昨日久しぶりにオリンパスシステムの「鳴らし込み」の進捗を確認して見ました。このシステムはCDPのA730はO/H上がり(約1週間)、高域用アンプA-30(約2ヶ月)、低域用アンプCA-2200(約1ヶ月半)と「活眼」していない機器が有ります。
バージンみたいな機器に「大容量」の信号や電源がいきなり入っていますので、機器が「ふん詰まって」います。今までの経験では「活眼」させるまで半年以上はかかると見ています。ですので時々その進捗を確認しています。
低域のアンプの場合、「部屋の共振」が取れるのが一つの目安になります。現在の所「部屋の共振」が激しいです。ボリューム8時30分の方向が限界です。これ以上上げると部屋が共振して「余計な音」が聴こえます。「活眼」しますとボリュームを11時の方向に上げても「部屋の共振」はなくなるはずです。それとともに音のキレ・ヌケ・ノビは飛躍的に良くなります。まだまだその段階では有りません。でもCA-2200は好ましい質感で好ましい方向へ変化しています。随分と共振が減少しました。
高域のアンプの場合、シンバルの質感に低音量でも「実在感」が出て来ます。A-30は当初からグレードが低く、「ふん詰まり感」が非常に大きいです。昨日は思い切って「放出」しようかと本気で考えましたが、丁度お客様がお見えになり交換を止めました。それでもうしばらくこのままで行こうかと思いなおしました。まだまだ望む音質までは時間がかかりそうです。とにかく「音が硬い」ので硬さが取れる事を願っています。
新しい機器やO/Hした機器を使い始める時は「苦行」が続きます。判っていても「聴くのが辛い」と投げ出したくなります。612Aシステムで使っていたCROWNのアンプも、まだ活眼していない状態は判っていたのですが、余りの進捗の遅さに業を煮やしてしまいました。約2ヶ月も使えば先のサウンドは予想できます。
毎日めげずに鳴らし続けて行くしか手は有りません。「苦行」です。