Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

6550シングルアンプ1号のEF86ドライバー管の交換

2011年03月05日 | ピュアオーディオ

今朝は昨日入荷したEF86球の交換をしています。

65501ef861

この姿がGE6550シングルアンプ1号です。

65501ef861_2

EF86は大きな真空管(GE6550)のすぐ前に有る小さな球です。もう一列前に同じような小さい球がキャップをかぶっていますが、こちらは予備球になります。

Ef86

今回不具合の球です。ゲッターが消耗してしまっています。真空管の場合、一緒に購入した球の中で1本だけ劣化が早いものが時々あります。今回も同時に購入した片方は異常ないのと、使用し出して1年くらいですのでこの症状と思います。ゲッターが消耗しますと「ノイズ」が出て来ます。「カサカサ」したノイズです。

Ef862

今回もムラードのNOS新品を入手しましたので2本とも交換します。

Ef863

同じムラードのイエローペイントです。個人的にはこちらを使いたいのですが、1本しか有りませんので次に購入してスペアにしたいと思います。

65501ef861_11

6550シングルアンプ1号の背面パネルです。XLRしか使いませんのでRCAプラグは有りません。SPターミナル、XLRソケット共にフルテックの最高級ロジウムメッキ仕様です。私がロジウムメッキ品を使用するのは「音質が良い」事と、「酸化防止」の為です。ケーブル端子も長く使って来ますと酸化して来ます。あちこちのブログで「端子の磨き」を実践しておられる方が沢山います。磨くと「音が良くなる」(復帰する)とどなたもおっしゃいます。これは真実だと思います。ロジウムメッキは「鏡面」になっていますので酸化しにくく、且つふき取り易いので採用しています。

65501ef861_10

この6550シングルアンプはトランスによりバランス伝送をしています。その為のトランスも非常に大きいものを使っています。このトランスのサイズは結構音質に聴いて来ます。大きいほどサウンドもスケール感が大きくなります。余裕が違うと感じています。このアンプのトランスはタムラ製です。

早速EF86球交換後の音出し確認をしました。ノイズを殆ど感じなくスッキリしたサウンドです。


ようやく最終レイアウトにして

2011年03月05日 | ピュアオーディオ

#612AシステムのCDP・アンプ移動と新検聴システムの増設が終わり、ようやく機器の入れ替えとレイアウト変更が完了しました。

JBL#375を使った3大ホーンシステムも、自宅のSP-707Jシステムのみが安心して楽しめる状態で、オリンパスシステムとRCA箱システムは機器の入れ替えをしていますので、まだ完全には楽しめません。612Aシステムも含め、毎日「鳴らし込み」に専念しています。

1週間に1回、1ヶ月に数回しか聴かない方の装置の「音質」はどんどん退化していきます。それは、「ケーブルの原理」を無視しているからです。毎日聴きたくても聴けない方もいらっしゃるかも知れませんが、「自然の摂理」は無情です。

私の場合は「新しい機器を導入」した為に「機器が活眼していない」事が楽しめない理由です。それは「機器の活性化度」が低いからに他なりません。先月・先々月に導入した機器がシステムの何処かに入っていますと「目覚める」のは半年先くらいに考えないといけません。

オリンパスシステムではCDPのA730(OH後)・A-30・CA-2200と3台も機器が入れ替わっています。このシステムが一番時間がかかると思われます。

RCA箱システムはCDPのWadia#6が使い出したばかりで「活眼」していません。612AシステムもCROWNのプリ+パワーアンプが「活眼」していません。

ですので、毎日この3セットは「鳴らしこみ」に余念がありません。「苦痛」に耐えながら聴いていると思っていただければ良いと思います。これが活眼したときのサウンド(自宅システム)を知っていて、この先が見えているからこそできることだと思います。

良いケーブルを繋いだ直ぐは「大変良い音になった」と思ったけれど、しばらく聴いていると「鈍った」用に感じるのは機器が「ふんづまった」からで、一般の方はここで諦めるか手放してしまう方が多いです。本当は上に書いたように「機器が活性化」を始めているから(電気の流れる道を拡幅工事しているイメージ)一時的にバランスを壊しているだけなのです。、「なまった」様な印象を受けるのは、「いつかは通らないといけない道」で、そのまま約半年使い続けますと機器が「活眼/覚醒」します。そうしますと「別次元の高み」のサウンドが出てきます。これが「活眼/覚醒」です。

週に1回や月に何回かしか聴かない方の機器は、ケーブルの接点部に「酸化膜」が付いて、これがどんどん厚くなって行っていますので、簡単には本来の性能を発揮できない状況になっています。

「良い音質」で楽しみたいなら「毎日30分でも聴く」事が最大の努力だと思います。