オール・ルシファーシリーズのケーブルからオール・ゴールドスターシリーズのケーブルに交換されたA氏様の感想をご紹介します。皆様の参考になればと思います。
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お世話になります。トレイル仕様SPを導入し、約1か月になろうかと思います。オールゴールドスターについてその感想をまとめてみました。
ゴールドスターシリーズケーブルについての感想
システム導入時は、ルシファーの質感の印象が強かったせいなのか、ゴールドスター特有の淡白な印象が払拭できず、質感ではルシファーが勝っていると思っていました。SPと電源はそれぞれベテルギウスとべラトリクスに固定、ラインケーブルをルシファーから順次ゴールドスターに変更してきました。ライン1本で音質が著しく変化していき、これには、今まで以上に伝送能力が高いのだと実感させられてしまいます。しかし、この淡白?とも思える質感に違和感がありました。
後になってわかることなのですが、Trail仕様#620Aといえど、いきなり、オールゴールドスターにすると、案の定、詰まってしまうようです。当然ながら市販品のヘリコン400では全く太刀打ちできません。経験上、電源ケーブルでアウトとなり、かなりの苦痛を強いられてしまいます。伝送能力が高く、その性能はHPに掲げられている通りなのですが、何故かその音質には感動がありません。そんなところからの始まりです。
1週間ほどすると、モニタールームで体感した異次元とも思われる外側への音の広がりが出てきました。全くSPの存在しない外側(横方向)からも音が出てくるので、音が空気中に浮いているような錯覚を感じます。このライン1本をルシファーにしただけで、おもしろいようにこの広がりが薄れてしまいますので、トレイル仕様SP + ゴールドスターケーブルの特徴の一つなのかと思われます。
さらに1週間ほど経過したとき、突然、激変がやってきました。それまでは、楽器によってはぼやけていた音の焦点が突然にあってきました。リアルさが昨日とは別物です。同時に、低音が下方からただよってくるような低音が出始め、独特のズッシリと沈みこむような低音がやってきました。豊満な音質に変化し、最初に感じた高域重視の乾いた音色はもうありません。これほどの短期間での激変は未だ体験したことがありませんでした。
さらに、4週間目頃より、何やら懐かしいような、とにかく素晴らしい音色に変化してきました。特に、ピアノの音が著明であり、音に芯があり、それを包み込むような感じです。いつまでも聴いていたい!と唸ってしまうような質感です。何とも言えない艶やかな感じは、ルシファーにあったあの質感そのものです。ゴールドスターでは、レンジは広い、切れ、音数が素晴らしいため、さらに高次元でバランスされた質感に思われます。
ルシファーでは唯一、質感が優位であったと思っていたのですが、この時点でそれは完全になくなってしまいました。最終的にどのような音質に収束していくのかが楽しみです。
機器の活性化は、まだまだこれからだと思われますが、ゴールドスターの性能は全てにわたり、ルシファーを超えるものと思われます。
次回はトレイル仕様SPについてご報告したいと思います。よろしくお願いします。
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