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山崎まさよし“Twenty First Century Men”TOUR 2015-2016@習志野文化ホール 16.1.15

2016-01-17 | LIVE
                                   
一昨日は山崎まさよしのライブを観に津田沼へ。











前のブログが「ほぼ更新ねーよ。」みたいな状態になって
精神的なアレから辞める事になって、そんなヘコんでる最中にずっと聴いてたのが山崎まさよしの曲でした
だから、いつかそんな恩(個人的かつ勝手な笑)もあって是非ライブを観てみたい。って思ってたんですよね
そしたら、スケジュール見てたら、超近場の習志野公演があって・・・!「津田沼!?近いじゃん!行こう行こう」みたいなノリで参加した公演でした
結果的に、物凄く良いコンサートで観終えてからすっかりほっこりしてしまったなあ、、、というのが素直な感情で。

そもそも、ずっと習志野文化ホールで誰かのライブを観てみたい、っていう感情もあって
それは、やっぱりその、地元でもっとライブを観てみたいな~という根源的な欲求にも関係してるんですけど
HPで見た写真もキレイで、ちょうど良い塩梅のホールだって事は行く前から分かってたので
正直「誰かここで演ってくれないかな」っていう気持ちもあって(笑
津田沼に行く時いつも習志野文化ホールのある建物が目立っているんで
それを目にする度「いつかあそこでライブを観てみたいな。」とかここならちょうどいいのにな。とか思ってたんで
その意味じゃ個人的に憧れてた会場の一つ・・・だったんですよね だから余計に嬉しかったですし、
また一つ思い出や思い出の場所が増えた事も間違いなく自分にとってプラスになりました
ありがとうございました。

ちなみに自分が小学生の時にちょうど山崎まさよしがブレイクしていた、
しかもその前段階から聴いていたので、世代的にはドンピシャと言えばドンピシャですね
今でこそワンモアタイム~の印象が強い、っていうかあれでブレイクした~みたいな論調で言及される事が多いですけど
リアルタイム世代としては「僕はここにいる」でようやくブレイクして感慨深かった~って気持ちの方が大きいですね
あの曲で確か初めてチャート上位に食い込んで「ようやく来たか!」的なね。
でも今となっては紅白で歌われた事もありワンモアが一番有名な曲だとは思います。
そういう意味でも(20周年記念ツアーという事もあり)懐かしい曲が多くて初めてが今ツアーで良かったな。と感じました
小学生の頃とか中学生の頃は全然ライブ行けなかったからね。今年は密かに自分が小中学生の頃聴いてた人々のライブにもっと行きたいな、とかも思ってます。
そんな訳でツアーは未だ続いてますがネタバレ注意で以下。












夜の津田沼はイルミネーションが相当キレイでした・・・
そして、習志野文化ホールは駅からすぐ近く&エスカレーター付きという事で
スイスイと到着、中も木造かつ壁の模様が美しくこれからも頻度多く使われて欲しいな、と(笑
トイレも多く設置してあり全体的に綺麗でもあったんでまたここで観たいですね
お客さんも超満員の中、ドラマーが入院中という事で
まさよしさんとベースの二人でライブはスタート。

一曲目からやたらアコギの音がデカいな、、、と思いました
あんなデカいアコギの音はあんまり聴いた覚えがなかったですね
ご機嫌なナンバーから幕が開け、
ちょっと大人な官能の匂いも心地良い「スレテオ」と良い流れを持続
個人的にこのライブを観る前まで「HOME」ってアルバムをずっと聴き込んでいたので
そこから「Fat Mama」「ヤサ男の夢」「昼休み」っていう俺得でしかない流れには興奮しましたね(笑
あんまり昔の曲を演らないバンドや人も多い中惜しげもなくヒット曲や初期曲を連発してくれるサービス精神は凄いものがあった
特に「昼休み」って曲は・・・その、前のブログ休止のタイミングの時とかに聴いてて気持ち救われた曲でもあったので
まんまと希望通りに披露してくれて(笑 めちゃくちゃにテンションが上がりましたね
中でも聴いてて胸打たれるのがこのフレーズ


君にとって こんなことって 少し子供じみたくだらない戯言
そっぽ向いて帰んないで 少し時代錯誤 けどはかなくもけなげ


んー・・・どんなに強く想いを捧げても何も変えられない、なんて事は茶飯事でもあるので
なんかちょっとこの詞を聴いてると堪らない気持ちになってくるんですよね
だから正直この曲が披露されてる間は本当に気持ち救われてたね
この日聴けてホントに嬉しかったです。

力強く、ドスの効いた声で響かせた「心拍数」の迫力もまた凄まじく
素朴な雰囲気が心地良い「中華料理」(歌詞の途中に落花生って言葉を混ぜるサービスっぷり)
そして美メロが胸に響く「星空ギター」と新旧織り交ぜたセットで良い塩梅でライブは進んで行く
序盤のハイライトになったのは初期の名曲「名前のない鳥」。
和を感じさせるような美しいギターの音色に、
まさよしさんのこれまた透き通った声が響く正に“儚い美しさ”を感じさせるパフォーマンスで実直に素晴らしかったと思います
ちょっとオリエンタルな雰囲気も漂わせつつ、きっちりとお客さんを酔わせてライブは中盤に突入。


MCではこの日は空席が中々見あたらないくらい満杯(っていうか出席率がいい)だったのもあったのか、
お客さんの年代アンケートを実施されてました
一番多いのは30代、40代でしたけど
中には10代前半だったり、
一番上は80代の方が来ていたり
「年齢層広すぎィ!」ってくらいバラエティに富んだ客層でしたね
まさよしさん「(10代だと)血液サラサラでしょ?」「シャワー浴びたら水弾くでしょ」とトークも絶好調(笑
「今年は波乱の幕開けですねえ」「俺は解散出来ないからね」「なんとかキーさんとか・・・」と意外と下世話なネタも話すんだな、と思いながら聴いてました
そういう所はやんちゃなんだな(笑 と感じながらライブ自体もロックモードに様変わりして行く

ライブは初めてだけど、多分この曲は定番でしょうなって思ってた「ガムシャラバタフライ」
案の定凄い盛り上がる&スピード感に興奮
ファンキーなアレンジにもグッと来つつ、
歌詞が沁みる「ペンギン」、
そして世代的にもここ数年のヘビロテ的にもドンピシャな「アドレナリン」と続いて行く
この曲は思ってた以上に踊れるイメージでテンポ感もスピードアップしていて聴いてて気持ち良かった
やっぱサビのメロディと、切羽詰まった歌詞はイイなあ・・・と思いつつ
「習志野!」と叫んでから始まった早口言葉のコ-ル&レスポンスを含む「パンを焼く」と鉄板の盛り上がりモードへ
この曲では(恐らく)まさよしさんオリジナルの早口言葉も混ぜられていて正直レスポンスは殆ど返せませんでしたね(笑

ロックンロールな雰囲気はまだまだ続く「ドミノ」では
これまたオトナな歌詞が艶(いろ)っぽい官能的なまさよしワールドを展開
そのゾクゾクするような官能的な詞世界にもドキドキしつつ
ささくれだった歌い方もハマっていて気分は正にロックショウを観ているようでした(っていうか完全にロックショウだった)
そこからいぶし銀な格好良さをこれでもかと魅せ付けた「アンジェラ」とまさよしさんのロックな側面を切り取った構成にも正直グッと来ました
世間的にはブルースでファンクなイメージが強く、自分もここまでロック色の強い展開になるとは思ってなかったので
その意味じゃ予想外で楽しかったし、また一つ大きな収穫だったなあ~と思いつつ、ライブも終盤に突入。


切なげな雰囲気が身に沁みる「ア・リ・ガ・ト」がすっごく良くて
まさよしさんやっぱ歌めちゃくちゃに上手いなあ・・・ってしみじみ感じてましたね
情景を切り取ったかのような作中観とその表現力の高さに感銘を受けつつ、
ここでイントロの段階から(!)拍手が起こった大名曲「One more time,One more chance」を披露
有無を言わせない名曲っぷりにただただ気持ち良さを覚えていました
この曲は胸を打つメロディ、フレーズが多いんですけど
同時に聴いていてある種の素朴さも感じられて
そういうところもまた魅力的なのかな、、、と改めて思いつつ
続けてデビュー曲の「月明かりに照らされて」と初期の名曲を連発した所で本編は終了、
ヒット曲も最近の曲も個人的に思い入れが強い曲もロック色が強い楽曲も聴けて正にフルコース的な・・・
まさに満遍なく聴きたい曲、好きな曲が沢山聴けた、一番最初に参加するにはこれ以上ないくらい相応しいライブでした。
ありがとうございました。










直筆セットリスト












アンコールでは「お客さんあっての僕らですから」という象徴的なMCをした後、
これまた世代的にドンピシャな「振り向かない」披露で正にサービス精神の旺盛さを感じながら(笑
ちょっと物悲しいようで、でもしっかり前も向けてる作中観と沁みるようなメロディはやっぱり今でも大好きだなー、と実直に。
そんな切実な想いを感じながら、
「いつだって正しい事ばかり選んで来れた訳じゃない~」というような歌詞が聴いててやたら胸に来た「21世紀マン」と最新の名曲も織り交ぜて行く
軽快なメロディも心地良くあったかい雰囲気の中、
最後は自身の代表曲の一つである「セロリ」をお客さんと一緒に歌って終了
曲が始まる前には「Sマップさんには恩があります」「この曲を売ってくれました」「自分が出した時には箸にも棒にもかからなかったのに(笑)」と自虐ネタを織り交ぜつつ(笑
紹介してたのにもちょっとした愛というか情を感じる事が出来て良かったですね
楽曲自体も、勿論音源で聴いてても最高なんですけど
ライブで聴くとここまで気持ちが良いんだ、
ここまで「みんなの歌」になるんだ
ここまで化けるんだ・・・!みたいな強烈なカタルシスが確かにあってその意味でも堪らなかったです
そのくらいに最高の「セロリ」だったな、と、名演だったな、と。振り返らなくてもその時から既に思ってました
なんかちょっと「頑張ろうかな。」って気分にもさせられる改めて名曲だと感じさせるパフォーマンスでもありました
ちょっと絶賛し過ぎかもしれませんけど(笑 でも、本当にそのくらい気持ちが良かったんですよね。素敵でした。

ダブルアンコールでは明るく「根無し草ラプソディー」をシンガロングし、
最後の最後はピアノ弾き語りで「ツバメ」をしっとりと歌い上げてこの日のライブは終了
気付けば3時間ピッタリの超満腹になれるライブに仕上がっていて、そんなまさよしさんのサービス精神にもまた感銘を受けた公演でした
ようやく生でまさよしさんの歌と演奏を聴けて、しかも憧れだった習志野文化ホールにも行けてとっても気分最高な一夜でした!
山崎まさよしさん、ベースのキタローさん、スタッフの皆さん、ハコのスタッフの皆さん、そして一緒に楽しんだ観客の皆さんに感謝です。
あと、ちょいちょいホールでの公演に於ける「有り難さ」が分かる年頃にもなって来たなあ・・・とこの日観ていて感じたりもしました(笑
何気に2016年明けてから3本続けてホール公演の参加だったんですよねえ。

また、まさよしさんのライブにもこのホールにも是非参加出来たらいいですね。そんな風に思います。





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