去る11月11日、
ノーベンバーズのワンマンを観て来た
正直、平日な上に月曜日だったんで行くの自体迷ったが、
開始時間が7時30分とギリギリ間に合いそうな時間だったのもあって、
翌日体力的に厳しいのを承知の上で参加した・・・してしまった
しかし、内容はこれまで以上に最高
ライブ盤と、
新しいTシャツも買えたし、
色々な意味合いで「でも、行って良かった。」と思える最良の夜でした
観ていて「映像化しないかな。」とストレートに感じたので今後の映像化も楽しみです!
この日は、凄いギリギリに着いた感じです
ぶっちゃけ同じ渋谷でもクアトロとかだったらちょっとはみ出してたかも
オーイースト系は意外と歩かない、というか割と近いので個人的には助かった
有給使っても良かったけど月曜日は(仕事の作業量が多いので)極力使いたくないので、
色々な条件が重なって行けた感じですよねえ・・・感謝ですわ。
いきなり「Louder Than War」と数年ぶりに聴くような楽曲で始まる
強烈に叩きつけられた「選べ」のシャウトにいきなり痺れるような感覚を受けつつ、
その後も「彼岸で散る青」とこれまた近年控え目になっていたキラーチューンが続いて歓喜する
以前よりもリフの神秘的な感じ?が増していてその音を聴いてるだけでも気持ち良かった
轟音にまみれる「黒い虹」、
少しでも豊かな生活を希望する「Dream of Venus」と、
直接的に頑張れと言わない代わりに間接的にそういう気持ちにさせてくれるフレーズの連発に完全に心酔してしまう
「みんな急いでる」の研ぎ澄まされた美メロ、「クララ」の多幸感溢れる耽美な感覚、、、と
普段のライブなら、というかここ近年であんま演奏されないような楽曲が続けて演奏されていく
しかも、
そのどれもがあの頃よりも更に響く感覚で・・・
特に「クララ」に関してはリリースツアー以降全然演奏されてるイメージがなかったので、
あらゆる意味で不意打ち過ぎて面白いセットリストに仕上がってたと思う
ゆらゆら揺れるベースラインが快感だった「plastic」と
この日も高松氏のベースラインが滑らかでした
そこから、
讃美歌のように「Everything」、
ダンサブルにも響く名曲「永遠の複製」と研ぎ澄まされた定番曲の応酬も素敵だった
ケンゴマツモトの凶暴なギターが火を噴く「鉄の夢」、
更にケンゴ×小林のギターバトル的な魅せ方が凄く新鮮だった「Ghost Rider」など
この日はレア曲を組み合わせてる印象と同時によりロックショウ的なアプローチを見せている気もしました
それも面白かったし、やっぱりノーベンバーズの楽曲は一つ一つにちゃんと意味があっていいな、と。
退廃的なフレーズが強烈な初期の名曲「こわれる」、
今聴いても格好良いアレンジに仕上がっていて正直聴いててかなりブチ上がった
そこから、大爆音で放たれる「Xeno」の興奮は尋常ではなく無意識にヘドバンをかましてしまうレベルでした
本当この曲は格好良い・・・音が大きいだけがロックじゃない、とはよく言われたりするけれど、
生で聴くこの曲はそういう屁理屈をぶっ飛ばすだけのパワーと気持ち良さがあって最高です
痺れるくらいの格好良さを魅せつけ、
ロックバンドの素晴らしさをアピールしつつ、
原曲を更に発展させてロングバージョンとして生まれ変わった「NEO TOKYO」には完全にやられた
なんでしょう、原曲はデジタル色の強いロックナンバーですが、
そこに民族音楽の要素を加えたような。。
兎角、
新しい音像に向かってるんだな。という事が1発で分かるアレンジに仕上がっていて物凄く格好良かった
最後の方には聴き手を扇動するかのように刺激的なシャウトを連発していてその様子もまた鮮烈で興奮しました
これぞ音楽、正に音を楽しんでる!っていう類の快楽性があって益々面白くなりそう。。だと。
今年の代表曲、
「DOWN TO HEAVEN」「BAD DREAM」は、
元々大きな箱に映えそうと思ってたので、
そういう意味でも大箱で聴けてとても感無量でした
しかも、ワンマン。。
悪夢の中で暴れ回る姿を観ていて個人的に勇気に繋がる何かを感じたりもしましたが、
ライブ自体はあっという間にラスト、
最後は「今日も生きたね」・・・
久しく定番から外れてましたが、
久々に聴いてみると凄く沁みるし堂々としてるしで聴いてて素直に感動してしまいました
小林さん、歌詞がちゃんと聴き手に伝わるようにかなり丁寧に歌っていてそこも良かったと思う
生きている音を全身で感じる事が出来てとても幸せでした、ありがとうございました!
セトリ
アンコールは「ANGELS」で締め
一体感を伴うサウンドの気持ち良さに高揚しつつ、
さあ歌おうエンジェルス!ってフレーズ自体が今のノーベンバーズらしいし、
観客にも実直に向けられているようで素敵な気分にもなれて良かった
ちょっとでも良い未来の為に、
ちょっとでも気持ちが豊かになる為に・・・
懸命に、そして大胆に転がっていかんとする音楽の妙を存分に感じられてストレートに元気が出ました
結構、この週から落ちる出来事も多かったので、「Xeno」のテーマ性と痺れるような格好良さには助けられた気持ち、でした
このライブは、
「いつもとは違った珍しい選曲」
「いつもとは違った珍しい演出」と、
2つの新機軸があったように思います
これを受けて、来年のノーベンバーズがどう変わっていくのか、、、に期待です
その前に、天使のピクニック地方編とかバロックとの対バンツアーもあって今後もトピックが目白押しですね!
まだまだ聴きたい曲がいっぱいあるので今後も是非ライブに足を運ぶつもりです。