Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

毎日鳴らし続ける事は厳しい・・・

2013年07月10日 | ピュアオーディオ

チャンデバの鳴らし込み、プリの鳴らし込み、FMチューナーの鳴らし込みが一緒になっていますので、とにかく毎日5時間以上鳴らし込んでいます。気温の優しい春や秋、暖房変わりになる冬に対して夏場は地獄になります。

連日30℃以上の気温が続いています。オリンパス部屋の室温は一昨日32℃、昨日33℃、本日34℃となっています。クーラーが嫌いな私は連日扇風機で対応しています。

開けられる窓はすべて開けて、庭に打ち水をしたりと工夫をしていますが、それでも体感で30℃を切るのは難しいと思います。熱中症にならない様に水分と塩分の補給をしながら試聴しています。

リクライニングシートに座って2時間もしますと腰がおかしくなります。同じ姿勢で聴き続けるのは大変な体力が要ります。その為に現在は朝夕に分けて2万歩歩く様にしています。この歩きも大変です。時間も3時間かかりますし、第一気温が高いので汗だくになります。

こうやって体力を培いながら試聴を継続しています。こんな生活がもう9年ほど続いています。ステレオのお守も楽じゃありませんね。


FMがCD並みに

2013年07月09日 | ピュアオーディオ

先日FMチューナーのST-5000F(40年もの・・・1971年発売)の電源をインレットにしてから立った2日余りで素晴らしい音質になって来ました。ヒューズや電源ケーブルをトップグレードにして間もないのですが、CDPと遜色ないサウンドになって来ています。これは逆の意味でショックです。

ハムノイズを電源ケーブルが拾っていると判断してインレット化したのですが、かなりノイズは減りましたが少し残っていました。それが段々小さくなって来ています。こちらも「活性化」を始めた様で更に良くなって行きそう。ノイズゼロになってくれる期待も有ります。

音質的にはCDと比べて「セパレーション」が劣ると書いていましたが、現時点では遜色なくなっています。セパレーションも非常に良くなています。定位自体は中央にピンポイントで出来ています。問題はその中央からの音の拡がり方だったのですが、こじんまりしていたモノが左右に大きく拡がり出しています。

昨日は午後からずっとFMを聴いていました。奥行き感もCDと遜色ない様になりました。DJの生音(オンマイク)とかける曲(オフマイク)の違いさえはっきり判る様になって来ました。嬉しい誤算ですね。40年前の機器でもしっかり作って有る機器は不具合点を是正すればチャンと答えてくれます。


オリンパスシステムの仕上がり具合

2013年07月08日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムを3ウェイマルチアンプにしてから約1ヶ月。(F-25Vの導入6月2日、ヒューズ交換が6月7日なので1ヶ月)。プリアンプのヒューズ交換からは約1週間。

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サウンドが大幅に改善されて、現時点で旧事務所のサウンドを凌駕し始めている。聴くのが楽しくなっています。2~3日前までは音のバランスのバラツキが非常に大きいと感じていましたが、今では随分と小さくなりました。そろそろ「右肩上がり」の時期に来ている様です。と云う事は今までの経験則に従った結果の様です。となると、約4カ月後ぐらいには「活眼」(活性化)がやってきそうですね。

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今回はプリも交換していますので、こちらも合わせて大幅な音質アップを果たしてくれると予想できます。プリの方は「音質対策」から約1週間。かなりの音質アップを果たして来ています。こちらもまだまだ良くなると思いますので、何処まで良くなってくれるか楽しみです。

No380SLのオリジナルの時の「線の細さ」はもう有りません。ボーカルもヴァイオリンも非常に良い質感になって来ています。こちらも経験則に従っている様ですので、もうしばらく鳴らし込めば更に上の音質になって来ると予想されます。


FMチューナーを本格的に

2013年07月07日 | ピュアオーディオ

FMチューナーのST-5000Fを先日電源のインレット化をしました。その後目覚めた様に良い音質で鳴り出しました。この時点ではCDラインと比べると若干聴き劣りするグレードでした。

インレット化はしたのですが、こんなに良くなるとは思っていなかったので「セカンドグレード」のケーブルとヒューズでした。ラインケーブルは元々トップグレード。

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今日はトップグレードの電源ケーブルとヒューズに交換しました。音のキレや質感のグレードが上がってCDと遜色ないサウンドになって来ています。まだこのシステムはエージングをしないといけませんので、これからはFMで鳴らしっ放しが出来そうです。

ステレオは不思議な処が有り、システムの中で使っていないにもかかわらず、接続しているだけで質感が出てくる場合が有ります。その為全てのケーブルのグレードを統一して使っています。FMだからと手を抜くとそれが全体のサウンドに効いて来るかも知れません。


オリンパスアンプ群の最終レイアウト

2013年07月06日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムも最終の鳴らし込みに入っていますが、アンプ類の配置がいまいち感心しません。

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上段に高域用管球アンプが有り、放熱の面とSWのオン・オフする度に流れる様な手順になりません。

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ラックの上からCDP→プリアンプ→チャンデバ→高域用パワーアンプ→中域用パワーアンプ→低域用パワーアンプと上下に連続的にSWのオン・オフが出来る様になりました。放熱面では扇風機を1台あてがっていますので、これで3台共に扇風機の風で放熱できます。

たったこれだけの事ですが、ラック裏のスペースが無いので作業は大変で汗だくになりました。この部屋ではこの配置で最終レイアウトにしたいと考えています。


チューナーのインレット化

2013年07月05日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムではCDとFM放送を楽しむようにしています。以前はアナログプレーヤーも置いていましたが殆ど使わないので処分しました。CDの再生音がアナログの再生音を上回る様になったからです。一般的にはCDPよりアナログの方が立体感が出て・・・等、優位なお話が多いのですが、私のシステムではCDそのものがアナログ的なサウンドを出し、立体感や音の厚みが有り、使い易さを考えたらCDになってしまいました。(それなりの対策をしていると云う事)

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FMチューナーは以前色々試しましたが、気に入ったのはSONY ST-5000F。そのST-5000Fを「音楽部屋」に持って行きましたら、高台の性も有ると思いますが非常にノイズが少なくなりました。が、まだノイズが残っています。このノイズの原因は「直出し電源ケーブル」がノイズを拾っていると判断しまして、電源ケーブルをインレット化しました。対策後、シリウス電源ケーブルを繋いでノイズの確認をしましたが、ほとんど無視できるレベルになりました。昔の機器(40年前)では直出し電源ケーブルが殆どでした。アンプでも直出し電源ケーブルでノイズを拾っていますので、古いアンプは殆どインレット化して使っていました。その経験で原因をほぼ推測出来ていました。

嬉しい誤算で「音質」もセパレーションやレンジが若干狭いですが、CD並みの高音質に変化しました。これからはFMもメインで楽しみたいと思います。


SPへの音質対策はユニットにより異なる

2013年07月04日 | ピュアオーディオ

SPユニットは「電気信号を物理的振動」に変えるパーツで有ると思います。簡単に云えば「音変換する機械」。そのユニットの方式はコーン型(ダイナミック型)、コンプレッションドライバー、ドーム型、リボン型、コンデンサー型等に分ける事が出来ます。これらのユニットを組み合わせて「SPシステム」が出来ています。

個人的に実施しているユニットへの音質対策はそれぞれに違います。コーン型、ホーン型、リボン型の組合せを使っていますが、「低抵抗値化」と「???」を兼ね備える様に実施します。形式が違いますので対策する部位も違って来ます。またそのやり方もおのずと違って来ます。

私のシステムでは「ケーブル」(配線)の重要性をしっかり対策しています。とどのつまりは「一本のケーブル」の思想で、CDPの出口~SPユニットまでを基本的に同じケーブルで繋がっています。電源ケーブル、ラインケーブル(RCA・XLR)、SPケーブル、SPBOX内ユニット配線、そして自作のアンプは内部配線も統一して使っています。メーカー製のアンプやCDPの内部までは交換できてはいませんが、出来る処はこちらも対策をします。効果が有ると認識できる事は、徹底して対策しています。

金額換算すればアンプやCDP類の機器価格よりケーブル類の価格の方が高いかもしれません。基本的には50%:50%=1:1の配分をしています。この配分だと機器の価格を同じ音質にするなら1/10~1/5程度にする事が出来ます。


2インチスロート(4インチダイアフラム)コンプレッションドライバーのサウンド

2013年07月03日 | ピュアオーディオ

26才頃から27年間JBL#4343を使って来ました。初めはSPだけが豪華でしたが徐々にアンプも相応のモノにグレードアップして来て、35才くらいには一通り機器は揃いました。それで個人的には満足していたのですが、他所でJBL#375を使ったサウンドを聴いてからは、#4343を聴くのが辛くなりました。まるでスケール感が違います。音数もケタ違いだと感じました。

その頃の自宅の#4343は音のバランスが良かったので、クラシックでもJAZZでも率なくこなしてくれ様に感じます。耳がいつしか#4343で馴れてしまっていて、その上の世界を忘れていました。本当の「聴く耳」が出来ていなかったのだと思います。

その後2インチスロートのドライバーを色々試しました。ガウスHF-4000、JBL#375、2440、2441、2445、2482と聴きましたが、#375のエネルギー感は突出していましたのでこれに決めました。対抗馬はHF-4000ですね。

現在では#375を使ったシステムを3セット作り、CDPやアンプ類を変えてシステムを作っています。#375のホーンも現在HL88(蜂の巣)、89(ゴールドウィング)、90(お化けホーン)の3種類を組み合わせています。性能的にはHL90が一番でしょうね。HL88は円形の放射パターンを持っていますが、扱いを誤るとショートホーンのストレートさが出て、殺人マシンの様なサウンドになり易いです。ゴールドウィングは馬力で鳴らしますと「アルミ臭い」サウンドになります。上手く鳴らしてやると弦楽器が「さざ波の弦」の様にも再生できます。どのホーンもポンと置いただけで鳴る音よりも、キチンと意図を持って調整したサウンドの方が味と質感が格段に違います。

現在ではホーン型は「鳴らし難い」ユニットだと取られ、安っぽいコーン型やドーム型の中域が主流になってしましましたが、オーディオで音質と生音を追求するならホーン型を使いこなす事が必要だと思います。


オリンパスのサウンドはブレが大きい

2013年07月02日 | ピュアオーディオ

プリアンプとチャンデバへの「音質対策」後の日が浅いので、音質のブレが非常に大きいです。低音がすごく良くなり高域が弱いと思ったら次の曲ではその逆の現象。非常に大きくぶれています。これは今までの経験で掴んでいる現象そのもので、約3週間程続くと予想しています。

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各機器への「音質対策」は各々内容が違います。キーワードは「低抵抗化」ですが、実はもう一つ大事な事も合わせてやります。そちらの方が先に述べた大きなブレに繋がっているのです。約1ヶ月はこの様な状態で不安定なサウンドですが、時期に時間が解決してくれます。

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ただ聴いていて感じるのは、蜂の巣からの音の放射がまだおかしいと感じています。横の壁との距離が27cmくらいですので30cm以上は取りたい処です。中・高音のユニットで6個も使っていますので、再配置も含め考え対策したいと思っています。


今日から7月!!

2013年07月01日 | ピュアオーディオ

早いモノで今年も半分終わりました。1月の義母のお葬式から2月は事務所の引っ越し、4月にはオリンパスは再度引越、ネットワークからマルチアンプへの再移行と忙しい半年でした。その間に100ヵ日法要や音楽部屋の草むしり、畑の復活と野菜作り。おまけに写真のブログを3月から始めましたのでそちらもほぼ毎日更新。それらと並行して持病との戦い。こちらはほぼ抑え込んで正常値になりつつ有ります。こうして考えるとオーディオばかりが忙しい訳ではなく、あわただしい毎日を送っていた様に思います。

半年間頑張ったおかげで今年の後半は少し平静になりそうです。これからは「音楽三昧」と「写真三昧」の日々を送りたいと思っています。

オーディオの方はオリンパスもほぼ最終形?になっていると思いますので、鳴らし込んで「活眼」を待ちたいと思います。自宅のシステムは現状でも不満をあまり感じません。SPは同じ様なユニット構成ですが、求めるサウンドが違いますので、出てくるサウンドは正反対くらいの雰囲気の違いが有ります。自宅では「迫力」よりも「質感」を楽しむサウンドにしています。

この頃つくづく感じるのが「既成品」(SP・アンプ・CDP等)への「憧れ」がなくなって来ている事。低能率のSPを鳴らすには大出力のパワーアンプが必要で、その金額も数百万クラス。それで出てくるサウンドは「力任せ」の音楽。「音楽」は力任せばかりではないと思う。クラシック音楽を若いころから好きなので継続して聴き続けていますが、クラシック音楽の場合「通」は「室内楽」だと云われています。ピアノ独奏・バイオリンソナタ、ピアノ三重奏や弦楽四重奏と云った地味な音楽です。これらには各パートを描き出す描写力(分解能)と各楽器の質感を出来るだけ引き出してやる事が「音楽」を楽しくさせてくれます。

40年も音楽を聴き続けて来ますと、人生の経験・成長と共に聴く音楽も変わって来ます。50才を越えた辺りから「室内楽」の楽しみを感じ始めています。