オーディオ機器の電源に付いて述べておきたいと思います。ブレーカーから屋内配線はそのままでも「壁コンから機器間」への対策で大きくサウンドは改善します。
壁コンの取り数は使用する機器の電気量(W)で一応の目安をつけています。1個の壁コン(2口)で約1000W以下と捉えています。例えば自宅では1個の壁コンで全ての電源を取っています。 CDP(1A)+プリ(1A)+パワー(3A)=5A=500W の要領ですから1口でも十分対応できます。壁コンにはフルテックのロジウムメッキ FT-D20A(R)を使っています。
壁コンから機器間の間には「パワータップ」と言う「電源トランス 100V→100V」付きのタップを使っています。ここでもFT-D20A(R)を2個使って4口仕様にして、3台の機器を接続しています。「電源トランス」を使っているのは「200Vの電圧から100Vへステップダウンして使うと音質が良い」と言う事を確認した上で、「電源トランス」の有効性を確認して導入しました。またこの「電源トランス付きタップ」の箱の強度でも音質が大幅にアップする事を確認しています。この「電源トランス付きタップ=パワータップ」を使いますと「音数」や「エネルギー感」等が飛躍的にアップします。
各機器(CDP・プリ・パワーアンプ)は電源ケーブルと一体になって「性能」が出来ていると言う事。どんなに高価なアンプでも電源ケーブルが貧弱だとその性能はフルには発揮できない。中級機に良い電源ケーブルを使うとアンプの価格差以上に性能は上に来ます。
イメージとして捉えていただきたいのですが、「電気の流れに信号を乗せて送る」事がオーディオでは行われていますので、ベースになる電気の流れと信号の電気の流れの2つの「電気の流れ」が有ります。ベースの電気の流れ(電源ケーブル)と信号の電気の流れ(ラインケーブル・SPケーブル)共に、沢山流せる事が「情報量」や「質感」となって現れてくると考えています。