Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オルソン 30cmフルレンジ S-968 SPが鳴り出した

2018年05月08日 | ピュアオーディオ


Olson Dual Cone フルレンジ 12インチ Speaker S-968が鳴り出して来た。約1週間でかなりまともな再生音になって来た。30㎝サイズのWコーン型と云う事で「古い音」のイメージが頭の中にあったが一新された。



サブシステムをモニター用と考えて、当初はLE8Tの方を考えていたが、スケール感・周波数再生レンジ・高域の伸び・エネルギー感・音の粒立ち等殆どの項目でLE8Tシステムを上回り始めた。JAZZもクラシックも関係ない。良いSPはどんな曲でも良いサウンドで聴かせてくれる。

今回作成した5セットのシステムの内、予定外のSPが2種。それはALTECのミニモニターとこのオルソンのユニット。ALTECのミニモニターは1日貸し出しただけでソナスSPを追い出して帰ってこなくなった。鳴らし出した当初はLE8Tシステムの方が良いサウンドであったが、この1日でその立場が逆転した。高域の伸びも素晴らしく、別途用意しているツィーターも必要ないと思う。まだまだ伸びしろが有る様に感じる。

SPユニットの作りが「古いものほど良い」と云うのが私の感想。そして音出しして「活性化」させるとその作りの良さがそのまま音に出て来る。どこまでも古いのが良い訳ではないと思うが、1950年代以降のユニットなら文句なしだと思う。このオルソンのユニットに似たものがEVのユニットやツルソニック、リチャードアレン、ユニバーシティ等にある。これらも最新の「ケーブル技術」で蘇る可能性が高い。これは「拾い物」でした。文句なしにサブシステムの「モニターSP」に出来ます。