Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自作SPのすすめ

2011年03月24日 | ピュアオーディオ

最近のメーカーオリジナルのSPは、SPユニットをはめ込む様に作られているので、なかなか手を入れるのが難しい。そのSPの性能に満足しているのならそのままでも良いが、不満を持っているなら次のSPを考えられると思う。この場合「機器の入れ替え」になり、経済的負担も大きく、また望む性能が得られるとは限らない。

オーディオマニアと云われる方達は、「音楽を楽しむ事」と「機器やケーブル他を変更する事での音質の変化を楽しむ」事を合わせて楽しんでいると思います。

「音楽を聴くなら良い音質で・・・」とは誰でも望む所です。オーディオの要は「スピーカー」だと私は思う。この「SPで音楽の表現能力が決まる」と感じています。

「SPの入れ替え」(機器の入れ替え)は1か0かの選択の様に当たり外れが出る事が予想されます。それに対して「SPを自作してユニットを交換や追加して行く」方法では「成長」が見込まれます。そう云った意味で私は「自作SPの作成」の方向で取り組んでいます。

自分が使っている①オリンパスシステム ②SP-707Jシステム ③RCA箱システム はウーハー箱を入手して、JBLのユニットを選定し組み上げたシステムです。アセンブリーのシステムです。ですからお好みの帯域分割で使えますし、SPユニットの追加も簡単です。足りない部分をいつでも補える事が出来ます。

自作でSPを組み上げて行きますと、今まで判らなかった事が判って来ます。帯域分割一つとっても500Hzと800Hzでは違います。人の声(ヴォーカル)を一つのユニットでカバーした時と2つのユニットでカバーした時の差が良く判ります。こう云うノウハウを持つ事が大切だと思います。

既存のSPでは自分の欲しい音質が求められないと思った方は是非「自作SP」に挑戦してください。その為のノウハウの提供は惜しみません。

初めは小型SPのフルレンジから始められる事をお勧めします。10cmや20cmクラスからでしたらそんなにコストはかかりません。