今週のサンデー、
「ノケモノたちの夜」が休載だったので、
代替え企画として5巻までの名シーン振り返りをやろうかと思う
引用は各々1巻につき1シーン、合計5カットにてお気に入りのシーンを語ります
なお、個人的趣向に基づくので多少他のファンと差異があるかも分からないです。。
先んじてお詫びしておきます(すいません)。
1巻:第2夜「門出の祝い」86ページ

1巻は迷うなあ・・・
1巻って始まりの巻だから、
それこそ初回のどっかでも良かったんですけどね。
このシーンは、
奴隷生活を抜け出したウィステリアが、
マルバスと食事をしてる最中にその有難みに涙する、っていうシーンです
誰かと一緒に、楽しく話をしながら、当たり前のように食事を採るシーン・・・
でも、その「当たり前」が尊くて涙するっていう、この漫画の優しくて誠実な部分が良く出てるシーンです
今振り返れば何故この話数でバズらなかったんだろ、と不思議に思いますが、
まあ別に衝撃展開とかじゃないので目立たなかったのかもしれない
でも個人的にはこういう丁寧な作劇が、好き。
2巻:第10夜「静かな決意」40ページ

実は、
個人的には、
主人公のウィスよりもダイアナの方が好き・・・
とか書いたら怒られるかもしれない(笑
いや、
勿論マルバスとウィスも大好きです
このシーンのダイアナははっきり言って「良い人」過ぎて眩しいですね
ぶっちゃけ健常者が障害者と真っ当に付き合うって実際はそれなりに難しいと思うんですよ
そんなに簡単に口に出せることじゃない
だけど、ダイアナの態度には分け隔ててる様子がみじんも感じられない
それが伝わって来るこの一連のシーンが自分的には何度も読んでしまう魅力に満ちているかな、と
多分ここで「普通の人」と同じように接してもらえた事が後々の絆に繋がったんじゃないか、と思う
あと純粋に気品があって素直なダイアナ嬢が美しくて、素敵でした・・・!
3巻:第21夜「襲撃の夜」64ページ

この漫画って現時点で恋愛要素ないけど、
このシーンを見る限り、
結構・・・
有り得るんじゃないかな?と当時感じた記憶があります
っていうか、
現時点で唯一ここだけがあからさまに紅潮してるシーンだったりするんですよね
ウィステリアが・・・
マルバスのイケメンっぷりも目立つ隠れた名シーンだったと思います
けど、悪魔と人間が結ばれてもいいんでしょうか?笑
教えて、星野さぁ~ん!!
4巻:第28夜「刹那」14ページ

これは流石にやりすぎだ!!と感じたシーン
まだ少女のダイアナにとって思い出が全部焼き払われるっていう、
いくらなんでもそこまで残虐に徹する必要性があったのだろうか・・・と考えてしまった
考え過ぎて、
ダイアナの気持ちを想ったら、
このシーンを皮切りに当時号泣してしまったんだと思う
彼女の立ち振る舞いが気丈なんでいつも忘れてしまうんだけど、
ある意味ウィステリアよりも辛い過去背負ってるんだよなあ・・・とか思います
勿論、ウィステリアはウィステリアで盲目という身体的なハンデを背負ってるんで、
一概に比較出来るもんじゃないし、他人の不幸を比較する事自体ナンセンスですけどね。
でも、せめて、思い出の詰まった大切な場所だけは遺してあげて欲しかった。
ある意味ダイアナファンとして(剣十字に)悔恨の意が残る忘れられないシーンでした。
ダイアナも主人公って言えば主人公体質ですよねぇ。
5巻:第46夜「憑依」170ページ

初期から考えると、
ここまではっきりと宣言するのもまた感慨深い
最早、
運命共同体になりつつある二人の関係性を端的に示していてグッと来るシーン
主従関係を結ぶのは誰でもいいわけじゃなくて、
ウィステリアだから、
又は、
マルバスだからここまでの絆が芽生えた訳で、
その辺りを理解してないシトリにアツアツっぷり(!?)を見せつける
同時によりお互いがお互いを強固に必要とするエネルギーが高まったかなりの胸熱シーンかな、と
まあ出会いとか絆っていうのは理屈ではなく、フィーリングだという事でもあります
(恐らく)マルバスも、
今までの時間の中で、
最も自分を必要としてくれてる人物・・・という事で、
感情移入の度合いがこれまでとは違うんでしょう
そんな キャラ同士の「絆」こそ本作の一番の魅力なのではと振り返って感じました。

他に、
ルシア、ビビアン、
アレックスさん達も大好き・・・
特にアレックスさん達はカプ厨としても大注目なんですが(笑
流石に名シーンじゃないかなー、って事で除外
でも、
もし億が一作者さんが読まれてたら、
アレックスさんを・・・アレックスさんを是非よろしくお願いします!!(懇願&必死)