し続けるのがしんどい、とか言われれば返す言葉も無いんですが(笑
難しいですね、可能性って。






結構、
自分自身、
そういう方々に対する理解力はある方だと思います
本当はあんまりネガティブな事とか言わない方が波風立たないんですけど、
しかし「全く考えません。」っていうのも凄い嘘臭く感じるんですよね。
そこで無理をする必要はなく吐き出しちゃえばいいじゃん、と思う。

ちょっと後ろ向きな記事なんで、
コメントは受け付けない記事になります。
では、また明日。