サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ヤングジャンプ 2015年11号 感想(ボクガール52話、もぐささん47話ほか)

2015-02-12 | ヤングジャンプ感想







目の保養になりまくりな今週のヤンジャンの感想。









☆ボクガール #52 ボクのありのまま

なんつーか、もう・・・最高ですね(満面の笑み)
正直に書くと久方ぶりにお世話になってしまったレヴェルだったんですけど、まあそれはいいとして(?)
なんつーか、もう・・・最高でしたね(満面の笑み)
って同じ事二回も書いてるじゃん。いや、まあ、もう、極論を書けばそれしか書く事ないっちゅうか、むしろそれだけで十分っちゅうか
はい、もう、眼福も眼福でして数カ月ぶりに本作のサービスシーン、シチュエーション作りのクオリティの高さを味わった次第であります
単純に書くと「藤原さんのおっぱい・・・!って事なんですが(笑

この漫画はどちらかと言うと、いや、半ば確定的に瑞樹の方がヒロインとしては人気の筈で
まあそれは女体化モノですから当然っちゃあ当然なんですけど
自分としては藤原さんも同じくらい大好きで・・・いや
というよりは
段々と彼女の人間らしさやいじらしさが描かれるようになってそうなった、という方が正しいですかね
つまりは個人的に感情移入しているヒロインでありそんな藤原さんとのラッキーシチュだからこそめっちゃ嬉しいというか
こう・・・昂ぶるものがあった訳なんですね(笑
世の中には「俺得」という言葉(ネットスラング)がありますが正にそれそのものでしょう
しかもこういう藤原さんとのイチャラブ的な要素も今シリーズには期待してたので余計にニヤニヤしちゃう、ガッツポーズ不可避な部分があって
まあ、その、無条件降伏というか、無条件にワクワクドキドキしちゃったというか、個人的にそんな回に仕上がってましたね

乙女の花園、
天使達の休息・・・
瑞樹、藤原さんのセクシーショットは勿論命ちゃんやロキのまで完備という超親切仕様
正直書くと、正にもう「ありがたや。ありがたや・・・」って書くしか選択肢がない感じですよね(笑
いや、なんかもう来週号が楽しみすぎて死にそうなんですけど、どうしようかな。
ただでさえ今週分だけでも頬の筋肉緩みっぱなしなのにこれ以上のあれが来たらゲシュタルト崩壊しそうなレベルです(欲望が)。
うーん、来週分がめちゃくちゃ楽しみ!! と書きつつもう一つの「楽しみ」もあったりします。


これを機に、藤原さんがちょっとでも瑞樹を意識してくれればいいな、というか
一つのきっかけになって欲しい、細かく書くときっかけのきっかけでも構わない
少なくとも何らかのフラグは残してくれそうな予感もあって(どの部屋に泊まるか、とかね)
ラブコメディ的にもすっごく楽しみ、っていうのが本音ですね
更に仲良くなったらば、
もっと百合百合しい(?)ニヤニヤカットも拝めるかもしれないし
猛の水面下の気持ちも揺さぶれるかもしれないですし、
瑞樹のまた更に可愛いカットも引き出せるかも、だしで
ストーリー的にもめちゃくちゃ期待しているシリーズにもなって来たなあ、なんて思います
恐らくは藤原さんとのムフフだけじゃなく瑞樹の親父をきっかけにした猛とのあれこれもあるでしょうし
思ってた以上に新展を見込めそうなシリーズになりつつあってこの先を読んでいく、触れて行くのもとても楽しみです
どんどん女の子らしくなっていく瑞樹も相変わらず可愛すぎて抱きしめたくなるレベルでしたね
そんな訳で超役得な上に益々興奮出来そうな事態も待ち受けている傑作回でした!
最高です。

にしても猛と瑞樹が「今」一緒の部屋で寝たらどうなっちゃうんでしょうね
正直耐えられる自信はないと思いますが・・・
いつかの体育倉庫の再来か、
またはそれ以上になっちゃうのか。。
それ以上になっちゃったら青年漫画の枠を飛び越えちゃいそうな気もしますけどね
いや、大丈夫か。 大丈夫っていうかある意味大丈夫ではないけれど(笑
なんかその決断を巡る藤原さんのデフォルメカットや瑞樹のちょっと紅潮したカットもまた可愛くて良かったなあ

また、実家が銭湯っていうのも上手いですよね
男湯に入ったら間違いなく視姦されますから(おい)
「仕方なく」みんなで女湯っていう事態進行のスムーズさが素晴らしいです
っていうか・・・一種の夢ですよね
ワクワクしますね
瑞樹にとっては最高に役得である、と同時に
そんな瑞樹自身の艶っぽいボディもまた見所っていう
なんかもう文句の付けどころが一切見つからないくらい素晴らし過ぎる展開(笑

そして、案の定紅潮してる藤原さんが可愛すぎる・・・!!
瑞樹に対しては気の置けない友人的な態度で接して来た藤原さんの貴重な照れがもう堪りません
読んでて脳内麻薬ドバドバ出っぱなしだったんですが、瑞樹の心情もきちんと描かれてるので余計にグッと来ますよね
命ちゃんの健康的なボデー、ロキのまな板(笑)だけど潔い脱ぎっぷり、そして瑞樹のデフォルメされたリアクションもめっちゃ可愛くて
誌面を眺めてるだけでも俺的にはめちゃんこニヤニヤ出来た良回に仕上がってましたよ

剥かれた瑞樹、
そして、命ちゃんに無理矢理脱がされて下乳が露わになった藤原さんを見ていてたまらずお世話になりましたが
ここでも藤原さんの(実は)純情乙女っぷりが良く出てて性格的な意味合いでもキュートさを感じました
このままめくるめく官能の世界に向かうのか、
それともお約束のタオル巻きで乗り切るのか(多分こっちだろう)
何にせよ今週分だけでも最高なのに来週分も最高が確約されている傑作展開でございました
まあでも、あくまで「命ちゃんの強引さ」が引き起こした事ですから瑞樹に非はないよね!うん。
先週はコメディ的な意味合いで抜群でしたが今週は青年誌のラブコメに望む要素てんこもりで違った意味合いで抜群でした。徹底支持!



☆もぐささん 第47話 バレンタインデーと百草さん

小口はミンチだな。小口をタコ殴りしたい。だってうらやま


いやさあ、こんなん・・・
素晴らし過ぎるだろ!(怒)って話ですよね
もう青春ド真ん中っちゅうか、自分に生まれつつある気持ちに戸惑ってる時点で思春期そのものじゃないですか(笑
チョコを渡すシーンがね、百草さんの顔が良い具合に紅潮しててね、ホント告白してるかのようなテンションでね、だから俺はもう、もうっ・・・!っていうね
まあ要するにラブコメ好きとして「たまんねー!」って、ただただそれだけですね(笑
先週がラブコメアプローチとして最高の回だったと思ってたら
今週更にビッグウェーブが待っていたという期待以上の内容でした
本作は割とラブコメを匂わせつつ、核心には至らない~というパターンが多めでしたが
今シリーズで一つその壁を破った、違う言い方をすれば一つの段階を越えた気が凄くしてします
元々丁寧で誠実な恋愛描写には自信を持って推せる程度の安定感を携えてる作家さんなのでこれからの流れにも超期待ですね

でも何より、憧憬を抱かざるを得ない青春模様というか
凄く純朴で凄く誠実で凄くこしょばゆくて、一番は凄く羨ましいな、っていう(笑
百草さんのグッと来る紅潮フェイスの作画もどれもこれも冴えてて表現力の向上さえ感じました
ちゃんと百草さんの性格の良さ、ドキドキ、照れくささがダイレクトに伝わって来る構成とネームに拍手!ですね
小口もまた変に穿った性格でなく素直に喜んで「おいしい」ってストレートに表現してて、そこもまた良かったです
こういう段階を踏んで、丁寧に一歩一歩・・・って類のラブコメはアンケ重視の雑誌じゃ出来ないでしょう
それを是非味わって欲しいですし、間違いなく良作だと思うので個人的に大手を振って支持します
百草さんみたいな一見地味だけど、でも確かに美少女だと思えるテイスト大好きですね。
扉絵もめっちゃ可愛くこれからもニヤニヤカットの数々に期待しちゃっても全然大丈夫な予感が持てたのが最高な話数でした。
やっぱ青春、思春期フェチだわ自分。



☆BUNGO-ブンゴ- 第7話 静央シニアの子供

こういう内容を待っていた
そう、一方的に批判されがちな野球留学ですけど
それは単なる大人の勝手な欲望やノスタルジーの押し付けに過ぎないのかもしれない
子供の目線からすると「もっと上手くなりたい」「もっと優れた指導者の元で学びたい」「憧れの甲子園に行きたい」
そういう感情を抱くのも当たり前っちゃあ当たり前ですからね。むしろそんな優れた学校や指導者が居る事を誇りにすべきなのかもしれない。
何にせよ自分の将来に関わるレベルで野球に心酔している子たちにとっては伊達や酔狂では進路など選べない、って話ですね
その気持ちをもっと汲んであげるべきなのでは・・・と思いました

今回みたいなスカウトの条件云々、定番な弱小チームの気持ちとかじゃなく上を目指す子の気持ちなどは
あんまり描かれてる事ではないし、変に弱者を美化してもいないのが心地良いのでどんどんやって欲しいな、と思いました
現時点では割と中立的な視点を保ててると思うので今後もニュートラルな視点で進めていって欲しいですね
さり気にアキラを使って「そうじゃない子」も肯定しているフォローも中々でした。

文吾は静岡に留まるのか、
それとも新天地を目指すのかな・・・?
高校での対決以前にまずはそこに注目しています。








◆ゴールデンカムイ

アイヌの女はタフだね・・・
でも杉元の(良い意味での)女々しさもキャラ立ってて面白いなあ(笑



◆妖怪少女

うん、えがった(超笑顔)
毎週こうなら・・・や、それは乱雑な発言なので控えます。はい。
見開きで水着カット連発、白スクで濡れ透けなどやりたい放題ですな(笑
勃起して動けない主人公とかそういう小ネタも良かった。
もっとこういう風に振り切っても(読者に)許されるんじゃないかな、、、とは思ってます。面白かった!



◆リクドウ

兵動もまた独特の行動理念を持ってるね
そういう欲求(より強い拳を味わいたいって気持ち)は
別の事に置き換えれば分からなくもない・・・とは思うけれど。
「今の」リクの拳に兵動が幻滅してあっさりボコられる、って展開も有り得そうなだけに怖い。
この漫画に“安心”はなく、だからこそ面白いんでしょうね。色々と。



◆思春期サァカス

平良、言葉だけでエロシチュを想像するのはお前自身ムッツリの証拠・・・
って本人は無意識なんだろうなあ。ベッドの上で官能的になる真珠は見てみたい。ええ。














さり気に最終回を迎える作品多いけど、
春ごろにまた新連載攻勢あるのかなあ。
まんがっ娘、スウィートツイート、あと「カイチュー!!」の林さんの新連載に期待したい。
WJ関係ではそろそろKAITOさん、ミウラタダヒロさんの新作が読みたいですねえ。




marble LiveTour2015『キミと僕の扉』@神戸 クラブ月世界 15.2.7

2015-02-10 | LIVE
先週の土曜日、marbleのライブを観に関西は神戸まで遠征して来ました。超久々の遠征ですよ!!








今回どうしてもこのライブに行きたかった理由が二つあります
一つは、この月世界というライブ会場は個人的に特別な思い入れがありまして
初めて遠征した時に訪れた会場でありその時のmarbleのライブが物凄く鮮烈だったんですね
「LIVE!!LIFE!!」の時に涙を流しながら歌うmiccoさんを観ていちファンとしてジーンと来たものです
要するにファン的にはある種の聖地・・・と言っては大げさかも、ですが「ここでやるなら必ず見たい」と思わせる場所
そして思わせるだけのパフォーマンスをして来た、って事なんですね。だから、活動休止前に観ておきたかった。

もう一つは、今回のツアーはリクエストライブだと言う事
つまりはきっとこの場所でしか聴けないであろう曲もある(はず)と思った訳で
休止前最後のツアーという事もあり一曲でも多く今のmarbleの音に触れて置きたかったから・・・なのでした
もっと単純な言い方をすると、ただただ色々な曲を聴きたいよね、っていう(笑
そして実に数年ぶりの遠征を決断したわけです。

セットリストに関しては久々の曲、あまり演ってない曲も多くかなり満足出来ました
盛り上がりも十分で感傷的・・・というよりはもっと笑顔で、パワフルさを前面に押し出したライブだったと思います
名曲のオンパレード状態でしたが、これらの曲をまだまだ響かせて欲しいのでこの「続き」を
またこの場所で、また違った構成で響かせてくれる日を個人的に楽しみにしています
思い出の場所で感傷に振り切らない逞しいライブを観れて、幸せでした。










さて、随分久々の遠征です
まず翌日が日曜という事もあり帰りは夜行バスと決めていたんですが
行きも夜行バスだと体力的にしんどいのでここは飛行機で短時間で行く事に
何気に飛行機に乗るのは超久々だったのでそれだけでも行く前からドキドキしていました
まあ国内なのでそんなに意気込む事もないと思いますが(笑

始発で成田空港を目指し、
ちょっとギリギリだったけど搭乗準備を済まし出発、
今はウェブでチェックイン出来るし作業も実にスムーズだしでホントに素晴らしいです
気が付けばあっという間に関西空港に到着していて、もっと利用した方がいいな。と個人的に(笑

関西に着いてから、どこか観光に行こうかな~と思ったけど
今回はなんか街をブラブラ歩いたり、適当に食事したりネカフェで休憩してる合い間に時間が過ぎて行った感じでした
ただ、以前は値段を気にして食べなかった神戸牛を今回は食す事が出来ました(笑)。
ある意味4年越しの念願、でした
何度も来てる所為か、正直遠征と言えども少し懐かしさすら感じられるのは気の所為ではないんでしょうね
もしmarbleが活動再開してまた数都市でツアーを行ったらその時こそ色々と遠征したいです(ここ数年は遠征してなかったので)
その土地その土地の雰囲気や名物を味わいながらライブを観る・・・のもこれはこれで楽しいな。と改めて思いました。

自分はと言えば、横浜育ちで今は人生の半分以上千葉で暮らしてる、関東的な人間なので
西日本の風景や空気に触れるのは兎角新鮮で言葉づかいに至っては半分くらい別世界ですよね
でもそういうのもまた遠征の醍醐味だよなあ、、、って思いつつ懐かしの月世界で開演まで待ちました。



一曲目は、二人だけで「violet」、
そしてアコギ一本だけなのにカラフルさも感じさせるギターの音色が心地良かった「アネモネ」、と
清廉とした空気を携えて始まりました 「violet」の神妙でありながら限りなく温か味が拡がっていく感覚は恍惚的でした
あのグッドメロディを再び生で味わえた事に感激しつつ、情感溢れる「アネモネ」の後は「凛」とジーンと来るようなラインナップを展開
ドラマティックでこれまたシックな「smile」を響かせた後に、自分もツイッターでリクエストさせてもらった「空中迷路」が始まりました。
人によって評価も違うでしょうけど、自分はこの「空中迷路」のメロディが一番美しくてグッと来るなあ。とずっと思っていて
それをね、活動休止前の最後のツアーで聴けた。って事自体が物凄く感無量でしたよ
だってハマったきっかけの曲ですもん。
そりゃ嬉しいさ!って事で
miccoさんのきれいで意志のこもった歌声とポストロックにも通じるバンドサウンドに兎角骨抜きにされていました
特に二番目のサビの「夢を浮かべて見ているよ」って部分に個人的にめちゃくちゃグッと来てしまって
相当の音楽的オルガズムを感じつつやっぱり最高に素敵な楽曲だな~、とこの曲への想いも新たに出来ました。
ありがとうございました。


新譜から「サイダー水に浮かんで消えた。」をしっとりと披露された後
これまたこのシングルのタイミングで(関西にツアーに)来たんだよな~と実に当箱にピッタリな「ゆらり、ふわり、君となら」を熱量たっぷりに繰り出す
そういう思い出と相俟って、かつて以上に表情豊かに進化した(歌に於ける)色の付け方も手伝って聴いてて泣きそうな気分でしたね
この曲はゆったりと聴ける素養がありながらメロも歌にもドラマが感じられるのが素晴らしいですね
そんな流れの中時折力を込めてこれまた思い出の曲「幸せは星の上」、
更に星つながりで「流星レコード」、
また更に星つながりで「星屑Tears」とこの辺のセットリストの美しさもまた良かったなあ。と思いつつ
これまた個人的に思い出深い楽曲である「青空loop」をタオル回し付きで披露、
この曲の

輝いている瞳のruby

って情景が真っ直ぐ浮かぶフレーズが大好きなのですよ
こう・・・夏の暑い日なんだけど、どこか鮮烈な印象も残す日を彷彿とさせるというか。
この日は結構歌詞が飛んじゃってたみたいなんですけど、それでもmarbleでも随一のキラーチューンであり
miccoさんのソングライティングも素晴らしい楽曲なんでこの日聴けて本当に良かったです
飛び跳ねるようなビートもまた気持ち良かった。

そのまま近年を代表するキラーチューン「水彩キャンディー」を矢継ぎ早に繰り出す
イントロの時点で場が盛り上がるレベルの代表曲に仕上がっている安定感が光っていて素敵でした
そのくらいに堂々とした佇まいの「水彩キャンディー」にタフさを感じつつ、
ある種のハイライトでもあった名曲「朝はやってくる、short filmのように。」が演奏されました。

この曲に於けるバンドの熱量、及び個人的な熱量は半端ではなく
miccoさんの歌いこなしっぷりもさることながら菊池さんのエレキギターもまた攻めまくってて
ちょっと感傷的な歌詞の内容も手伝って聴きながらまたも泣きそうな状態になってしまってました
多分演奏、歌自体のクオリティはこの日でもトップクラスに決まってたんじゃないかな~、と思いつつ
自分の背中を押してくれるようなパフォーマンスにも仕上がってて正直ありがたかった
なんか自分的に完全に歌と曲とシンクロ出来たかのような気持ち良さがありました
miccoさんも特に気持ち良さそうに歌われてたのが印象的でしたね。


久々の「puzzle」で会場をダンスホールに変えつつ、アッパーなビートが兎角気持ち良い仕上がり
そして「夢ぐも」と序盤とはうって変ってロックモードに突入、しつつ
「さくらさくら咲く」と更に高まるテンション、
会場の一体感、
エネルギーの放出もどんどんとボルテージを上げて行く中
「Lingering Fizz」という超鉄板曲にてまるでパンク・アーティストのような凄まじい盛り上がりを演出!
この曲でもって月世界をmarble色に、“誰もを参加者へ”変えて行く様は実に感動的でありました
本当に今のmarbleにとって間違いなく武器であり思い出メイカーとして鳴り響いて来てくれた尊い楽曲だと思います
会場は椅子ありで割と広々としてるんですけど、それを感じさせないくらいの一体感でもって会場を自分達色に染め上げていましたね。

その勢いのままに最後は新譜から「白と黒」、
決意と覚悟を感じさせる歌と音で最後は新譜から、っていうのもmarbleらしくて素敵でした
前曲の一体感も手伝って程良く音源以上の熱さが伝わって来るパフォーマンスが心地良かった。
そんなタフでありながら時に繊細に駆け抜けたライブも終了、
残るはアンコールのみ・・・になりました。


そのアンコール前にファンによるバースデーケーキが寄贈、
そう、この翌日の8日がmiccoさんのバースデーであり
実は去年の7日も新宿でmarbleのバースデーワンマンを観ていたのでした
おめでとうございます!!

そんな空気感を引っ張りつつレア曲である「思い出探し」を歌われたんですがこれがまたしっかりと想いが伝わる丁寧な歌唱でして
ある意味この選曲自体もバースデーのタイミングにはピッタリだったんじゃないか、と思えるミラクルが生まれていました
例えこの先違う道を辿ったとしても、
再び巡り合った時に昔の嬉しい出来事、楽しい出来事を思い出を探すかのように話合えれば、
そんな時がまた来るといいね。そんな願いも込めつつ・・・だったと思います
本当に素敵な一曲でした。この曲も聴けて間違いなく良かった。

思い出の曲「LIVE!!LIFE!!」は神戸では絶対聴きたかった一曲なのでまたこの場所で聴けて感無量でした
あの時は感極まって泣きながら歌われてましたけど、そのリベンジを果たすかのように元気一杯で弾けるような歌声を披露されていました
おセンチさを引っ張りだす必要もなくそこには今を全力で駆け抜けるmarbleとバンドメンバーの姿があって、すっごく眩しい仕上がりでしたね。
最高のライブをどうもありがとうございました!!
そしてリクエストライブだったので素敵な曲をリクエストしてくれた皆さまにも感謝。
(ちなみに「LIVE!!LIFE!!」はmarbleの記事等によく反応を下さるきょむりんさんのリクエストだったんです。この場を借りてお礼を。)

ちなみに、予定外のダブルアンコールまでも敢行(!)
二人でデビュー曲である「芽生えドライブ」を丁寧に歌って本当に終了、
marbleは基本的にアンコールは1回のみなんで物凄く貴重な体験だった気がする
菊池さんが「歌える?」とmiccoさんに確認を取ったり結構生々しいやりとりが観れました(笑
これが俗に言う「本当のアンコール」ってやつですね。感謝。










セットリスト

1.violet
2.アネモネ
3.凛
4.smile
5.空中迷路
6.サイダー水に浮かんで消えた。
7.ゆらり、ふわり、君となら
8.幸せは星の上
9.流星レコード
10.星屑Tears
11.青空loop
12.水彩キャンディー
13.朝はやってくる、short filmのように。
14.puzzle
15.夢ぐも
16.さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~
17.Lingering Fizz
18.白と黒

アンコール
19.思い出探し
20.LIVE!!LIFE!!

ダブルアンコール
21.芽生えドライブ








終わった後は夜行バスの時間が迫ってたのでそのままトンボ返りで幕張まで
本当はもっと色々話したかったりしたのですが、こればっかりは仕方ない
京都まで行って幕張行きのバスに乗車、
体力を消耗してたのでグッスリ眠れましたね(笑 海浜幕張駅付近に着いた時は正直クタクタ状態でした。
でも色々と経験出来たし間違いなく思い出に残るライブだったしで個人的に大満足でした。
また、あの箱でライブが観たいので今後も二人の活動を応援していければ、と。

正直言って想像以上に素敵なライブだったんですが、
実はまだ今週末の日曜日に東京公演が残っています
marbleのライブは繊細な部分も刺激的な部分も両方楽しめる良い塩梅のライブだと思ってるので
ご興味があればまだチケットの残っている昼公演など参加してみてはいかがでしょうか。
という事で久々でドキドキだった遠征ライブもこれにて本当に終了(自分にとってはレポするまでがライブ 笑)
また月世界で好演してくれたmarbleとサポートメンバー、スタッフの皆さん、一緒に盛り上がったお客さんやリクエストしてくれた方々
そしてこのレポに目を通してくれたすべての方々に感謝します。個人的ハイライトは「空中迷路」「朝はやってくる、short filmのように。」の2曲で。
特に後者は今まででも一番良い仕上がりだったように思う。






最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 8巻/松沢まり

2015-02-07 | 単行本感想






松沢まり「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」8巻読了。












自分が1巻が出たタイミングでこの漫画を購入したのは、「松沢まりの新刊だから。」それ1点のみで
それ以外の理由って特になかったんですよね つまりは純然たる作者買いだった・・・と言う事ですね
したら掲載誌に合わせたのか(ちなみにこれは推測でしかない)かなりサービスカット多めのお色気ラブコメに仕上がってて
それが意外っちゅうか、面白かったりもしたんですけど、でも本来の作風はこの8巻のテイストだよな。って気も作者ファンとしてはしたんですよね

恐らくは元々松沢作品に触れてたか触れてないかでこの作品に対する捉え方は変わると思ってますが
この8巻で描かれている内容、テイスト、演出は正に自分がイメージしていた松沢作品と寸分違わない感覚で
紆余曲折を経て彼女らしい作風に回帰、または真髄を描かれたのかな・・・って気は凄くしました
要するに単なるお色気作品では済まされないドラマと趣の深さがあるって話なんですよね
純粋な兄妹愛の表現に、
親子愛の表現などなんかもう読んでてほっこり温まるエピソードの多い事多い事
勿論新機軸で新境地で新挑戦だったかつてのサービス攻勢も大好きだったし、だからここまで読んで来た訳ですけど
この8巻は自分が松沢まり作品に期待していた真っ当な優しさの表現、ほっこりする演出などが思いっ切り描かれていて
正直堪らんっちゅうか、
これはこれで一つ彼女の“真髄”という感触が個人的には強くありました
今まで「家族団欒」に乏しかったからこそ、余計にグッと来るお正月の多幸感・・・
ああいうのこそ真にまりさんの漫画らしいっちゅうか、ある意味漫画でしか表現出来ない空間を使った表現なんじゃないかと

個人的な話、この巻で描かれてるような“素朴な良さ”“まったり出来る空気感”が全然伝わってないのは歯痒くもあり、
「もっと知ってくれ」なんて思ってしまう自分も実はいたりもします
でも、ファンはきっと分かってる
元来のファンなら、もうきっと知っている
だから、それはそれで悪くはないし
だからこそファンがそれを伝えなければ、とも思います
美月も、夕哉も、「幸せな家庭風景」には恵まれなかった子供ですけど
逆に言えばその経験や背景があったからこそ、何気なく“みんなで”過ごせる普通の年末や正月がいとおしく、素敵だと思える
そんな心情をセリフではなく、あくまで雰囲気や表情で伝えられるセンスはやっぱり流石だと思います
不得手な自分とは違って、そんな空気を容易く作り出せる兄に対する憧憬・・・
の表現もまた素敵だと思いますし、説得力もあると思う
美月にも妹としての感情、欲求が芽生えてるようで
恋愛云々でなく素直に兄妹愛に向かっている方向性もまた自然で良いですよね
本当は、とても大切な人、不安定でずっと崩れそうな自分を“何気なく”支えてくれた人
だからこそ私は―

この先の、兄貴に対する美月の選択や反応などもすっげえ楽しみです。


もう一つ感心してしまったのは、漫画・アニメなどではよく多用される設定である「両親が海外へ出張へ~」っていうのあるでしょう
この漫画ももれなくそれに当てはまるんですが、この漫画はその設定に対して“決着”を付けてるんですよね
本当は人生の大事な時期に自分ではなく男に付いていく方を選ばれた寂しさ、
そして母親の本当は日本においてきぼりにするのは辛かった、という心情
正直この設定自体が便利屋扱いされてきただけに
そこにしっかりと向き合っている作品ははっきり言って多くない、つーか客観的に考えても珍しいと思います
その辺りからも松沢まりさんの生真面目さや誠実さが伝わって来ると同時にキャラの心情を大切にしてるなあ、とも感じられて
実にイイんですよね
夫に献身的でありながら娘を想って涙する母親、
我慢してる風に見えても本当は寂しかった娘の涙・・・
いや、なんかもう、ここまで設定とガチに向き合われたら脱帽ですよね
メイン二人が可愛く格好良く、でも親までもが実はいい人たちだったりするっていう
そういう抜け目の無さ、というか粋だなあ、というか・・・。物凄くほっこり出来たのは間違いないですね。

ちなみに最初の素直になれない、現実を受け止める事が出来ないという状態から
今巻ではようやっと再婚後の父である哲哉さんに頑張って自分から「お帰りなさい」と美月は声を掛ける事に成功しています
これは物凄い進歩であると同時に、思春期真っただ中だった美月にとっては間違いなく確かな“成長”なんですよね
またそのシーンがめちゃくちゃニヤニヤ出来る仕上がりで最高なんだな!!(超笑顔)
かなり生々しくリアリティのある描き方で美月にドキドキさせながらも言葉を言わせてますし、
その気を張ってる感じや告げた後恥ずかしくて部屋にこもる感じもそれっぽくて実にイイんですよ
成長を感じさせつつ、変化を感じさせつつ、美月らしいニヤニヤしちゃうような素直になろうと頑張ってる姿を見せるっていう
ラブコメ以外の人間的な成長、子供の成長的な描写も入れて来てる方向性もまた感慨深くて素敵だと思いました

いつ以来か、それとも初めてかってくらいほのぼのとした家族で過ごす年末や正月への純粋な嬉しさ、
再婚相手である父親に少しでも歩み寄ろうと無理しながらでも頑張る美月のいじらしさ
そして母親と、再婚相手である父親のそれぞれの子を想う気持ちと・・・
文句なく「ほっこり出来る」と形容出来る仕上がりで
凄く嬉しく、また頼もしくなりましたし
もう「妹ちょ。」は何の心配もしなくても大丈夫。って言える塩梅の新刊になっていると思う
これからは家族感や親たちとのいざこざというテーマをやり終えた節があるので
恐らくは日和のこと、そして美月のことと段々とクライマックスにフォーカスを当てて行く事でしょう
でも新機軸や挑戦から始まった本作は紆余曲折を経てより誠実な、より生真面目な作風に正しくブラッシュアップされた
なのでアニメから入った方にも、元来のまりさんファンにも是非読んで欲しいなあ、って個人的に思います
美月の兄貴に対する可愛らしい憧憬にもドキドキ出来るので変わらずラブコメ好きにも是非ってところですかね
真っ当に松沢まりさんの作品らしく、真っ当に面白かった。俺個人的にはそういう印象だった新刊、
やっぱり松沢まり作品大好きだわ俺。って再確認出来るレベルには高クオリティの8巻目でした
最高です。















ちなみに日和の本当の願いとはなんなんでしょうね
病弱で、いっつも部屋の中で、ホントはみんなともっと一緒に遊びたかった
兄貴の事は口実でしかなくて、真意はみんなと・・・もっと言えば美月と一緒に過ごしたかったのかも、、、
なんて事も考えましたがそれは9巻以降で公式に明らかになっていくと思われます
根子は間違いなく猫だと思いますが、
本格的なハッピーエンドも望めそうな気がしてこれからの展開も益々楽しみです
そして美月の本当の願いは、やっぱり兄貴と、っていうよりは優しいきょうだいが欲しいだけなのかも、ですね
なんだか色々な複線が繋がっていきそうでワクワクしてます
取り敢えず次巻に超期待!
日和は日和で、実は思春期真っただ中で上手く素直になれない美月をなんとかしたかったのかもね
実際になんとかなったしね。そんな日和のロリ時代のカットの数々もめちゃくちゃ可愛かったです
あのふわふわ感満載の髪の作画が素晴らしいな、と(笑
風でスカートがめくれそうなカラー口絵もまた最高!









サクラサクラ 6巻/もりしげ

2015-02-07 | 単行本感想








もりしげ「サクラサクラ」6巻読了。









大好きな漫画の新刊、って事でワクワクしながら購入して読んだんですけど
想像してた以上に官能的・・・もといサービスシーン多めの6巻目でした
でも考えてみればこんな状況じゃ仕方ないのかもしれませんね
その意味では至極真っ当な展開とも形容出来る内容
そりゃあ、お互いに好印象を抱いている男女二人がいつでも「出来る」スペースに身を置いてちゃね・・・って話ですな(笑
リビドー出まくりの春も、そんなリビドーに当てられちゃってる桜子も良い具合に生々しい描かれ方で
個人的にはそれだけでもドキドキしちゃうし「思春期だなあ、、、」と
この年代でこの状況で聖人みたいな考え方をする方が違和感があると思いますし
「あの頃」の異性に対する観方や照れて顔がほてっちゃう感じが蘇って来てすこぶる面白かったです
それは発情云々ではなく至極当たり前な反応ですし、そこを避けなかった・・・というだけの話でしょう
ただ避けなかったお陰で目の保養にはなりまくりな内容でもあった訳ですけどね(笑

でも、それは「官能」を真剣に描いてる証拠にも他ならないのでしょう
本当はサービスシーン云々なんて言葉では形容し足りないくらいこの6巻のそういう描写の数々は「官能」そのものであります
異性のカラダに性的興奮を覚える、自分のカラダを見られると気分が火照ってしまう、相手の性欲事情に対する興味・・・などなど
その上で先生が助け舟(オカズ)を出すんですが、それが却ってコレットさんのわがままを誘発し裏目に出ちゃう訳でもあるんですが(笑
気が付けばBL展開とそれを危惧するヒロイン達、っていう結構な脱線を繰り広げてた気がしなくもないですけど
でもそうやって阿呆な行為に勤しむのもラブコメディとしては全然悪くなかったですね
女の子が真剣に男子を喜ばせる技を学ぼうとしたり、
実践しようと計画したり、
でもそれもコレットさんの「反省」によって未遂に終わったり・・・と
全編に渡って官能だけがフィーチャーされてるような内容になっていますけど
それもまた「思春期」の一部、、、という事で、楽しんでもらえたらこれ幸いといちファンとしては思います
余談ですがボクサーパンツのふくらみが生々しかったり、表情が艶っぽかったり益々官能的な作画への追及も余念がないようで
そんなもりしげさんのこだわりが感じられる「本気の官能」「本気の思春期っぷり」が堪能出来る振り切れた塩梅の新刊に仕上がってるかと
ストレートに生々しい思春期の官能模様が兎角楽しくて大好きだと思えた、という印象ですね。最終的には。
桜子もあれはあれでムッツリだったりするもんだからニヤニヤが止まらないんですよね(笑


桜子も、コレットさんも、
共に春が好き、という気持ちは同じ
春とそういう事になってもいい、という気持ちは同じ
でもコレットさんは春が桜子のが好きな事も、初めては彼彼女らが良い事も
そして桜子と自分は違う、って事も全部分かっているキャラクターだったりもする
そんな水面下の想い遣り・・・があったからこそ、ちょっとは桜子と仲良くなれたんでしょうし
桜子もまたコレットさんのある種のストイックさに惹かれて彼女を少し認めたんでしょうね
そういう二人の仲が進展する様子も良かったと思いますし、
お互いの性感帯を刺激し合うショッキングかつエロティックな展開もあったりして・・・
はい、最高でした(超笑顔)。
ある意味百合百合しくもあったんですけど、
ああいうのもまた官能的で非常によろしかったですし、
くんずほぐれつの乙女たちの図はシュールでありながらクスクス笑える隙間もあったりして
サービス的にもコメディ的にも実に手応えが感じられた描写でもありました

男の子のリビドー処理の描写を描くと同時に、
女の子の自分を見て欲しい、って気持ちも十分に描いている
その辺もまたある種リアルに感じられて良かったなあ、と思うと同時に
これからの春と桜子の関係性もまた楽しみになる新刊でした
この一冊通してほぼ学校には行ってないんですが、
その伏線が最後に強烈なオチを生みだしてたり構成的にもまた面白味を感じた6巻目
リビドー出まくり、一人プレイまでしちゃう春の「男の子っぷり」にニヤニヤクスクスそして共感が出来たり、
そんな春の溢れ出る(文字通りの意味合いでも)リビドーに当てられて不意に官能的な気分になっちゃう桜子も
両方可愛くてちょっと微笑ましくて、ラブコメ的にドキドキワクワク出来た最新刊でありました
これはこれで少年誌のギリギリに挑んでる感じもするのでその意味でも是非、って所ですね
でも思想や概念、描写の雰囲気はモロ青年漫画に近い印象も受けますけど
あくまでギリギリを貫き通してる部分は正に自分が愛している少年誌のお色気ラブコメそのものって感じですね
欲望に溺れる様も欲望に充てられる様もどっちも均等に楽しめた最新刊、
めちゃくちゃ面白かったです!!
7巻からは待望の夏休み編って事でこれもまた楽しみです
今特に大好きなラブコメの一つなんで個人的に応援しています。










しかし押し入れの中の桜子は心情描写含めてとっても良かったですねえ
プールの時の過剰に意識し過ぎな思春期模様も良かったんですけど、
ああいう官能やリビドーに揺れたりする乙女の描写はやっぱええのう、って事で。
表紙も明るい敷島さんの表情がとってもキュートですし、27頁目の扉絵の桜子もすっごく可愛くて印象に残りました
そういう部分にも着目していただけたら・・・と思いつつまずは素直に官能模様をお堪能あそばせ、って事で。
今巻の桜子もめちゃくちゃ可愛くてその点でも大満足でした。



【伝わって、それをまた伝えて】SHIROBAKO 第17話「私どこにいるんでしょうか・・・」 感想

2015-02-06 | SHIROBAKO
この二人のやりとりが面白過ぎる(笑 久乃木愛ちゃん予想以上にめちゃカワですな~。







冒頭では久々に高梨にプリプリしてるみゃーもりを拝めて早速眼福でした
最近のみゃーもりは明るくて時にちょっと意地悪な目配せをするそれはそれでめっちゃ可愛いキャラクターとして描かれてますが
初期でよく見られた困ったような表情や口調なんかも個人的には好きだったりするので(笑
何気にあ・うんの呼吸で会話が出来てる辺り良いコンビっちゃあ良いコンビ・・・なのかな。

そのシーンで見受けられたのは観る前からグダグダ言う連中の野暮ったさ、、、ですかね
そもそもそんな穿った観方、観る前から固定観念がベッタリ付いてちゃ正直「純粋に観てる」とは言えないでしょう
もっと言えば「その人が何を作って来たか」、と
「その人が(これから)何を作るのか」は全く別のものですから
それでいて周りの評価が良かったら右に倣えでよくある手の平返し、
始まる前から観てもいないのにグダグダ言ってた癖にまあ都合の良い生き物ですよね
勿論イメージや経歴なんかは視聴意欲に作用する事もありますけど、まずちゃんと触れてから物を言うべきだと思います
「周りがこう言ってるから」「みんながそういう風に言ってるから」じゃ、完全に思考停止でしかないですね。

もう一つ、キャラデザ通過に関して井口さんが小笠原さんに感謝の意を述べた場面
それはそれで井口さんの誠実さが表れていて素敵だったんですけど、その後そんな井口さんに彼女は、
「井口さんがめげず腐らず頑張ったからです」
こんな言葉を掛けていました
これは本当にその通りで、
確かに協力もしたし助言もしたけれど、実際にOKが出るまで色々悩み苦しみながらやり抜いたのは井口さん自身です
だから、もっと自分を誇っていいし、それは有り体な謙遜なんかするよりもよっぽど健全で正しい行為だと自分は思っています
自分の頑張りを自分で認めてあげて、それを糧にお守りに「これから」を歩んでいく方が井口さんにも似合っている。気がする。
本当に自分が頑張ったという確信めいたものがあって、かつそれを実感出来るなら、それは決して「誰かの所為」になんてしなくていい。
井口さんの、彼女のひたむきな頑張りがあったからこそ周りも協力してくれたのだから。
そんな風に誠実かつ努めて明るく振舞ってるいじらしさも携えている井口さんが本当に好きです
このキャラも初期と比べて随分感情移入出来るようになったなあ・・・と個人的に感心。





そういった何気ないシーンからも考えるところ、思うところが生じるのが「SHIROBAKO」の面白い部分なんですが
今週は主人公であるみゃーもりとメインの内の一人である絵麻の“成長”を如実に感じた話数でもありました
みゃーもりは矢野エリカさんの教えを忠実に受け継いでいて、
どんな時でも必要以上に慌てない、
まず落ち着いて地に足を付けて対処する事を覚えています
これだけでも感慨深いのに出来たばかりの後輩に厳しく当たらず
あくまで優しい口調で冷静に物事を伝えている「いい先輩」っぷりが堪らないですね
こんな人の元で働けたら、きっと誰もがやる気になるはず・・・って思うのは俺がみゃーもり大好きだから。・・・ってだけじゃないはず。うん。
みんなにやる気を出させる持ち前の元気さ、失敗したら必ずフォローしてくれる優しさ、でも時には先輩でも自分の意見を堂々と告げる真面目さ、等々
みゃーもりもみゃーもりで肝が据わって来たというか、今は随分しっかりと仕事してるんだなあ。って思うと
ジーンと胸が熱くなるものがありましたね
やっぱり今も昔もみゃーもりはリーダー的素質があるのかもしれない。世話焼き上手だしね。

それ以上に実は胸にグッと来たのが絵麻の成長でした
あの瀬川さんに幻滅されたり真剣になるはずが深刻になっちゃってた絵麻が、
今は久乃木さんに、より細やかな作業を教示出来るくらいに成長しているという事実・・・!
それはまあ久乃木さんみたいなタイプが相手だからかもしんないですけど(笑
でも、きちんと瀬川さんに注意された点を彼女もまた覚えてるんです
そしてそれを後進に伝えている、という現実
こういう部分がまた堪らないなあ、というか
みゃーもりにしろ絵麻にしろ「注意された部分が直っている」という部分が重要だと思うんですね
だからよりリアルで説得力のある“成長”を感じられますし、それ即ち誠実な作風であるって持論の証しでもあります
段階を飛ばさず、丁寧に丁寧に物事を重ねて来たからこその確かな成長、という名の手応えを得る事が出来る。

そして、それを伝えてもらった後輩がちょっと満たされる、報われるシーンはまた格別ですよね
佐藤さん、安藤さんはまだまだ駆け出し、どころか呆れられるレベルですけど(笑
久乃木ちゃんに関してはPVとは言え自分で歯磨きの設定を作り原画を描き、
実際にそれを観て少し感動やカタルシスを得る事が出来た
勿論久乃木ちゃんが一生懸命頑張った成果でもあるけど、
そこには絵麻の“教え”がしっかりと生きている・・・というここまで観続けて来たファンとしてはたまらん流れでした
初期にみゃーもりや絵麻の不格好な姿を散々描いて来たからこそ、より今の成長が感慨深く感じられるのかも
俺は「SHIROBAKO」のね、そういう作劇がもう大好きでツボなんだなあ。って事を再確認しましたね。
エリカさんや瀬川さんからの教えがみゃーもりや絵麻に伝わって、それがまた彼女らの後輩に繋がっていく・・・
同じP.Aのお仕事アニメであった「花咲くいろは」もそうですがやっぱりそういう先輩後輩の関係性を描くのが上手い、というか好みですね。


佐藤さん安藤さん、特に佐藤さんは色々分からない事だらけ、不得手な事も多く
佐藤さんのが「より疲れている」と思わせるような描写がちょっと不安を煽ってもくれましたが(今回のサブタイは恐らく佐藤さんの心情とのWミーニングかと)
それでも今作ならば納得のいく着地点を作り出してくれるはず
その過程も含めてこれからも楽しみです
よしんば辛くなって辞めたとしても何かが残る様な作劇になればいいですね。勿論一番嬉しいのは佐藤さんの覚醒ですが(笑
 久乃木ちゃんも早くもポテンシャルの高さを発揮してるので、
絵麻から助言を受けつつ逞しく育って欲しいです
にしても絵麻はすっかり通訳ですな(笑





このアニメで好きなポイントとして、
未だにこうやってちょくちょく集まって“みんなで”夢を追っている
誰かが調子悪かったら素直に励ましたり、成功を祈ってくれる優しさがある
何より高校時代の付き合いがここまで長く、かつ継続的に保たれているのが凄い・・・というか
なんだかちょっとその繋がりの深さに羨ましくもなっちゃいますね
“七福神”はまだまだ先・・・でしょうけど、
こういう結束力と他人を想い遣れる真心があればきっと夢もいつか叶うはず

人生は色々経験した方が必ず得れるものがある(まあ、得たくないものも多かったけど 笑)
だから、どんな経験も結局は今を生きる糧に繋がっている・・・と思う。
ずかちゃんもきっと報われる日はやってくる
その日をまたみんなで祝えるといいな。
そんな風に思います。
そして相変わらずみゃーもりは自然体で素朴な色気もあって実に素晴らしかったですね(笑
美術さんから「怖いもの知らず」と形容されたり人当たりの良さは誰よりも強かったり、
そんな彼女のポテンシャルがもっともっと花開く事にも期待。
今週も面白かった!













先日BD2巻購入しました。
2巻でもブックレットの解説の細かさ、ボリュームは健在
そのサービス精神の高さには脱帽ですね
きっと内容だけじゃなくブックレットも相当楽しめると思うので興味がある方は是非。



ところで、アンタ誰?



ヤングジャンプ 2015年10号 感想(ボクガール51話、もぐささん46話ほか)

2015-02-05 | ヤングジャンプ感想







2週間ぶりの「ボクガール」掲載!ありがたやありがたや・・・。








☆ボクガール #51 ボクの父さんの秘密・・・

親父さん、変態じゃないか・・・(笑)。
いやなんかもう騙されたとか、してやられた!っていうよりは茫然自失というか
正直この親父さんの事をそういう人だと疑った事すらなかったし、疑うような描かれ方でもなかったので
インパクト大っつーか、はっきり言うとかなり笑っちゃいましたよね(笑
誰もが激昂を思い浮かべる中こういう飛び道具を用意出来る杉戸さん侮れませんな

こうなるとお風呂云々もまたこの展開の為の複線だったのかな、
だとしたらどういう展開になってしまうのだろう・・・と個人的に興味しんしんです
猛の家に泊まる、という事実がもたらす効果も気になるし、藤原さんがどう絡んでくるのかもワクワクしますし
益々愉快な展開になっていきそうでこの先がすっげえ楽しみです
や、ゲス的な意味合いだけじゃなく、ね?(笑

てっきり親父さんが瑞樹の今の姿を許し難く思い、
それに対するアンサーや決着を示すシリーズかと勝手に判断してたので
その点ではまるっきり予測が外れてしまいました
でも瑞樹がちょっと可愛いもの好き・妙に男らしさにこだわっているのは間違いないと思うので
いずれはそういう変な意地を捨てられればいいなあ・・・とはいちファンとして考えてます

瑞樹の花嫁姿は・・・もうサイコーですね(笑顔)
父娘コースかよ!と多少のマニアックさを感じつつも(おい)
親父のヤバい愛情の度合いが一発で分かるカットでした
この素情がバレるのか、
果たして隠し続ける事は出来るのか・・・
割と色々な展開に応用出来そうなのも含めて来週以降も楽しみです
まずは親父にとって瑞樹につく虫的な印象でしかない猛を粛清するっぽいですね
逆に粛清される可能性の方が高いだろうなあ、とはある程度予想しつつ(笑
最終的には親の愛をしっかりと伝えて今シリーズを締め括れれば、と。


しかしまあ、悪いけど想像の中のレイパーと化した猛、正直ちょっと似合って
・・・ん、いや、まあ。 あと個人的には無理矢理されてる瑞樹も可愛
・・・ん、ゴホッ、うん。これ以上はもう、ね。
まあ想像するだけならいいよね!(よくない)

2週間ぶりのボクガ、コメディとしても瑞樹の可愛さ、という点でも楽しめて凄く良かったです。
親父さんの暴走に期待・・・いや、もといきちんと解決する事に期待、です!



☆もぐささん 第46話 手作りチョコと百草さん

「ほぼ付き合ってるじゃん 小口と」


それ、多分読者の過半数が全く同じ事を、寸分違わず感じてたと思います(笑
いや~ようやくっちゅうか、満を持してっちゅうか、正直ここまで長かったんでね
感慨深いですし
素直にワクワクドキドキしちゃいますね
またちょっとだけ恋に自覚的になった?百草さんがめちゃくちゃ可愛いんだなこれが!
元々まったりしてて包み込むような母性とキュートさを携えてるのに
そこに「恋」が加わったらもう太刀打ち出来ないッスよ!(←何に?)
正にヤンジャンだから出来たペースと構成ですよね
溜めて溜めて、一気に吐き出す・・・
毎週毎週ショッキングな展開や強烈な引きを用意するだけが週刊連載じゃないって事ですね。素晴らしかった。

また、自分から気付くんじゃなく、他人から指摘されて~っていうのもイイですよね
指摘された瞬間の百草さんの紅潮した表情がめっちゃ可愛くて
誤魔化す時の表情の変遷も負けないくらい可愛くて、
でも、
それがきっかけで義理で渡すはずの(だったと思う)チョコを渡しづらくなって・・・
っていうのもある意味更なるニヤニヤへの布石だと思いますし、正直来週以降がめちゃくちゃ楽しみです
こういう恋愛に疎い女の子が、自らの好意に自覚的になるのははっきり言ってグッと来ますねえ
各駅停車、決して快速のようなスピード感はなかったけれど
その分ジワジワ進んでいくこの感じがすっごく楽しい。
食べ物コメディにして、
同時に物凄い誠実なラブコメディでもある本作
一種のターニングポイントとも形容出来る回でこの話数は是非ファンに読んで欲しい、リアルタイムで感動して欲しいな、って思いました
こうやって改めて見ると百草さんって超正統派の純然たる美少女なんだよなあ・・・って事実をまざまざと感じます
普段は手にべっとり付けたチョコをポッキーに錯覚するレベルの食いしんぼうキャラですけど(笑
その分一度(ひとたび)恋に目覚めた瞬間のキュートさは群を抜いている
まだまだものすんごい可愛い表情拝めそうで色々期待しちゃいます
茶化されてちょっと気まずいっていうのも思春期っぽいですし、
これから更に加速度的に面白くなりそうで実に楽しみ!



☆思春期サァカス 第32幕 乙女心チグハグ

うおおこっちもまた正統派の(?)ラブコメだぁ
正直どんどん素直になってる真珠が可愛くてたまらんです。はい。
いつもは子供っぽいキャラだけど、意外と健気さを感じられたっちゅうか
初恋の人は透輝くん。って何の躊躇いもなくスッと口に出したあたりは結構キましたねえ
背伸びしてる感じも可愛いし、ラブコメ化は割と正解なのでは・・・と思いました

そんな中で斜め上のギャグがあったりゲスいネタをオチに使ってるのもブレてなくていいですね(笑
クスクス笑えつつもニヤニヤ出来る仕上がりでこの分だと今後にも期待出来そうですね
元々結構好きでしたがね。
「初恋の人は今」の3コマ目の真珠は特にガチで可愛かったです
真珠の健気でちょっと不遇なテイストが最近は前面に出てて中々読んでて楽しい作品です。

そして、部長の言う事は実はかなり真理に近いと思うんですよね(笑
全部が全部(自分にとって)完璧でいいものだったら選ぶときに差異を付けられない
迷いが生じてしまう訳で。だから(自分にとって)優れてないものも実は必要不可欠なものなのかもしれませんね。
そういう事が水面下で感じられたのもまた面白かった話数でした。あくまで個人的な捉え方、ではありますが。









◆ゴールデンカムイ

杉元は子供か(笑
でもなんか、こういう関係は自然でいいですよね
遠慮なくツッコんだりボケたり(?)でね。
何だかんだ言いつつもバランスの取れた良いコンビである事に間違いはない
それが証拠に力で劣るアシリパさんも知識と経験は杉元のかなり上をいっている
生きる術をいっぱい学んできたアシリパさんと戦場で勝負勘を鍛えて来た杉元が手を組んでこそ最強!って話です。
早速、新たなる刺客も出て来るようで・・・また二人のコンビネーションで魅せて欲しいですね。
コミックも自分も買いましたが無事増刷されたようで何よりです。面白いからね。
恐らくは弾数が伏線となる・・・はず。



◆BUNGO-ブンゴ-

「スゴい人?」(悪い気はしない)


水嶋くん、案外チョロいのか?(笑
でも文吾は決して甲子園や強豪校を目指す人を見下している訳じゃなくて
目の前の事に全力なだけなんですよね。だから一度(ひとたび)凄さを実感すれば素直に尊敬する事が出来る。
恐らくは扱い辛いタイプの主人公だとは思いますがこういう部分は主人公っぽい・・・かな、とはちょっと感じました
割と現実的に描いてくれそうな気配もあるので、今から戦術面の描写を見るのも楽しみですね
次週カラー獲得みたいでスタートダッシュには成功出来たのかな?
いずれにしろ高校野球は大好物なんで、長い目でじっくり育てて欲しい連載です
文吾は地元の高校に進学するのか、それとも所謂野球留学をするのか。その辺と描き方も楽しみ。



◆リクドウ

兵動戦の意味合いがまた変わって来た今回のお話、
リクの場合勝ちとか欲を意識したら空回っちゃいそうな気もしますけど、どうか。
そしてリクこそが所沢さんの最後の遺産であり、「残るもの」・・・という気がしています。
取り敢えず、全力で、頑張れ!



◆こねてこねて!神ねんどくん/武富智

この方すっごく良い絵描きますよね・・・
こういう素朴な感じ、好みです。
お話もマイノリティに対する妙な視線や矯正へのアンチテーゼとも呼べる内容で
こういうのは中々感情移入出来る節があって悪くなかったですね。
自らカテゴライズされにいくことなんて必要ないんです。











いや~しかしシンマン賞のコーナーは、
ちょっとした作家インタビューみたいな感じに毎週なってて実にイイですね
いつか「ボクガール」の杉戸アキラさん、「もぐささん」の大竹利朋さんにもやって欲しいです。

ゆるゆり 13巻/なもり

2015-02-04 | 単行本感想
↑このコマが好き過ぎる(笑)。








自分はなもりという作家に一目を置き続けているのですが(ってこう書くとなんか偉そうですね 笑)
この13巻でまたしてもやってくれました いや、普通に面白く安定も安定、鉄板と書いて差し支えない内容なんですけど
自分がやってくれたな、またも頼もしい一面を見せてくれたな、と思ったのは船見結衣というキャラクターに関しての扱いです。

結衣は中学生じみた部分があまり見受けられない、所謂クール系ツッコミキャラとして初期から存在してたと思うんですけど
少し前から逆にイジられるパターンがちょいちょい増えてきまして、この13巻ではそれに加えて
ちょいちょい中学生じみた行動を垣間見せるようになってるんですよね
プライドの高さ故かちょっと京子にゲームで負けたくらいで実はムキになる微笑ましい一面を見せたり
水遊び(っていう題材の時点でノスタルジックでツボでしたが)では子供みたいに京子と意地を張り合ったり、
今まで「大人びている」というキャラ付けというか記号を持たされている節もあった彼女がより中学生らしい微笑ましい行動を取るようになった
それによって作品の精度というか、中学生を題材にしている利点がより強く反映されているようにも感じられるようになっています
要するに「っぽさ」が増した事によって更に作中観にのめり込める隙間が広くなった・・・という話ですね

前述しましたが、水遊びとかそういうテーマもその顛末もいかにも中学生がやりそうな事ですし、
すごくこしょばゆいと言うか、子供らしくて微笑ましいというか
結衣がゲームに負けてムキになって、
それをごまかすコマなんかも
個人的に昔「こういう事あったよなあ。」って素直に思えてすっごく楽しかったんですね
段々とキャラクターが年相応になりつつある、今までの記号を保ちながら「っぽさ」を表現しつつある内容に仕上がっていて
正直人気も知名度も得た作品ながらまだまだ行けるんじゃないか、まだまだ表現の精度が高まっていくんじゃないか、とか
そういう期待を抱かせる内容にも仕上がっていてやっぱりなもりさんの進化の度合いは絵柄的な意味合いだけじゃなく侮れないな、と
俺個人的にそういう感触を受けた13巻目でした
まだまだファンが見てない色々なキャラの表情も引き出せると思うし、
徐々に(良い意味で)浅はかな一面を見せて来た船見結衣というキャラクターの今後がすっごく楽しみですね
何気に京子はただ単に幼い(笑 櫻子とは違って確信犯的な部分が往々にしてあるので、
その一面で実は負けず嫌いな結衣に意地悪な目配せをしたり
逆に結衣をフォローしてあげたりと
随所に隠された賢さが垣間見えるキャラにもなって来ています
それでも何気に照れ屋だったり京子もまた負けず嫌いだったりする所は実に中学生っぽくて良かったです(笑

そんな風に結×京、または京×結として想像してニヤニヤ出来るような余地も多々あったのが余計に最高でしたね
この二人の関係性は本作の王道にして本当に「いいなあ。」と思える素敵な距離感があるな、と
休日に二人で延々と遊ぶ93話は終始ニヤニヤクスクスしていましたね。





もう一つ、13巻でツボだったのはあかりんがスモール化してしまう小話でした
元々めっちゃ可愛いあかりんがスモール化しちゃった、って時点で絵面的に最高だったんですが(笑
スモール化しつつも若干不遇なあかりんがもう可愛すぎて読んでてキュンキュンしちゃいましたね
リアクションの一つ一つがキュートでありながら確かな笑いにも繋がっててセンスの良さを感じましたけど
同時にそれが夢である事からさり気にちなつのあかりへの水面下の愛情だったり好意を匂わせるお話にも仕上がっていて
個人的にちなつ×あかりの組み合わせが大好きな人間としてはそりゃもう堪らないテイストの話数でしたね
ちっちゃくなったあかりんとそれを見守り助けるちなつとの関係性がすっごく良くて・・・
百合的にも色々想像出来て大満足なパラレルに仕上がっていました
オチもまた秀逸でした(笑 ビッグ結衣!

その他にもギャグ、小ネタの数々はいちいち面白いですし
なんなら本編の後のおまけカットすらいちいち面白い内容で(笑
これがまたどれも絶妙で本編の笑いを更に増幅してくれてとてもイイですね
時には違った組み合わせによるほっこり出来る小話があったり、珍しく松本りせが主人公のこれまた温か味に溢れたお話もあったりする
(余談ですがあの話の物々交換のオチとそれによる顛末は、本当に幸せを感じられるものは自分の身近にある。って事だと思う)
そういうバランスの良さだったりきっちりクスクスニヤニヤ出来るセンスだったりが相変わらず冴えていた最新刊
その上で結衣の年相応な反応やちなつの隠れた愛情など違った一面で新鮮さも受け取る事が出来る
正に抜群の塩梅で成り立っている新刊でありその構成にもまた感心させられた13巻目でした
要約すると「まだまだ期待出来るし、すっごく面白いです。」って事なんだけど(笑
13巻目まで来ても期待は尽きないし、伸び代も感じさせる
それが何よりの収穫だったんじゃないかな、と。
やっぱり大好きな漫画です。
なもりさん最高です!














扉絵も凝ってて美麗なんでその点も是非着目してみて欲しいです
なもりさんの絵は極まって可愛いんですけど、そこはかとなく色気もあるのが尚良いですね
限定版の小冊子はアニメ「なちゅやすみ!」に関連した16ページほどの友情含む小話に仕上がっています
勿論アニメ観た上で楽しむものだと思いますが、別にこれ単体でもちゃんと楽しめるものになってるので多分限定版のが良いですね
感覚としては1話ボーナストラック的なお話が楽しめる・・・って感じですかね
京子の顔芸もますます冴えていて尚且つ可愛くもある(笑、し、 櫻子の変態的漫画も載っていますし(オチがまた面白い)、
色々とよりどりみどりで久々の新刊だけあってあますことなく楽しめる出来栄えでした。
14巻以降も楽しみ!!




白と黒/marble

2015-02-03 | アルバム感想







自分が誰かも 何が好きなのかも
分からなくなってる (白と黒)


かぼちゃの馬車ならもうすぐやってくる
そう、信じててもいいでしょう? (「かぼちゃの馬車なら、もうすぐやってくる。」)


見渡したら からっぽだよ
気付けば音も無い 真っ暗だ
ここは何処だろう (欲望のドーナツ)


回転してる しがらみの中
着古されたシャツだ
捨ててしまえばいいのに (希望のホシを)


何にもないよ 自分は
気が付いたら
ほらひとりぼっちみたい (呼吸)








一体何があったんだろう、ってくらいナイーブかつシリアスな歌詞が蠢いている本作ですけど
かといって音がロック寄りなのかと言えば違うしめっちゃ感情的な作品なのかって言えばそれも違う
音自体はmarbleの王道も王道、どころかより洗練されたオーガニック・ポップを響かせている傑作に仕上がってます
曲数も6曲で時間も約23分とサッと聴けてスッと心に入ってくる浄化作用の高いポップ・ミュージックとして鳴っているのが本作「白と黒」なんですね

まあ、タイミングがタイミングなだけに深読みしようと思えばいくらでも深読みできる作品にはなってるんですけど
それは野暮な行為だと思うので自分はしません けど、驚くのは孤独感や満たされない想いを吐露している作品にも関わらず
聴き心地は最高っていうか、耳馴染みが抜群っていうか、端的に言えば「サラッとシリアスな感情を吐き出している」良い塩梅の作品になっているんですよね
どこを切ってもグッドメロディ、多彩でシックな聴き心地の良いアレンジ、そして素朴でじんわりと良さが伝わって来る雰囲気・・・
marbleのストロングポイントといつも以上にシビアな歌詞が相俟って“気持ち良く言葉が聴き手に沁み込む”そんなアルバムに仕上がっています
BGMに出来る程度の軽さがありながら、聴き流せないシリアスさもあって正に新境地かつみずみずしい音像
決して過去の後追いでなく新しいmarbleのスタイルを提示している最新作にしてキャリアを代表するレベルの名盤になっているかと
これはファンだから、とかじゃなく完全に素直な感想であるので、ヴィヴィッドで純度の高いポップスを求める方には是非聴いて欲しいなあ、って思ってます
ある意味marbleが本当にやりたかった音楽なのかも・・・って気がしなくもないです。個人的には。
曽我部恵一とかクラムボンとか空気公団みたいな音が好きなら聴いてみて下さい。要は濁りのないピュアなポップス、という事ですね。


ただこのアルバムは一般発売されていなく、オフィシャル通販とライブ会場限定発売という仕様になっています
正直書くとこんだけクオリティの高い作品ならばもっともっと色々な人に聴いてもらいたいなあ・・・って気持ちもあります
具体的にはレコード店に置かれれば良かったんですが、まあ結構私小説的な、、、パーソナルな部分が占めるウェイトの多い作品ではあるので
その意味ではそれはそれで、って気もしなくもないんですけどね。
恋愛の歌とか一つも入ってないし、
めっちゃ前向きとは決して言い難い方向性ではありますが
程ほどにシビアでありながらそれでも懸命さも携えている歌詞
そんな歌詞をサラッと汗臭くなく伝えられるセンス、は正に理想的であり
本当に俺はmarbleの歌詞もメロディもアレンジも、要するに音楽そのものが大好きなんだなあ、と。
だからこそファンとして少しでもこの音楽の良さを正しさを伝えたくなっちゃうんだろうなあ・・・って思うレベルにクオリティの高いアルバムだって事です。

既にアナウンスされてますが、本作と今月の3本のライブをもってmarbleは活動休止期間に入ります
その前の最後の作品としては色々な意味で相応しい内容のアルバムになっていると同時に
また新しい、また違った純度の高さを提示出来たアルバムだと思っているので
個人的にはまだまだ“その先”の活動にも期待したいですし
期待したくなるアルバムだと思います
marbleのキャッチコピーであったオーガニック・ポップのネーミングに恥じない作品が休止前最後の作品ってところが
ファンとしては誇らしいし、嬉しいし、迷いなく推せる事に本当に「ありがとう。」って書きたいですね。
清廉かつシビアで、その中に眠る能動性なんかも感じられる傑作でした。「白と黒」。


一曲一曲ごとに触れると、
PVも作られている「白と黒」はヴィヴィッドなバンドサウンドが気持ち良いキラーチューン、
別に歌詞の中で何かが解決する訳でもなく、ただ、色々な迷いや不安を抱えながら、「歩くよ」
それ以上は何も言わない潔さが気持ち良い曲 余談ですがPVの最初の方の4人集まった所でmiccoさんが歌い出す部分が超クールだと思います(笑
「かぼちゃの馬車なら、もうすぐやってくる」はライブで聴いた時は正直単純に楽しくて盛り上がれる曲・・・ってイメージでしたが
音源で歌詞を読みながら聴くと「頑張った分だけ報われても構わないでしょう?」って痛切に祈るような案外シビアな曲でもありました
勿論アレンジはカラフル、メロディは伸びやかでポップ、菊池さんのギターも良い具合に遊んでて非常にロックンロールな仕上がりで
そういう祈りにも似た気持ちと共にワクワクドキドキするような感情も付随してるような曲でもあります

「サイダー水に浮かんで消えた。」は今作でも随一に音の純度、透明感の強い楽曲で
素朴なポップ・ミュージックが好きならば一発で気に入る類の楽曲かと
この歌詞がまたカラフルな言葉に隠れて、実は成功も失敗も通じる事も通じない事もあるのが人生なんだよ。と
自らに言い聞かせるかのように歌っている深くて沁みる内容になっています
「欲望のドーナツ」はスローバラッド、
オルタナティブな音像にもなっているのでこれまた気持ち良く聴ける 3分弱で終わる収まりの良さも素敵

「希望のホシを」はすごく不安定な心情がグッと来る塩梅で伝わって来る物凄い感情移入してしまう類の曲ですね
期待されてる 勘違いかもね ってフレーズが生々しくて個人的にこのフレーズが大好きです 人間くさくていいなあ、っていうか。
メロディもポップで派手さもあって、タイアップが付いてもおかしくないパターンの一曲です
「呼吸」は、既にライブでは早くも定番曲のオーラを身にまとっている、今作でシングルカットするならば間違いなくこれ!って楽曲です
一番パーソナルな部分が反映されてる曲というか、曲中からmiccoさんの人生が滲み出ていてファンなら気持ち涙無しには聴けない一曲
素朴であったか味のあるメロディ、跳ねるようなリズム、心地良いアレンジ(特にドラミングが◎)・・・正に最高のキラーチューンですね
あと個人的に考えちゃうような現実がある中で「おいしいものとかさ、食べようよ」って方向性の歌詞がツボだったりするので
その意味でもお気に入りの一曲です この曲は間違いなく活動休止前ライブで披露されるでしょう
音源発売前に生で聴いて一番印象に残った曲でもありました(今ではどれも印象的ですけどね!)
こういう素朴かつグッとくる曲を最後に、
もっと言えば活動休止前最後の作品の最後に持って来るセンスがやっぱり最高だと思います
まだまだmarbleとしての夢をファンとして、この先もその先も見続けていたい。そんな風に思わせる一曲ですね。名曲。










要約すると最高にmarbleらしくて、それでいて新境地でもあってみずみずしくて、最終的には心温まる作品であると言う事
そして今月7日に神戸、15日に東京で活動休止前最後のワンマンライブがあるのでファンな人、興味がある人は是非共に楽しみましょう

今後もmarble、miccoさん、菊池達也さん各々に注目&応援を続けていきます。大好きなので!



FoZZtone 「Return to Earth」 TOUR『竹尾典明生誕 マーシャル祭り』@千葉LOOK 15.2.1

2015-02-02 | LIVE
昨日はFoZZtoneのライブを観に千葉へ。









去年の12月、同会場でのスリーマンの時に観て以来ですが、
その時にワンマンの告知してたのにもう当日かよ!って久々に時の流れの速さを感じました
スリーマンの時のフォズのパフォーマンスはもう最高で物凄く気持ち的に高めてもらった記憶があるのですが
今回はワンマンという事で新旧織り交ぜたボリューミーなセットリストで思いっ切り楽しませてもらいましたね。

そもそも今ツアーをもってしばらく充電期間、まあ平たく書けば所謂活動休止期間に突入するフォズトーンなんですけど
今ツアーは毎夜毎夜テーマを変えて挑んでいくそうでこの日はメンバーのバースデイライブという趣で開催されたライブでした
前述の通りその他の夜も今夜とは全く違う趣で開催されていく、つまりは似たような公演が生まれない
文字通り同じ夜は二度とはない・・・という創意工夫のツアーとして回っていくんですね
そんな風に新しい企画を生みだし続けるバイタリティは健在ですし、
本当に立ち止まりたくないバンドなんだな、と
そう思うと今回の活動休止ですらある種攻撃的活動休止なんじゃないかなー、なんて矛盾が生じている言葉さえ浮かんでしまうような(笑
頼もしい一夜だったと思います。

そしてこのタイトル通りギター・竹尾典明のバースデイライブという事でMCはすべて竹尾さんという
そこまでしなくても、と思うくらいの徹底っぷりが面白いライブでもありました(笑
選曲も総て竹尾さんが決めたらしく、
その意味でも通常とはまた違った趣があったと思います
デビュー当時の曲もバンバン演ってくれたり割と幅広いセットリストも楽しくておセンチにもパワフルにも振り切れてた公演に仕上がってたかと
個人的には物凄く上質のガッツをもらえた気がしてこれまた印象に深く残るワンマンを地元千葉で観れてとてもハッピーでした
ツアーはまだまだ続きますが、とてもバランスが良く休止前ツアーとしては抜群の内容だったかと思います。感謝。











この日は早々とソールドしたようで相当のスシ詰め状態でした
実は初めてフォズトーンを生で観たのも千葉ルックだったので(STAn等との4マン)、
今はそこでワンマンをしソールドもさせてるって現状に感慨深くも感じつつ
その頃を想起しながら開演まで待っていました

一曲目はまさかの「ベルティナの夜」!新譜の中のインスト曲で始まるという若干トリッキーな構成に驚きつつ、
それはそれで新鮮で良い感じでした 
そこから「開きっぱなしの扉か俺は」と個人的に新譜でも大好きな一曲を披露、
カクカクしたリズム、ポツポツと放たれるちょっと自棄的なフレーズの数々に感情移入しつつ
「Fish、Chips、Cigarettes」「Keller Water」とちょっと前のキラーチューンを連発、
序盤にホットな空気を生みだしつつ
淡々と、そして力強くも歌われた「Message from the front」の堂々とした歌とアンサンブルがとても決まってて格好良かった
この曲はかなり生々しい心情吐露を含んでいる印象で聴いている時に色々と頷きながら聴いていましたね
しみったれた「ありのまま」じゃ辿り着けない
正にブルース然とした雰囲気が心地良かったです。

やっぱり、 報われようぜ ってフレーズに感情移入してしまった「Gloria」
後半の渡會さんの声を張り上げてのそのフレーズに思わずハッとしつつも
なんだか感動が胸を拡がったり素敵なアクトだったと感じました
小気味良く「ワンダーラスト」を響かせ、情緒たっぷりに「青い炎」、これがまた哀愁を感じさせる出来栄えで新譜でも特に良い仕上がりだったかと
そんな気持ちの良い空気の中、「デビュー当時の曲を演ろうと思います。」と前振りして名曲「平らな世界」を披露!

この曲個人的に大好きなんですけど、演奏する機会の少ない曲だけにここでこの場所で聴けて物凄く感動しましたし
穏やかかつドラマチックなメロディ、演奏、音源の作中観を完全に再現し切った余計な装飾のない雰囲気も
全部ひっくるめてかなり恍惚的な仕上がりになっていたと思います
この曲の曲とは感じさせない話しかけているような歌も
自分の故郷を卑下しつつ、でもそこから深い愛情が伝わって来る感覚も(完璧だから好きな訳じゃない、という考え)
本当に素敵でバラードなのになんだかすっごく元気をもらえたような感覚が個人的にとても嬉しかったです
この曲の言葉では素っ気ない事を言ってるのにその奥から滲むような想いが伝わって来るセンスが大好きだなあ、と改めて確認出来ましたね。
竹尾さんの透き通るようなギターフレーズもまた美しかった。


リズミカルに、適度に温かい雰囲気で「チワワ」を披露し、
これまた新譜でも大好きな「風によろしく」はクオリティの高いポップスを完全に再現し切っていてとても気持ちが良かったです
この曲の良い意味でおセンチに浸っているような感触が大好きなんだなあ・・・と思いつつ丁寧な歌唱が尚嬉しかった
そんな至福の時間の後にリードトラック「溺れる鯨」を物悲しくも気高く演奏、
そしてMCを挟んで後半戦に突入して行きました。

名曲「音楽」をパワフルに奏でた後、これまた代表曲の「黒点」をエネルギッシュに披露
この曲は全体的にテンポがアップしているような感覚があってその勢いも含めて熱くなれる好演でした
一体感も心地良く、
続く「Anomaly」ではハードロックばりの激しい演奏も含めて興奮出来る仕上がりに
全体的にタフな音像にも気持ち良さを感じながら新譜と同じ曲順で「Cry for the moon」、
複雑な感情入り乱れる歌詞とグッドメロディに陶酔しつつ本編最後の曲である「Fortune kiss」。
これがまた“帰って来た日常”に対する賛歌のようなアレンジになっていて、その雰囲気にとてもジーンと来ていました
意気揚々と挑んで、砕け散って、それでも確かにここにあるものを祝い認めるような、そんな楽曲。
不思議な心地良さに包まれながら本編は終了、熱さと感傷が入り混じる素敵な一夜でした。
「平らな世界」は、むしろ今歌った方が似合うんじゃないか、
そう思えるくらいハマっていて個人的にこの夜でも特に胸に深く刻まれた楽曲になってくれました。改めて、竹尾さんの選曲にも感謝、ですね。










セットリスト
1.ベルティナの夜
2.開きっぱなしの扉か俺は
3.Fish、Chips、Cigarettes
4.Keller Water
5.Message from the front
6.Gloria
7.ワンダーラスト
8.青い炎
9.平らな世界
10.チワワ
11.風によろしく
12.溺れる鯨
13.音楽
14.黒点
15.Anomaly
16.Cry for the moon
17.Fortune kiss

アンコール
18.ホールケーキ
19.GO WAY GO WAY
20.Master of Tie Breaker










アンコールも本当良くてね、
まずバースデイライブって事で竹尾さんを祝った後、お返しと言う事でプレゼント抽選会なんかもあったりして
その流れでメンバーに「曲でプレゼントしてくれ。」と告げてからの「ホールケーキ」!
多幸感溢れる空気の中で聴く「ホールケーキ」はとってもキラキラしてて素敵だった、と同時に
ボーカルにも相応の想いが感じられて正にスペシャルな空間だったと思います
この曲こそバースデイライブとして一番の肝だった、と。

「GO WAY GO WAY」のBメロでみんな思い思いに踊る感じ、そしてサビでの一体感はやはり素晴らしく
混ざり気のないガッツを思いっ切り注入してくれたようなパフォーマンスに興奮
その上「Master of Tie Breaker」とどんどん「俺が俺が!」って気分になっちゃうような構成でもってアンコールが繰り広げられていました
それは水面下で受動批判であり、能動への推進を感じた事は書くまででもありませんでした
この日のライブの最高沸点をアンコールの最後の曲で表現出来るセンスとテクニック、
そして最終的には気持ちを熱々にして終わらせてくれる手さばきなど
最後の最後まで今のフォズトーンに感心しきりだったような気がします。クサい書き方ですが、“勇気”を素直に貰えた気がします。

後もう一つ、活動休止前のワンマンツアーの初日に地元千葉を選んでくれた事、また組み込んでくれた事にありがとう。って書きたいです。
ありがとうございました。
またルックでフォズトーンが観られますように。





ちなみにボーカルの渡會さんは最後の写真撮影の時まで本当に一言も発しませんでした
その一言は「内緒で来てる人は顔を隠して下さい」的な言葉で、
ホントに竹尾さん中心のショウだったんだな、と(笑
おめでとうございました!



お世話してる様でお世話になりました~きい「コンティニュー」 感想

2015-02-01 | 快楽天(きい)
何で毎回きいさんの作品はこんなにも素晴らしいのでしょう?







いやなんかもう九堂ちゃん可愛すぎ・・・!
ってそれに尽きるんですけど(笑
本当にきいさんの描かれるヒロインって絶妙な可愛さを含んでいて堪らないですよね
それは細かな仕草だったり、反応の生っぽさだったり、滲み出る生活感だったりと
物凄くこだわり抜いて制作されてる感じが個人的にしています
それはもしかしたら、自分がただ単純にファンだからそう感じるのかもしれませんけど
裏を返せばそういう写実的な部分含む成年漫画が好きならこんな風にどハマり出来る作風・・・だとは思います
新年一発目からとんでもないキュート爆弾を落としてくださいましたねえ(笑

冒頭の不意に触れた胸の柔らかさを反芻している先輩の描写のリアリティからして堪らなかったんですけど、
九堂ちゃんは顔自体は幼めで、基本ツインテっていうそんなに性を感じさせるルックスじゃないんですね
なのにも関わらず脱いだらスゴイ、あのルックスからあそこまで濃密な情事を描けるきいさんの描写力が半端ないな、と
つまりは普通にポップに可愛い!と思えるセンスと成年漫画的にお世話になれるセンスが同居している訳で
そのどっちにも振り切れるスキルはやっぱファン云々以前に凄いなあ・・・と感じながら見てました
ぶっちゃけ少女漫画や一般漫画っぽいっちゃあっぽい日常描写ですからね(笑
なのにも関わらず官能にはとことん官能的なのが自分のようなファンを生みだしているのだと思います。


部屋に入った時のデフォルメカットも可愛いし、
“先輩自身”がにょきっと出てるのを不意に目にしてきょどってるのも最高に可愛いですね!(満面の笑み)
見ないようにしてる・・・と思いきや、ちゃっかりジッと見ちゃってるのも生っぽくてイイです
大人しそうな顔して、案外「そういう事」に興味持ってたりと俺のツボをことごとく突いて来るようなキャラクターですね

その後は懇切丁寧に手コキをしてくれたり、
官能的な、ちょっと小悪魔的な目配せで気持ち良くしてくれたり
本当に読んでて終始ニヤニヤ興奮してしまうような繊細かつ大胆なきいワールドが拡がっていました
この九堂ちゃんもウブかと思いきや、意外と興味しんしんだったりもするギャップが実に官能的で可愛くてね
そんな九堂ちゃんの手さばきを拝んでお世話になってるだけでも正直たまらん作品ですわ

挿入した時の紅潮しながら下半身のラインがクッキリ分かる作画も素晴らしく、
陰毛の生え方や女性器のぷっくりした感じなど本当にきいさんならではの作画技術が冴えてます
美しい官能そのものです
官能にも色々種類がありますが、これは間違いなく美しいです
九堂ちゃんのセリフの一つ一つがいちいち可愛くて抱きしめたくなる愛らしさを含んでいて
なんかもう理屈じゃないいとおしさに溢れる情事のシーンだったなあ・・・と個人的には思いました
官能には実は興味しんしんだったけど、でも軽い女には見られたくない~という気持ちも伝わって来ましたし
先輩から率直に「カワイイ・・・」って告げられて思わず今作随一に紅潮する九堂ちゃんの可愛さは正に臨界点を大幅に越えちゃってましたね!(超笑顔)
最初に先輩が果てた瞬間の彼女の表情は官能的な行為に勤しんでる筈なのにポップなキュートさが前面に出てて、
こういう部分でもきいさんの進化を如実に感じる事が出来ました


最後のね、「私・・・やらしいコみたいです」
ってカットは最早反則レベルというか、可愛すぎにもほどがあんだろぉぉぉ!!ってくらいめちゃカワでした
エッチな女の子こそ本当は最も可愛いんだ―
そんな事実をまざまざと感じさせる超ハイクオリティの新作だったかと思います
もっともっとやらしくなっていいと思います。はい。 なんかニヤニヤし過ぎて心があったかくもなるような漫画でしたね。
きいさんは背徳も純愛もフルパワーで描いている印象で今後の新作、それに於ける進化にも注目していきたいです
最後の官能的に振り切れた多幸感も溢れている二人の描写もまたすこぶる良かったなあ、と
病気の時に彼女が下のお世話してくれるとかね、
男がグッと来ない訳ないだろ!っていう(笑
素晴らしいです。

オチも面白かったし、
さり気にまた本の名前が「こたつの中の宇宙」だったり「群青」だったりときいファン的にもニヤりとする小ネタもありつつ
来たるべき単行本を大いに楽しみにしながら今年も彼女の作品について語ったり支持していくつもりです
本当に俺はきいさんの漫画、キャラクターが大好きなので。そんな本音を吐き出していきたいですね。

そんな訳で、今年もきいさんの記事をよろしくお願いします。
何気に載った時には必ずアンケ入れてたりします(笑
九堂ちゃんも先輩も素敵でした。










こんな「コンティニュー」なら全く悪くはないです!ええ!