Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ALTEC#612Aシステムの紹介

2011年03月06日 | ピュアオーディオ

Blog2_006

私のALTEC#612Aシステムもようやく完成の域に達した様です。ただし、まだ「性能アップ・音質アップ」の余地は残しています。特にアンプについてはこれで満足している訳では有りません。

Blog2_013

CDPにはスチューダー D732を使っています。A727よりはるかに高性能で「音数」も多く安心して使えます。この個体にはオーディオグレードヒューズの交換ぐらいしか対策はしていません。ほぼメーカーオリジナルの状態で使っています。A727よりSW類の感触や配置が良いので使い易いです。

Blog2_012

プリアンプのCROWN IC150Aです。手を入れているのは電源ケーブルのインレット化とヒューズの交換です。フロント面では沢山のSWやダイアルが有り豪華に見えますが、使って有る部品はそう良いものではなさそう・・・。触って見ると意外とチープさが有る。このアンプの最大の不具合点はRCA端子類の有るリアパネルで、上向きにRXAピンをさすように出来ている点。RCA端子類と向き合う様に上蓋が出て来ているので、上蓋が邪魔になりRCAケーブルがうまく挿し難い。一般のアンプの様に横向きにさせれば使い易いのだが・・・。
音質もPSA-2に比べたら格下の印象を受ける。

Blog2_011

最後にパワーアンプのPSA-2。色々な雑誌やネット内の記事では「NHKのスタジオモニター用に納入された・・・」、「JBL#4343の開発にモニターアンプとして使われた・・・」等の記事を目にしますが、個人的に「作りの悪いアンプ」だと感じます。使い方(SWの順番)を間違えるとポップノイズは出るし、トランスのうなりは出るし、ファンの回転音はうるさいし・・・と余り良い印象はない。こんなアンプが当時90万円で販売されていたとは「ぼったくり」も良いとこ。

CROWNのアンプはプリもパワ-アンプも「オリジナル」の状態ではまったく使い物にならない。特に直出し電源ケーブルの質の悪さは特筆に値する。「音が粗く」使い物にならない。その為私は電源ケーブルをインレット化して、自作のケーブルを使っている。他にSWやアッテネーターも良いパーツではなさそう。全体の作りからしても、オーディオ専門メーカーのアンプに比べると「作りが粗い」と感じる。2台目、2セット目のCROWNを持ちたいとは思わないです。以前D45も使った事が有るがこちらも2週間で放出・・・。オーディオマニアが使うアンプでは有りません。

CROWNのアンプには不満が有るが、不具合点には対策をして使っているので「これがCROWNのアンプの音か?」と知っている方には驚かれるくらい「精緻な音」に仕上がっています。当分は予算が無いのでこれで我慢をせざるを得ません。