Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ゴールドスターシリーズの音質について 「A氏様」感想 

2011年01月20日 | ピュアオーディオ

オール・ルシファーシリーズのケーブルからオール・ゴールドスターシリーズのケーブルに交換されたA氏様の感想をご紹介します。皆様の参考になればと思います。

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お世話になります。トレイル仕様SPを導入し、約1か月になろうかと思います。オールゴールドスターについてその感想をまとめてみました。

ゴールドスターシリーズケーブルについての感想

システム導入時は、ルシファーの質感の印象が強かったせいなのか、ゴールドスター特有の淡白な印象が払拭できず、質感ではルシファーが勝っていると思っていました。SPと電源はそれぞれベテルギウスとべラトリクスに固定、ラインケーブルをルシファーから順次ゴールドスターに変更してきました。ライン1本で音質が著しく変化していき、これには、今まで以上に伝送能力が高いのだと実感させられてしまいます。しかし、この淡白?とも思える質感に違和感がありました。

後になってわかることなのですが、Trail仕様#620Aといえど、いきなり、オールゴールドスターにすると、案の定、詰まってしまうようです。当然ながら市販品のヘリコン400では全く太刀打ちできません。経験上、電源ケーブルでアウトとなり、かなりの苦痛を強いられてしまいます。伝送能力が高く、その性能はHPに掲げられている通りなのですが、何故かその音質には感動がありません。そんなところからの始まりです。

1週間ほどすると、モニタールームで体感した異次元とも思われる外側への音の広がりが出てきました。全くSPの存在しない外側(横方向)からも音が出てくるので、音が空気中に浮いているような錯覚を感じます。このライン1本をルシファーにしただけで、おもしろいようにこの広がりが薄れてしまいますので、トレイル仕様SP + ゴールドスターケーブルの特徴の一つなのかと思われます。

さらに1週間ほど経過したとき、突然、激変がやってきました。それまでは、楽器によってはぼやけていた音の焦点が突然にあってきました。リアルさが昨日とは別物です。同時に、低音が下方からただよってくるような低音が出始め、独特のズッシリと沈みこむような低音がやってきました。豊満な音質に変化し、最初に感じた高域重視の乾いた音色はもうありません。これほどの短期間での激変は未だ体験したことがありませんでした。

さらに、4週間目頃より、何やら懐かしいような、とにかく素晴らしい音色に変化してきました。特に、ピアノの音が著明であり、音に芯があり、それを包み込むような感じです。いつまでも聴いていたい!と唸ってしまうような質感です。何とも言えない艶やかな感じは、ルシファーにあったあの質感そのものです。ゴールドスターでは、レンジは広い、切れ、音数が素晴らしいため、さらに高次元でバランスされた質感に思われます。

ルシファーでは唯一、質感が優位であったと思っていたのですが、この時点でそれは完全になくなってしまいました。最終的にどのような音質に収束していくのかが楽しみです。

機器の活性化は、まだまだこれからだと思われますが、ゴールドスターの性能は全てにわたり、ルシファーを超えるものと思われます。

次回はトレイル仕様SPについてご報告したいと思います。よろしくお願いします。

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オール・スターシリーズケーブルにして気付いた点

2011年01月19日 | ピュアオーディオ

自宅やRCA箱、612A、BC-Ⅱシステムを、シルバースターやゴールドスターのケーブルにして気付いた点が有ります。

それは、「CDのノイズが消えた」事です。古いモノラルの録音やコピーを重ねたCDでも「ノイズ」や「ピーキーな音」が消えているのです。今まで「ノイズ」と思っていたのは「ケーブル」の性だったのか?と気付かされた点です。

今までノイズが多くて(音数が少なくて・・・)と思っていたCDが「スンナリ」と聴けてしまう点が面白いです。今まで「録音が良くない」と思っていたCDが生き返りました。


オリンパスのSPケーブル交換完了

2011年01月19日 | ピュアオーディオ

やっと本日夕方、オリンパスシステムのSPケーブル交換を完了しました。ルシファーシリーズからゴールドスターシリーズへの交換です。早速鳴らし出しています。

音のキレ・ヌケが違いますね。まだ馴染んでいないので音の広がり等は徐々に広がって行くと思いますが、ゴールドスター特有の繊細な質感が出ています。馴染めばエネルギー感や力感も従来のルシファーとは比べ物にならないほど出てくると予測しています。沈み込むような低音が出て来た時の表現の変化も楽しみです。

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自宅のシステムで「馴染み」の期間を探っていますが、毎日2時間聴いて3ヶ月経ってもまだ良くなっています。2ヶ月以上経つと特に「質感」の変化が良くなって来ます。これから3ヶ月間はこのままの状態で鳴らし込みを続けて行きたいと考えています。

ルシファーのSPケーブルはφ11mmのケーブルが3本タッグで1本でしたので、3ウェイで左右合わせると、36本のφ11mmケーブルが壁際を這って山を築いていましたが、ベテルギウス(ゴールドスター)にしますとφ12mmのケーブルが6本で済みます。おかげで壁際がスッキリして、SP自体も壁面にピタリとくっ付けられました。アンプ側も従来壁との距離が30cm程ありましたが、10cm強くらいで収まります。部屋が広く使えるようになりました。


ビンテージオーディオ機器購入のリスク

2011年01月18日 | ピュアオーディオ

最近のオーディオ製品にはあまり食指が動かなくなっています。特にSPでは気に入った物が無いと云うのが実情です。好きなJBLのSPさえ1973年以降の製品には疑問符が付きます。

JBLのSPユニットは同じ型番でも30年くらい作られ続けたモデルが沢山あります。その中のLE15AとD130のシリアルNo(製造番号)を過去に遡って、音質確認しますと前期型が一番音質が良いのです。JBLのプロ用ユニットがもてはやされた時期も有りましたが、あれは雑誌や評論家達が作った虚像でしかないと思います。

アンプも30年前の当時憧れだったものが現在では10万円前後で手に入るようになってきました。良い事ばかりでは有りません。30年も使われていた機器たちですのでその経歴はまちまちで、姿かたちが同じでも中身は「月とすっぽん」程違う可能性が有ります。基本的にCR類のパーツに「寿命」が来ている事は認識しておかないといけないでしょう。

私も古い機器を使っていますがそのほとんどは「オーバーホール」して使っています。M-100は現在のモノを確保する為に3セットも購入しました。2セットは没になりました。現在使っているM-100も外観の奇麗な「不動品」でした。これをメーカーに送付して「不具合品」をすべて交換してもらって使用しています。それでも「表示パネル」が片側動かなくなったので、追加でこちらも交換しています。・・・とこんな風に、拘って行くとお金がかかります。

また昨年末に購入したCROWNのアンプも同じようにメンテをしないといけないと思っています。具体的な不具合は「残留ノイズ」の発生です。おそらくCR(コンデンサー・抵抗器)類にイカレテルものが有るのだと思います。

この様に電子部品は20年もすると寿命が来てしまうものが多々ありますので要注意です。それでも過去のフラッグシップと呼ばれた機器は魅力が有ります。価格の下がった分、メンテにお金をかけるくらいの心構えが無いといけません。

SPもアンプもビンテージ品を購入するなら「まず奇麗で有る事」が第1番の条件でしょう。所有慾、使う喜びは「奇麗なモノ」出ないと大きくは湧きません。意外と奇麗なものが少ないのも事実です。一概に奇麗に見えても何処かに30年のキズが有るものです。

次に「完動品」である事が大切です。10年を過ぎますと電子部品の予備の保管期間が終わりますので、部品の調達で困る事が出てくる可能性が有ります。

アンプは比較的新しいものの方が性能も向上していて無難と思っています。10年落ちぐらいのアンプが狙い目でしょう。10年落ちくらいならメンテの必要性も低く、まだまだ使えると思います。


オリンパスのSPケーブル交換予定

2011年01月17日 | ピュアオーディオ

メインシステムでは最後になってしまいましたが、オリンパスのSPケーブル交換を今週中に完了したいと考えています。ケーブル長さの寸法を測りましたら、従来より大幅に短く出来そうだと判りましたので思い切って交換に臨みたいと思います。

現状は低域のみ「ベテルギウス」(ゴールドスター)にしていますが、サウンドに不満は有りません。これで中高域を交換しますと「音像」が随分変化して音が前に出てくるだろうと予測しています。音数が増えてくると音が前に出て来ます。

直ぐにも始めたいのですが、お客様への商品をお届するのが先になりますので今しばらくの辛抱です。


「ゴールドスターシリーズ」のモニター(初日) B氏様の印象

2011年01月17日 | ピュアオーディオ

いままで「オール・ルシファーケーブル」でご使用のお客様が、「ゴールドスターシリーズケーブル」に交換されての感想をお寄せになりましたのでご紹介します。ゴールドスターシリーズではお二人目のご紹介になります。

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昨日無事ケーブルが届きました。
迅速に対応していただき、ありがとうございます。

まだ一通り交換してから1~2時間しか聴いていませんが、一聴して音域が上下に伸び、左右の拡がりも増したと感じることができました。これはルシファーとの比較ですので、ゴールドスターシリーズは、とてつもない潜在能力を秘めたケーブルであることがわかります。いくつかCDを聴いてから、また感想をお送り致します。
どうぞ宜しくお願いします。

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ゴールドスターシリーズの実力の片鱗を接続して直ぐに感じられています。


「シルバースターシリーズ」のシステム

2011年01月16日 | ピュアオーディオ

現在「オール・シルバースターシリーズ」のケーブルでシステムを組んでいるのは「BC‐Ⅱシステム」のみです。

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「BC‐Ⅱシステム」はCDPにSD-9500、アンプはサトリ(バクーン)のミニプリ+パワーの至ってシンプルなおもちゃみたいなシステムです。

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オール・シルバースターシリーズのケーブルに交換してから使用頻度が上がっています。このサイズからは信じられないほどの重低音とアタック感が出て来ます。怖いくらいの音が出ます。この状態で一部の音がオリンパスの蜂の巣から出ている様に錯覚するほど音の広がりが有ります。このシステムにはパワータップを使っていません。ここにパワータップを使えばおそらく「オリンパス」が鳴っていると錯覚すると思います。

以前は「オール・ルシファーケーブル」で組んでいましたが、ここまで使用頻度は有りませんでした。やはり、「音数の増加」と「しなやかな表現」、「低域のエネルギー感の増加」と「高域のノビの良さ」が上手くバランスして、聴き易くなっているのだと思います。当然ピーキーな音が殆ど有りませんので安心して音量も上げられます。

ちなみにここで使っているサトリのミニアンプは出力は15Wしか有りませんが、Trail仕様化していますので、JBL#4345クラスのSPも軽々とドライブします。


最近購入したCD

2011年01月15日 | ピュアオーディオ

最近はCDの収集に努めています。主にクラシック系が多いのですが、Jazzも数点購入しています。

Photo

ハンク・ジューンズ「ラスト・レコーディング」はなかなか良いCDです。長生きしてほしかったプレーヤーですね。録音も演奏も良く、モニタールーム(RCA箱システム)でジャンジャンかけて聴いています。

Jazzber_2010

「JazzBer 2010」も良いですね。JazzBerは時々曲目に当たり外れが有るのですが、この1枚は本来のJAZZに戻っている様に感じます。録音も演奏も良いと思います。主に612Aシステムで聴いています。

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上のジャケットは「大橋祐子トリオ」です。余り馴染みのない演奏家ですが、女性らしいしなやかさが有る演奏で、シンバルの音も非常に良い録音です。

上述3枚は「シンバル」の音が深い音がして気に入って聴いています。

クラシック系はピアノの入った室内楽やピアノソナタの全集モノをチョイスして集めています。こちらは50セット位を先月から購入して主に自宅で楽しんでいます。


「化け物シリーズ」と「ルシファーシリーズ」を廃番に

2011年01月15日 | ピュアオーディオ

「シルバースターシリーズ」の完成に伴い、長い間当社のフラッグシップケーブルで有った「化け物シリーズ」と「ルシファーシリーズ」を廃番にします。長い間ありがとうございました。

音質の良さでお客様に支持されたケーブルですが、従来の最高峰「ルシファーシリーズ」を今回発売した「シルバースターシリーズ」で超えていますのでその存在価値を失いました。また重く、硬く、太く、取り回し性の悪さも使い辛さになっていたと思います。

出来るだけ沢山のお客様に使っていただきたいと考えて、「ルシファー」を越える音質で、取り回し性の良いケーブルを、安価に提供できる様にと進めてまいりました。

価格的にも従来の「ルシファーシリーズ」より今回の「シルバースターシリーズ」の方をお安くしています。

ゴールドスターシリーズとシルバースターシリーズでは「サウンドの傾向」が若干違います。

ゴールドスターシリーズは「ややハードな音質」で音のヌケ・キレ・ノビ、周波数レンジの拡大、音の緻密さと音数の多さ、緻密さでは「ルシファー」も「シルバースター」も及びません。

シルバースターシリーズは「しなやかな音質」に仕上げています。それでいて「ルシファー」より音数が多く、音の広がりも良く、エネルギー感も十分に有って聴き易くなっています。取り回し性も大きく改善していますので非常にCPの高いケーブルと思います。性能的にも価格的にも初心者~超スーパーマニアクラスまでをカバーします。


やっとケーブル材が入荷

2011年01月14日 | ピュアオーディオ

ゴールドスターシリーズ用のケーブルが100m入荷しました。先月から注文が多くて「在庫切れ」の一歩手前でした。まだ追加で200mを発注していますが、こちらはまだ納期未定で連絡待ちです。追加分の発注は先月末にしていますので2週間経っても予定が判りません。

シルバースターシリーズ用は注文していた200mが入荷しましたので、こちらは来週リメイクした「シルバ-スターシリーズ」の発表が出来そうです。これから商品の準備に入ります。

上述の状況ですので、オリンパスシステムのSPケーブル交換が出来ないでいます。次の200mの確保が出来ないと手を付けられません。・・・と云いながらチャッカリ低域用だけは昨日交換を終わりました。・・・低域だけですが「良いですね!!!」。情報量がアップしてち密で、ふくらみ気味だったサウンドがビシッと締まっています。ケーブル材の在庫状況をにらみながら中・高域用のSPケーブルを水平展開させていきます。