Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

どんな「サウンド」が自分の完成形か?

2018年05月12日 | ピュアオーディオ
オーディオを長くやって来て「最終形のサウンド」と云うものを意識する様になったのは50歳くらいの時。60歳までに「最終形のサウンド」を出せる様にして、引退後は楽しむだけにしたいと考えて居た。

人によって「最終形のサウンド」は違ってくるだろうが、私は「自然な音」の出るシステムを目指している。日常会話しているその雰囲気(音の伝わり方)で聴こえてくれたら・・・と考える様になっていた。「SPが鳴っている」事を感じさせる状況ならまだまだ道は遠いと言わざるを得ない。



一つの答えとして「オリンパスシステム」を作り上げた。ユニットが鳴っている事を感じさせない音が出てきている。これはこれで、私にとっては「最終形のサウンド」の一つである。音の鮮度と音数に非常に拘って作成した。現在このシステムの性能をフルに発揮できる「部屋環境」に無い事が唯一残念である。この件はおいおいと整えて行くかも知れない。

このオリンパスシステムと同等のシステムが「RCA Wフロントロード箱システム」(D130×2発・#375+HL90他)で、こちらも3ウェイマルチアンプシステムでドライブしている。このシステムは現在息子にお守をお願いしている。



サウンド的にも技術的に一番遅れていたのが「自宅システム」。今年の3月にやっとプリアンプの「ボリューム」をA&BのJカーブに交換してやっと音作りの基本が出来た。ついでパワーアンプにLUXMAN M-06αを導入して、インピーダンス2Ωドライブを試している。M-06αも「活性化」をはじめて約3ヶ月。少しづつ良くなっている。導入当初は信号ラインも電源ラインも派手に「ノイズ」を出していたが、信号ラインはノイズが消えた。しかしまだ音が粗い状況。電源ラインはまだノイズが載っている。でもかなり小さくなってきている。このまま活性化が進めば消えるだろう。ネットワークのN500にも手を入れた。

こんな状態で「音出し確認」をして見たが、「オリンパスシステム」と同様のサウンド(SPが鳴っていると感じない)が出て来始めている。狙った方向に来ていると思っている。後はM-06αの活性化を毎日鳴らしながらじっと待つしかない。多分このパワーアンプでは「最終形」にはならないだろう。パワーアンプの力量不足も感じている。ただ「ネットワーク方式」で「3ウェイマルチアンプシステム」に匹敵するサウンドを作れる事を確認できた事は、先を読めるようになった。技術的には自宅システムが一番進んで来たと思う。