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No.1になりたい。/今日どこさん行くと? 第12話 感想(コミックキューン2019年2月号)

2019-02-17 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                            
                              カワイイ。






今月のテーマは「嫉妬」でした
今月っていうか、先月号ですかね
最近仲良くなった・・・という類の人間が抱きがちな感情を描いてた、と思います。







まあ、四六時中謙虚で献身的な想いで生きていける・・・ほど人間は強くはないわな
どうせ心血込めて関わるんなら大好きな人のNo.1で居たい。って気持ちは誰しも持っていると思う
ただ、「それまで」その人が嫉妬する“誰か”と築き上げて来た記憶には敵わないのが現実
そういった意味でこの回は凄くキャラクターが人間らしい話数に仕上がってたと感じた。


ぶっちゃけ、
客観的に見ると戸部下くんの心情は正しくはない心情なんだけど、
正直な話365日良い子ちゃんの気持ちで生きていく事って案外難しい
それを表に出さないのは良心的だし素晴らしい男の子だと思うけど、
ああいう「正しくない感情」って誰しも大なり小なりあるもんだから。
それを“描いた”っていうのがまず秀逸ですし、
ある意味「リアル」を描けている・・・という証明のような話数になっているでしょう







ただ、こういう心境に明確な解決法ってないんですけどね
努力でどうにか出来るか?っていうとスポーツとかとは違ってそれも微妙ですしね
じゃあ、聖人のようになれば、欲を消せばOKか?って言えばそれはそれで「都合の良い人」になっちゃう気もする
っていうか、好きな人のNo.1に成りたい、っていうのはある種普遍的な心情でもありますしね


「今日も上司さんが楽しそうでなによりだ!」
   ↓
「もやってする~!!」

っていう、
一度無理矢理自分を納得させたのに結局悩んでる辺りがまたあるあるですけど(笑
でも正直、戸部下くんの想いってかなり共感出来るものだし、
読んでて応援したい気持ちにもなってしまいました
こういう・・・
客観的に言えば100%正しくはない、ある種格好悪さを含む心情を、
この雑誌で堂々と描いてくれた作者のセンスと美意識に敬意を表したくなってしまったお話でした
キャラの心情が生々しい分、ある意味一番面白味があって深いエピソードに仕上がっている、、、、と思います。


正しい/正しくない、は別として、こういう心境を漫画で表現するのは間違いなく正しい。






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