Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

機器とケーブルの価格バランス つづき

2018年05月07日 | ピュアオーディオ
もう15年前になるだろうか?あるお宅にステレオシステムの処分の為に訪れた事が有る。その時の機器は、SPにタンノイ ウエストミンスター、アンプはクレルのプリ+メインアンプ、CDPはフィリップスのLHH2000。機器の裏を見て私は唖然とした。接続ケーブルはホームセンターで¥300で販売しているピンジャックのケーブルだらけだった。

機器の価格は¥1000万円を軽く超えているのに、ケーブル類は合計しても¥5000以内。どうすればこんな組み合わせになるのか?個人的にはチョッと信じられない組み合わせでした。おまけにSPには洗濯物のハンガーがひっかけて有り、使われなくなって久しい・・・と感じました。そんな状態でしたのでこちらで処分するのは止めました。

ご本人は「どうだ!!いい機械だろう・・・」という「どや顔」をされていた様な・・・。こんな価値観の方に関わりたくないので早々に引き上げて来ました。この商品を納入したオーディオショップの名前も聞いて置きました。私も利用したショップでした。

機器の合計価格とケーブル類の合計価格は幾らでも良いとは思うが、個人的には「同額」(同格)だと思っている。外見で見える機器の価格と同価格かそれ以上の「ケーブル代」が私の場合かかっている。「音質」に拘るとそう云う価格の有り方になるのです。

「一度消えた信号は二度と復活しない」・・・これが、「ケーブル」で起こっている事を考えてもらいたいと思う。私はこれを「伝送ロス」と呼んでいる。