今朝は昨日入荷したEF86球の交換をしています。
この姿がGE6550シングルアンプ1号です。
EF86は大きな真空管(GE6550)のすぐ前に有る小さな球です。もう一列前に同じような小さい球がキャップをかぶっていますが、こちらは予備球になります。
今回不具合の球です。ゲッターが消耗してしまっています。真空管の場合、一緒に購入した球の中で1本だけ劣化が早いものが時々あります。今回も同時に購入した片方は異常ないのと、使用し出して1年くらいですのでこの症状と思います。ゲッターが消耗しますと「ノイズ」が出て来ます。「カサカサ」したノイズです。
今回もムラードのNOS新品を入手しましたので2本とも交換します。
同じムラードのイエローペイントです。個人的にはこちらを使いたいのですが、1本しか有りませんので次に購入してスペアにしたいと思います。
6550シングルアンプ1号の背面パネルです。XLRしか使いませんのでRCAプラグは有りません。SPターミナル、XLRソケット共にフルテックの最高級ロジウムメッキ仕様です。私がロジウムメッキ品を使用するのは「音質が良い」事と、「酸化防止」の為です。ケーブル端子も長く使って来ますと酸化して来ます。あちこちのブログで「端子の磨き」を実践しておられる方が沢山います。磨くと「音が良くなる」(復帰する)とどなたもおっしゃいます。これは真実だと思います。ロジウムメッキは「鏡面」になっていますので酸化しにくく、且つふき取り易いので採用しています。
この6550シングルアンプはトランスによりバランス伝送をしています。その為のトランスも非常に大きいものを使っています。このトランスのサイズは結構音質に聴いて来ます。大きいほどサウンドもスケール感が大きくなります。余裕が違うと感じています。このアンプのトランスはタムラ製です。
早速EF86球交換後の音出し確認をしました。ノイズを殆ど感じなくスッキリしたサウンドです。