Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスとSP-707Jのサウンドの違い

2011年12月07日 | ピュアオーディオ

私の持っているJBL3大ホーンシステム(オリンパス・SP-707J・RCA箱システム)は低域のウーハーと箱、中音のホーンが違うだけで、他のユニットはほとんど統一しています。

ウーハー(LE15AorD130)、ミッド(#375)+ハイルドライバー、ハイ(LE85(LE175)+#2405+DECCAリボン+ビクターリボン)がそのユニットです。基本ラインは生粋のJBLユニットです。ケーブル類も全く同じ物を使っています。

このほとんど似通ったシステムですが、ドライブユニット(CDP、プリ、パワーアンプ)が違いますとそのサウンドは極端に違います。オリンパスシステムは「プレイバックモニター」を目指して作ってきましたので迫力の有るサウンドにも対応しています。これに対してSP-707Jシステムは「癒し」を求めて耽美なサウンドにしています。この2種類のシステムのサウンドは両極端な感じです。RCA箱システムはこの中間位置に有ります。

707j1_2

この707Jシステムのサウンドは、一般のJBLのサウンドとは信じがたい音圧の無さと、音色を出しています。フワッとした柔らかい質感で居ながら、余韻が裏返って響いていくようなサウンドです。それで居て音の粒立ちは明瞭な感じになっています。複雑なホーンレンズが有ってこそだせる質感だと思います。

C40_3b252b

ドライブシステムは上の写真の状態です。ドライブシステムを変えると、ここまで異なったサウンドを出してくる処がJBLユニットの性能の高さで、非常に敏感に反応するユニットだと思います。