昨日はユニットをLE15A・#375・HL88・#2405にした所まででした。
オリンパスには次のようなユニットの組み合わせタイプが有りました。
1)S6システム・・・130A+175DLH
2)S7システム・・・LE15A+LE85
3)S8システム・・・LE15A+#375+#075
4)S7Rシステム・・・S7システムに+パッシブコーン
5)S8Rシステム・・・S8システムに+パッシブコーン
オリンパスと云えばS7RやS8Rのパッシブコーンの付いたシステムが広く知られています。
私はS6システムの箱(C50)を手に入れてましたので、S8システムの仕様にユニットを合わせるようにユニット集めをしました(LE15A・#375・H93・#075 /LX5・N7000)
使うユニットを「どれ(型番)にするか?」を検討を始めました。高域の#075と#2405では甲乙が付けがたく、高域が伸びている2405にしました。他にもLE85,#2420、175DLH、#075(16Ω)、2402等も購入して比較しています。
ユニットの組み合わせも決まり、しばらく聴いて見るとどうも10000Hz付近に違和感を覚えました。#375(中域)と#2405(高域)の間が上手く繋がりません。そこでLE85を追加で入れて見ましたら、良い繋がりをしてくれたようでした。8000Hz以上を高域に持たせていますので、高域で#2405とLE85を並列に接続して使う様にしています。
上の写真が最終形態ですが、リボン型のユニットも追加して使って、高域の再生帯域を100KHzまで伸ばす様にしています。高域は出てる音としては非常に少ないのですが、「空間再現」と「定位」の面では、使って見て判る事ですが非常に大切だと認識しました。この場合、インピーダンス整合も考えましたが、中・高域はアンプにかかる負担が少ない様に感じます。
このユニット群の組み合わせで一番悩んだのは「中域」です。ドライバーは#375、ホーンはHL88。この状態ですとホーン特有の直進性の音が飛んで来ます。高域のユニットのパラレル化で効果を確認していましたので、この中域にもそれを応用しようと考えました。中域の帯域(375の帯域)は500Hz~8000Hzにしていますので、この帯域をカバーするユニットを探していました。ようやくハイルドライバーのユニットが使えそうだと判りいざ繋いで見ると、「音数」は非常に増えるのですが、「表現の仕方」がこれまで一般のSPとは違う表現になり、何度も外しては取り付けを繰り返して試聴を繰り返しました。「どちらが原音再生に近いのか?」で決めるしかないと思いました。その結果、#375とハイルドライバーを並列で使用する事にしました。「オンの音」と「オフの音」が有るのだなあ・・・とこの時に感じました。どちらも有ってこそ「原音再生」に近くなると思います。