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Chilli Beans.「Hi,TOUR」@豊洲PIT 22.12.14

2023-03-05 | LIVE












去年の12月にChilli Beans.を観に豊洲PITに行ってました。









あの・・・
実は、
このライブに行く前に12月8,9,10,11と、
4日連続でライブに参加してたんで結構この時その疲れが自分を時間差で襲ってましたね(笑)。
あ、それと、この日めっちゃ寒くて途中駅の新木場のラーメン屋に駆け込んだ事も憶えてますなぁ
ライブに関しても、
楽曲のタイトルがいっぱい書かれた作り込まれたセットに、
ライブ始まる直前にここまでのツアーの映像を流したりして雰囲気作ったり、
また、
その映像が古き良きビデオテープ風だったのも印象的で、
そういう意味では令和に現れたオールドスタイルのニューバンド・・・と言えるかもしれません。













ライブは、
去年の新譜の中で一番大好きな「School」からスタート・・・!!という事で
嫌が応にもテンションが上がる管理人
この日は観客もめっちゃ多くて、
恐らく限界ギリギリまで詰め込んでるんじゃないか?と思うぐらいのスシ詰め模様でした
なので、それによるスケール感みたいなものも生まれていてそれ込みで素晴らしい出来栄えでした
あのリフを聴いてるだけでもどこか懐かしさみたいなものがあって胸ときめくんですよね。
爆音気味のベースラインも印象的だった「マイボーイ」、
やはりこの曲のメロディラインは格別。
そこから、
一気に雰囲気がダークになって「This Way」「neck」と続く
オールディーズのロックを素直に消化してるこれらの楽曲は今聴いてるとむしろ新鮮で、
個人的にはLOVE PSYCHEDELICOにも通じるお洒落感とクールネスを感じながら聴いていました
というのも、
近年のバンドはどっちかと言えば邦楽ロックの影響を色濃く受けてそうなバンドのが多く想えるので、
そういう意味ではChilli Beans.みたいなバンドってかなり貴重だと思ってるんですよね
かと思えば、
むしろJ-POP色の強いメロディアスな「It's ME」を響かせたりと、
正しく和洋折衷してるって感じられるそのバランス感覚も好きでしたね。


ギターソロも渋くて最高だった「L.I.B」という曲
この曲はリフの時点でオールディーズの匂いがプンプンして堪らなかったですね
正直、
自分もオールディーズど直球な訳ではないんですが、
それでも母親の影響でまったく聴いてなかった訳ではないので・・・
やっぱり血として残ってたんでしょうね
掛け合いも楽しく、
この曲は明るい曲調とは裏腹に、
自身の中に確かにある葛藤やダークネスについて歌っている楽曲なので、
メロディに魅せられつつも脳内は自分自身のダークな部分と重なり合って多少ぐちゃっとなってる~ていう、
なんだか妙なカタルシスがある楽曲で、こういう曲はチリビならではなのでは?とか想いましたね
ネガポジの塊のような楽曲で聴いていて独特のカタルシスがありました。。

そこから、
motoさんがタンバリンを持って歌ってたのも印象的だった「アンドロン」や、
ラップも含んだ緩急が凄かった「Tremolo」など前半のハイライトをガンガン創り出していく。
かと思えば、
物凄く静かだけど、
確かにメロの良さが伝わって来る「call my name」をアコースティック(だったかな?)で繰り出したりと、
なんか楽曲によって表情がコロコロ変わる変幻自在な部分がまたスゴく楽しかった印象ですね。
この曲は、
静謐とした神妙な情感が、
大きいハコの中で蠢いてたイメージなので、
それもあってバラッドなのにやけに痺れる様な奥行きもあって実に良かったです。
motoさんの素直でピュアな歌も素晴らしかったなあ、と。

新曲「you said」も披露、
この曲は2023年のこの間出た新譜にも収録されてなかったので、
いつ正式にリリースされるのかが実に楽しみです
そこから、
代表曲「lemonade」だったんですが、
この曲はめちゃくちゃ楽しすぎました・・・!!
何回も連呼される「いやいやいやいやいや」からの激熱なギターソロの流れは、
正直、
これまでに無かったんじゃないか?と思うくらいの独自性があって非常に格好良かったです
ちょっと意味分からないんだけど、でも雰囲気で解る部分もあって、凄くテンション上げさせられるというか。
実際、
このライブの後よりこの曲が大好きになってしまって、
散歩しながらこの曲を聴いてる最中に爆アゲしてしまったり...
明らかにこの日のライブが影響してしまった部分も個人的にありました
Chilli Beans.は、
時々、
物凄くエモーショナルにロック魂が感じられる瞬間があって、
普段クールな相様とのギャップも魅力的だな~って感じながら聴いてましたね。

グルーヴ感も凄かった「See C Love」を皮切りにライブはクライマックスに突入していく。
この曲は音源よりもロック感及びギターフレーズが激しくも感じて印象的だった記憶があります
そこから、
去年の新譜の中でも随一に大好きな「blue berry」・・・!!
もうニューウェイヴのようなギターリフの応酬の時点で堪らなかったんですが、
「目立つの嫌なとこばかり
私たち
みんなイカれてる
悪いのせいにもできない
私たち
最低な気持ちで」
という、
昨今中々見なくなってきたただただ憂鬱なだけの歌詞がまた最高で、
最後に「最低な気持ちで笑う」って歌われるのも含めて実に最高の時間でした。。
ライブに行ったら絶対この曲は聴きたい。と感じてたので本当ガッツポーズものでしたね
兎角、ギターフレーズに身を任せるのが気持ち良かったのと、
やっぱり途中のmotoさんの絶唱が素晴らしかったですね
意外と・・・
音源ではクールに歌ってるので気付かなかったんですが、
生で聴いていると声量もスゴいんだな。とか思いながら聴いてました。


「digital persona」も嬉しかった・・・!
流麗なメロディと想像以上の盛り上がりでかなりウケてた印象もありますが、
ちょっと前のEPの楽曲で1stにも未収録だったので演奏するかどうかが未知数なのもあり、
やっぱりテンション上がっちゃいましたね
 最後の、
「シェキララ」がまた凄かったというか、
そもそも歌詞のシェキララしようぜ。の正確な意味が分からないんですが、
なんかそれも含めてロック的だな。と言いますか・・・
そういう意味だと、
Chilli Beans.は意味が明瞭になってきた現代に於いては珍しく感覚派のバンドなのかもしれない。
兎に角、盛り上がったし、
兎に角、胸が熱くなっていた。
その場の雰囲気はロックショウそのもので、
あの若さとキャリアであそこまでの空間を創れてた事自体に感動していた
記憶があります
また、先述の様にこの日はビックリするくらいお客さんがパンパンで、
この楽曲の時にはプチモッシュみたいな感じでもあって、
それも結構デカかった気もしてますね
なんか、
みんな輝いてたな、っていうか・・・・・
改めて、ライブはお客さんが居ないと❝最高❞には持って行けないな。という事も痛感しました
配信のライブも悪くないけど、こういうの体験しちゃうと、やっぱ現場のがいいわ。ってなりますね

正直、
思ってた以上に素晴らしく、かつ、タフネスを感じさせるステージで感服しました
2023年もまた是非Chilli Beans.のライブに参加したいと考えています。
ありがとうございました!!!














School
マイボーイ
This way
neck
It's ME
L.I.B
アンドロン
Vacance
Tremolo
call my name
you said
lemonade
See C Love
blue berry
digital persona
シェキララ

daylight
HAPPY END











豊洲PIT、大好きなライブハウスの一つです。。



観終わった後の美しい夜景も推しの理由です!







でも、
結構洋楽の影響を受けてるっぽい楽曲が多い中で、
最後の最後はJ-POP的なメロディラインと疾走感が光る「HAPPY END」で〆ってのも面白かったですね
そういう良い意味で先が読めない感じこそこのバンドの魅力なのかな?と思う自分もいます
力強く、
未来に向かって歌われる希望を信じる歌。
その羽ばたく感じも1stを出したばっかりのバンドには相応しく、
これから先も定番になって行きそうな予感もありつつ爽やかなエンディングを迎えたのでした。
個人的には今でもロックアンセムを響かせようと尽力しているバンドがいるって事を伝えたいですね。



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