サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

SHISHAMO「NICE TO MEET YOUr town!!!」@取手市立市民会館 22.10.8

2022-11-23 | LIVE









先月の8日にSHISHAMOのライブを取手市で観ました。







結論から言うと、
この日は精神的にかなり落ちてる日で、物凄いネガティブな朝~昼だったんです。
もう何に悩んでたのかもすっかり忘れてしまってるんですが。
ただ・・・・・
折角、
休み取ってイベントに行くのに苦悩しちゃってる自分に腹が立ったりもしてました
今でも覚えてるのが、電車の中で精神状態が上がらない自分に対して、
「折角のライブだぞ!なんで落ち込んでんだこのバカ」っていう風に
深く俯きながら自分に対して激昂したり、
あと、
何度も電車乗り過ごして取手市で何か食すつもりだったのにその時間が無くなったり、
結構行くまでが色々大変だったというか、まあ個人的な問題なんですけど笑
でも、後述しますが結果的にこの日ライブがあって良かったと思う。

ちなみに、
自分自身も取手市には初めて行きました。
茨城自体には水戸ライトハウスに今年の春参ってるんですけど、
逆に言えば、
水戸市以外に上陸したのは初めてだったかも分かりませんね。。うん、多分、そうだと思う。
取手市はアートの街という印象で街中に壁アートがあって見事でしたね~
本当は、
もっと早めに行って食も楽しみたかったんですが・・・
うむ、
それは、
またこの会場(広くて観やすくお洒落なハコでした!)で誰かが公演すると信じて、
次の機会にとっておくことにしましょう♬ 絶対リベンジするぜよ(笑











単刀直入ですが、
一曲目の「中庭の少女たち」でいきなり泣いた。。
一曲目で泣くのは自分のライブ人生の中では初めての事だった。
冒頭、
わざわざ個人的な事をつらつら書いたのは、
ここに繋がってるからなんですねェ・・・
恐らく、
私的な事で精神状態が最悪の状態でなければ、普通に世界観に浸ってたんだと想像するけども、
超ネガティブなこころの状態で「私は不安で バカだね バカだよ バカみたい」って歌を聴いたら、
泣いてしまった、、、
っていうより、
「ああ、自分、辛かったんだな。」ってストレートに想えて、
普段自己否定してばっかだったけど、この時ばかりは自分で自分の淋しさを認めた・・・のかな
そういう感じで、この曲のセンチメンタリズムに共鳴して涙してしまった感じでした。

でも、
一曲目でいきなり泣けたのは良かったし、
一曲目で「中庭の少女たち」っていう感傷的なナンバーだったのは正直❝持ってる❞気がしました
本当に、自分に向けた選曲・・・では全然無いですが(笑)結果としてそうなってた。
その後は、
いきなり泣けたのもあって、
結構気持ちスッキリして楽しみながら観れました♬
SHISHAMOのライブで泣いたのは3年ぐらい前のZepp Tokyoでの「私の夜明け」以来だったので、
それもいちファンとしてはなんかちょっと嬉しい気持ちもありました。。
 嬉しいと言えば、
ヒトカラでもよく歌ってた大好きな「笑顔のおまじない」を演奏してくれて!
これ、何気にライブで初めて聴けた超レア曲なんで興奮しましたね!!
また、
「中庭の少女たち」で始まって「君の目も鼻も~」からのこの曲という流れが
とっても爽快感があってそういう観点でも素晴らしい構成でした。
この曲は、
SHISHAMOの中でも最もパワーポップに近いアレンジで格好良いので今後も是非生でも聴きたい。
やる気に満ち溢れるようなポジティビティが刺激される歌詞もやっぱ大好きで、
生で聴くとよりガッツを注入される感じも恍惚的でした。

レア曲と言えば、
「マフラー」も嬉しかったなぁ。
去年のツアー以来全く生演奏では聴いてなかったので、
ちょっと懐かしい感じも・・・また、いきなり終わる最後も絶妙にカッコよくて痺れました。。
最期の刻まで自分の大好きを思い切り味わい尽くす事を意識させられるようなラストで。
「僕に彼女ができたんだ」「タオル」等、
昔の定番曲も披露してたので、
そういう意味では一見さん向けのセトリでもあったのかもしれない。
大好きな「量産型彼氏」も切な嬉しかったし、
「バンドマン」なんて初めてライブで聴いて(!)。
それなりにシシャモのライブには足を運んでるつもりだけど、
この日だけで2曲も初めて聴く昔の曲があった、っていうのも面白い。
この曲は文字通りバンドマン好きには堪らない楽曲に仕上がってて胸アツな気分で聴いてました。


「ハッピーエンド」がまた凄かった。
音源では、
間奏の部分がSHISHAMOでは珍しく音響系のバンドみたいなアレンジになってるんですけど、
ライブでもより一層音響系ライクなアレンジ&ギターソロに仕上がっててかなり感動した記憶があります
それと、
歌詞の、
ちょっと切ないながらも、
「これで良かった。」と言い切る素敵な強がりもまた絶妙で、
その歌心に関してもより一層沁みる出来栄えになってて本当最高でしたね。
この曲を聴きながら、
お互い未練とかがあったとしても、
衝突し合いながら進むよりも逆に「そっち」の方が良い思い出だけを抱えたまま生きれて、
ある意味幸福なのかな・・・とか何か色々な事を考えながら聴いてましたね。

今年は秋口になっても暑さが残ってたので「なんとなく。」もフィットしてました!
憂鬱が美しく拡がっていくような作中観に魅せられつつ、
この夏よく聴いていた「夏の恋人」も嬉しく、
この曲を聴いてると(勝手に)不仲になった人々への未練を棄てられる気もしていて、
そういう部分もまた素晴らしく・・・うん、素晴らしいと想いましたね。
人生って素晴らしい出会いばかりじゃないですし、
また、
自分自身もいつでも素晴らしくいられる訳では無いですから。
そういうペーソスを救ってくれる感覚が素敵でした。



後半戦は、
感情を乗せたギターソロが実に胸アツだった「ねぇ、」が印象的で、
この曲はライブで聴くといつも能動的/挑戦的な想いを忘れては駄目だと気付かされる、
今時の言葉で表現すると❝エモい❞楽曲で感動しちゃいますね。
先述の通り、
ギターソロが激アツで、
グイングイン来るようなギターソロで・・・
朝子さんのギターは要所要所でサムライ化するのでホント大好きなんですよね(笑
かと思えば、これまた久々に聴いた気がする代表曲の「君と夏フェス」では、
松岡さんのベースラインが光ってたり、
「恋する」では、
特効&昔よりも手数が多くなったドラミングが最高だったり、
個々がしっかりと技量を発揮してる感じが好きでした
名曲、
「明日も」では、
カラフルなギターソロが格好良く・・・って、こうして振り返ると本当ギターソロ際立ってたんだなあ
懸命な歌声と祝祭感、そしてスケールの大きな歌も相俟ってこの日も会心の出来栄えでした。
そして、この日の自分には「明日も」の歌詞が似合ってた事もあり、
また気持ち新たにして会場を出る事が出来たんですよね。
そういう意味では、
冒頭思い切りセンチメンタリズムに涙し、
最後にロックバンドの反骨精神で元気を取り戻せた・・・っていう、
自分にとっては無くてはならないような大切なワンマンライブ
だったと思いますね。
今でも、ちょっと自信を失くした時とかにこういう一夜の記憶が助けてくれたりもする。
アンコールでは攻撃的に「明日はない」、
そして「またね」での終了にも斬新な面白味を受け、
最後に提示されたメッセージで気持ち温かくなって帰路に付く・・・という完璧な夜でした。
ありがとうございました!!!












中庭の少女たち
君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!
笑顔のおまじない
きっとあの漫画のせい
真夜中、リビング、電気を消して。
マフラー
忘れてやるもんか
僕に彼女ができたんだ
量産型彼氏
タオル
バンドマン
ハッピーエンド
なんとなく。
夏の恋人
夢で逢う
狙うは君のど真ん中
ねぇ、
君と夏フェス
明日も
恋する

明日はない
またね











本当に素晴らしいライブでした。
来年には久々に日本武道館公演も控えてますので、
まだまだSHISHAMOの勢いは止まらなさそうですね♬
また、
これまた久々に2枚組のベスト盤も出ますので、
そちらも楽しみ・・・ですが、
盤が出るっていう事はリリースツアーもあったりするんでしょうか?
その辺も含めて益々SHISHAMOから目が離せませんね!!
・・・これ、
常套句として言ってる訳じゃなくて、
実際先行で既に日本武道館公演のチケット手に入れてるので間違いなく参加しますから(笑
今からその刻を心待ちにしています。。


そう、
この日の「中庭の少女たち」は、
自分にとってはかなり特別なものでした。

同時に、ライブは一曲目からでもハイライトを生み出せる事も再確認出来て、
そこも良かったですね。