サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

SOPHIA「LIVE2022“SOPHIA”」@日本武道館 2022.10.11

2022-11-26 | LIVE











先月の11日にSOPHIAのライブに行ってきました。








自分が小学生の頃、
母親が「たまにはコンサート観に行こうか。」的な・・・
いや、克明には憶えてないんだけど、多分そういう流れで自分に「誰観たい?」とか、
そういうリクエストされた時があって。
その時に、
ぴあ眺めてたら忘れもしない「little cloud」の時のアーティスト写真でSOPHIAの広告があってね、
それで母親にリクエストしたんだけど・・・あの時って今と違って購買手段に乏しいし、
今以上にチケットを入手するのって運の要素が物凄く強かったんですよね。
まあ結局、
見事に瞬殺して「ダメだったわ。」と。
当時はかなりガッカリした覚えがあるんですが、
もし今だったら色々先行とかあるし知識も増えてるんで取れてたかも分からんですね
たらればでしかないし、全く意味は無いんですけど、取り敢えず今回行ける事になって、
そういうガキんちょの時の記憶が反芻されたりはしました。
 もっと言えば、
ライブ行き始めた00年代後半に行っとけば良かったんですが、
なんだかんだで小学生の時から初めてライブ観るまで約25年くらい掛かってるっていう。
なので、感無量でしたね。。

ただ、
今振り返ると、
逆に「行けなくて良かった。」という気持ちもあって。
何故かと言うと、リベンジ出来た~って想いもあるし、
今回勿論チケットは自力で取って1万以上するチケ代も手前が汗水流して働いたお金で払って、
場所も何度も行き慣れた場所なんで一切迷わずに自費で辿り着いて・・・っていう。
・・・これ、
ツイッターにも書いたんですけど、
ビューティフルの歌詞にもあるように、
「あの頃よりも少しは大人だろう?」ってフレーズを自分自身に対して言えるようになっていて。
そう、
MCでも松岡さんが言ってたように、
SOPHIAを聴いて年齢を重ねて来たし、
SOPHIAと共に少しずつ大きくなって来たんだな。
と。
多分、
願った時や00年代後半あたりに行ってたらここまでの気持ちは持てなかったでしょう。
そう考えるとこれも必然だった気がして、、、、、うん、最高だったと思います。
SOPHIAは物心ついた時に夢中になったバンドの一つなので、
生きてる内にライブに行けて良かったです。
まだ生きようとも想ってるので、
「少しは」また一歩大人になった姿でもう一度SOPHIAのライブを観てみたいです。
思い出話を語ればキリがないので、以下ライブの思い出を綴ります。では。











今回は、
凄い席に当たりました。
武道館って大体豆粒でモニターで歌手の姿を確認して・・・っていうのが殆どなんですけど、
360℃解放の恩恵を受けて、まさかのメンバーの真後ろの席になってました。
・・・これ、初めてでしたね
ある意味、
裏の最前というか、
まあ言っちゃえばバックからすぐにメンバーを観れる~という神席でした
特に位置的に都さんとめっちゃ距離が近くて恥ずかしさも正直あったんですが(笑
しかし都さんがとってもノリノリで煽ってくれたんでやっぱりめちゃくちゃ楽しかったですよ
しかも、松岡さん、後ろも気にしてちょいちょいこっち向いて歌ってくれたし、、、
武道館で肉眼どころか「近いな!」とか思うなんて予想外過ぎました。。
でも、
これも神様のプレゼントかな、とか感じちゃったり。
いつか書くと思うけど、小学生の頃目の手術受けた時SOPHIAすげぇ聴いてたから・・・・・。
それかな?って。

一曲目はアルバム「マテリアル」から「大切なもの」。
誰もが知ってる代表曲ではなく、コアなファン向けの選曲でのっけからニヤリとする。
特に「マテリアル」は中学生に入りたての多感な時期に聴き込んだ作品なのでやっぱり嬉しかった。
内省的で、
でも、
熱くて優しくて・・・
アウトロが長めにアレンジされてたのも含めて初っ端からエモーショナルな熱演が観れました。
したら、特効から始まった(!)「Early summer rain」と早速弾けモードに。
そこから、原曲よりもハイテンポで奏でられた「ゴキゲン鳥」が投入、
これまた、
小学6年生の頃の自分のアンセムの一つだったので、
もう都さんのあのキーボードフレーズが鳴ってる時点で感動。。
そして、この曲で本格的にハマったと言える「君と揺れていたい」という曲。
今でも自分の部屋にシングルCDが普通に置いてあったりもするんですが、
この曲を聴いてる時・・・
完全にトリップしていましたね。
具体的に書くと、子供の頃住んでたマンションだったり公園、その頃の純粋な気持ちだとか、
色々な要素が複雑に化学反応を起こしてちょっと別の世界に行ってたというか、
脳内タイムスリップとでも言えばいいのかな。
またこの曲、
歌詞の中に「シーソー」とか遊具も出て来るので、
それもあって目を開けてるのに目の前に「あの頃の景色」と「あの頃の自分」が確かに居て。
・・・・・この感想、参考になるか?と今書いててちょっと想いましたけど笑
ただ、
一つだけ言える事は、
音楽の中で純粋だった頃の気持ちを取り戻せた、ということ。
そして、「君と揺れていたい」という原始的かつ不思議なタイトルも相俟って、
単なるラブソング以上の何かを確実に感じる事が出来て・・・至福の時間でございました。
またこの曲ドラムのアレンジが子供の頃から大好きだったので、
生で赤松さんのドラムロール聴けたのも嬉しかったですね。


嬉しいと言えば、
これも小学生の頃よく聴いてたアルバム「ALIVE」から表題曲と「蜘蛛と蝙蝠」も感無量でした。
前者は・・・
狂気を孕んで歌唱したブレイクの部分がとても印象的でしたし、
ああいうオルタナティブな楽曲をこういう注目される公演で放ったのはとても意味があったと思う。
また、自分自身最近苦悩する時間も増えてたりもするんで葛藤に塗れた歌詞に陶酔しました。
「蜘蛛と蝙蝠」は、
多少ネガティブなサビのフレーズからの、
最後松岡さんが「僕らの勇気」のトコを「みんなの勇気」に変えて歌っていて、
それもまた嬉しかったし勇気付けられもしたし・・・あの光景も忘れられなかったですね。

で。
大好きな「黒いブーツ~oh my friend ~」では泣きました。
どういう風に泣いたのかと言うと、子供の頃からあのキーボードのフレーズが大好きで、
なんかずっと聴いてたら目の手術が終わって苦しんでる時にずっとこの曲聴いてた事が反芻されて、
それが一番の要因・・・だったと思います
つまりは、
都さんのせい、、、でございます(笑
うん・・・泣きました
やっぱり子供の頃本当に大好きでザ・カスタネッツの「ねないねないねない」を歌いながら、
頑張って深夜まで起きてCDTV録画してその時にこの曲が2位で長尺で流れて、
その時のゲストがBLANKEY JET CITYで・・・とか、
自分でもビックリするぐらい鮮明に憶えてるんですよね
そりゃ、
思い出特盛マシマシみたいな曲だし、
その他にも特別な思い出がいっぱいあるちょっと特別なポジションの楽曲の一つだったので。
また、歌詞の内容も、大人になった今では結構刺さる内容だったりもして、
今までの人生の事を聴いてる最中にいちいち思い出してたり・・・
つまりは、
音楽って、
歌ってすげーもんなんですよね。
それを知って欲しいし、出来れば思い出して欲しいし。

あ、ちょっと話は逸れたけど、物凄く心の琴線が揺さぶられて涙した、というのは間違いないです。
あの天国まで来たようなキーボードの音色と幼少期の思い出が重なって思わず泣いたって意味合いでは、
本当に音楽そのもので泣けたのかもしれないですね。

そこからの「beautiful」とか、
もうアラフォー狙い撃ちに来てるだろ!?としか思えない流れでニンマリでした
先述のように、
この曲の時では、
自己評価は置いといて「事実として」形式上は大人になっている~自分を省みて感慨深くなったり、
この曲のシニカルでシリアスな歌詞の作中観が大好きだったなあ。と想いながら、
しんみりと聴いたり、
「ロックは詳しいぜ」の部分が、
「ロックンロール!!」ってシャウトに変わってたりしてたのも素晴らしかったですね(笑
思わず叫んだ記憶もあったり、なんかそういうのも楽しかったです
ちなみに表向きは注意喚起はしてましたけど、
松岡さん、
コッソリ巧い言い方で一部歌わせたりしてましたね。
それも嬉しかったし・・・うん、結果的に直後に歓声の緩和が始まったのでまあ良かったんじゃないでしょうか。
余談ですがこの曲小学生の終わり頃の引っ越す直前にリリースになった曲なのでかなり思い入れ強いですね。
また生まれ故郷に遊びに帰った時にこの日の思い出を引き連れて聴きたいな、とか感じました。


「ヒマワリ」では、
みんなが造花のヒマワリを揺らしながら聴いてる姿がとってもチャーミングでした
印象的だったのがめちゃくちゃデカいヒマワリを両手で持って揺らしてるお客さんがいて、
あの巨大ヒマワリかなり可愛かったなぁ・・・とか思ってましたね笑
「KURU KURU」、そして、
これまた都さんのキーボードフレーズが格好良い「little cloud」、
疾走感溢れてた「cod-E~Eの暗号~」と新旧織り交ぜたセトリで魅せていく。
そんで、中間の時期にあたると思われる「僕はここにいる」が存外に素晴らしかったですね
松岡さんの声量がこの日一番だったし、サビでは魂が出てるんじゃないかってくらいの大熱唱!!
それまでの苦難も苦悩も全部ステージの上で叩き付けられてた様な熱演に仕上がっていて、
実は、
ツイッターでは書いてなかったけど、
90年代の楽曲にも負けないくらいこの「僕はここにいる」も胸に響きました。
正直、想像以上に(今風の書き方をすれば)エモい楽曲に感じたので、
この曲はまた是非生でも聴きたいな、とか。

メンバー全員の歌唱パートがある「夢」の楽しさや賑やかさにほっこりしつつ、
ここで代表曲の「街」を熱唱!
盛り上がりも半端なく、
ラストに向けてより熱を帯びていく歌唱も含めて素晴らしいパフォーマンスでした。
また都さんの話になっちゃうけど、あの鮮やかなキーボードの音色が大好きなので、
後期の楽曲である「エンドロール」が演奏されたのもとても嬉しかった。
こうしてライブで味わってみると、
SOPHIAってキーボードの存在感がめちゃくちゃデカいんだな。と感じたりもしましたね。
ある意味松岡さんの存在に負けないくらい際立ってるなというか・・・
都さんも病気の件があったので聴けてる事自体が尊いものです。

ミラーボールの演出が、
アップテンポの楽曲ではなく、
バラードの「Thank you」で出て来る~って仕掛けも、
自他共に認めるひねくれものバンドのSOPHIAらしいな、とか思いました(笑
いぶし銀のギターソロと丁寧な美メロの歌唱に陶酔しつつ、
ラストは、
当時のPVも流れる中で「kissing blue memories」、
初期の代表曲「Believe」を奏でて感無量の武道館公演は終了。
MCの中で松岡さんは「こんなに男のファンが多かったんやね」的な事を言ってましたけど、
今30代後半の男性って90年代V系の洗礼を受けた人達が結構多いとは思うので、
きっとそういう魅せられたガキんちょ達が大人になっていて、
経済力も持ってて来れたんだとは感じましたね。
そう、
SOPHIAは本当に格好良いバンドだし、
それが未だに健在である事を示してくれた価値のある復活公演でした・・・!!

個人的には小学生の頃憧憬と共に愛聴しまくってたバンドのライブをようやく観れてホントに嬉しかった。
他にもこの日は演奏しなかったけど生で聴いてみたい楽曲がいっぱいいっぱいあるので、
出来ればまたSOPHIAのブルースに触れに足を運びたい気持ちで溢れています。
ありがとうございました!🌻🌻🌻🌻🌻










大切なもの
Early summer rain
ゴキゲン鳥~crawler is crazy~
君と揺れていたい
「Eternal Flame」
Like Forever
ALIVE
蜘蛛と蝙蝠
黒いブーツ~oh my friend~
ビューティフル
ヒマワリ
KURU KURU
little cloud
cod-E~Eの暗号~
僕はここにいる


エンドロール
Thank you
kissing blue memories
Believe



こういう感じでした。








自分ね、
勿論オルタナティブロックも大好きなんですけど、
やっぱり音楽を好きになった頃に90年代V系に思い切り衝撃を受けた世代なので。
そういう意味では今年はFANTASTIC◇CIRCUSも行けたし中々イイ感じに過ごせたかな、と♬
何気にMOON CHILDやLa'cryma Christiなど子供の頃大好きだったバンドのライブを観て来れていて、
その中にSOPHIAも加わったのは貴重な財産になりましたね。
これからも、
そういう「ガキんちょの頃の自分」の夢を叶えてゆきたい。って思ってます。
それと、いつか大好きな「ミサイル」も生で聴きたいな~、なんて笑
希望は膨らみます!