Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ステレオは使わないと音質低下する

2013年07月20日 | ピュアオーディオ

5月18日のオフ会の後、自宅システムをあまり聴かなくなりました。「音楽部屋」のオリンパスを集中して鳴らしていますので「満腹」状態になり、自宅のシステムを聴くだけの気力がなくなっています。

もうかれこれ2ヶ月になります。昨夜は久しぶりに灯を入れて、サティやフォーレの曲をかけて見ましたが、「寝ぼけた」音しか出て来ません。とうとう1時間ぐらいはまともな音質では無かったですね。今まで聴き馴染んだ曲が「ふん詰まった」様なヌケもキレもノビもないサウンドで、聴くのが辛くなります。

機械と道具は使い込んでやらないと本来の性能を発揮しない様です。どんなに良い音質に仕上げても、使ってやらないと元の木阿弥になります。1週間に2時間ぐらいのお守ではとても音質のキープは難しいです。


シューベルトの交響曲

2013年07月19日 | ピュアオーディオ

CDを効率的に集めるなら「全集」モノを買うのが手っ取り早いです。例えば交響曲などは作曲家によって9番まで有るモノも有り、2曲づつ入っていても5枚程揃えないと全曲が揃いません。ただ使い易さの面では難点が有ります。聴きたい曲が2枚に分かれていたり、全集そのものがBOXに入っていますので取り出し難かったり・・・と。

サラリーマン時代は交響曲のCDの全集モノは買わなかったのですが、この頃は「全曲」を揃える事に重点を移して来て、ぼちぼちたまり始めています。

そんな全集モノの初期の頃の収集品のシューベルトの交響曲全集(マリーナー指揮/イギリス室内管)を昨日は1番から8番まで聴きました。CD4枚分ですので約4時間、リクライニングの椅子に座りっぱなしで聴きますとさすがに疲れます。

正直言ってサラリーマン時代の方が音質は大幅に低かったのですが、聴く事については飢えていた様に思います。せいぜい聴けても2時間程度でした。それに対して現在は朝から晩まで聴きたいだけ聴けるのですが、これを毎日となると苦痛に感じる様になります。また長時間いすに座りっぱなしですので、あちこち痛みが来ます。ほどほどが良い様です。

話のメインに帰って、シューベルトは好きな作曲家です。室内楽、交響曲、歌曲と名曲が揃っていて、特にメロディの美しさが好きです。交響曲と云うと、8番(7番?)の「未完成」や9番の「グレート」が有名ですが、1番や2番、4番、5番も非常に良い曲で楽しめます。あまり知られていない曲も全集を揃えるとその作曲家の未知の曲と知り合えます。


猛暑が続いています

2013年07月18日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムを早く活性化したいので毎日音楽部屋に通って鳴らし込んでいます。まだ日によってバランスが変わったり、「詰まった」様な音を感じたりしています。先月末から比べれば「苦行」は卒業した様ですが、まだまだ鳴らし込みが足りません。

午前中は10時~12時、午後は13時~18時と約7時間程鳴らしています。音楽部屋で聴くのは良いのですが、連日33℃を越える日が続いております。庭には水打ちをしたり、窓はすべて開放して風を入れ、水シャワーを浴びて扇風機のみで対応しています。クーラーは使えますが、クーラー風が好きではないのであまり使わない様にしています。おかげで随分と暑さに強くなりました。

CDは日に2時間程真剣に聴きます。他の時間はFM放送を鳴らしっ放しにしてします。以前はオリンパスを聴いてから、自宅に帰ってSP-707Jを聴いていましたが、最近は殆ど自宅でな聴かなくなりました。(1回/週 2時間程度) 9年も続けていると音楽ばかり聴いていてもつまらなくなります。


2インチスロート(4インチダイアフラム)コンプレッションドライバーの勧め

2013年07月17日 | ピュアオーディオ

JBLのL-100で始まった私のステレオ。その後タンノイアーデンを購入したがどうしても低音の質感に我慢が出来ず、直ぐに処分してJBL4343を購入した。初めのうちはアンプ類が揃わなく、本来の実力を発揮させれないでいた。時間の経過と共にアンプ類、CDPもグレードが揃って来て、バランスも取れ気に入っていたのだが、#375等の2インチスロートのコンプレッションドライバーを使ったシステムのサウンドを聴いてしまうと、エネルギー感とスケール感の無さを感じてしまう。生演奏のエネルギー感やスケール感、音の密度を再現するならやはり2インチスロートに頼らざるを得ないと思いました。

ホーン型のSPは鳴らすのが難しいとして、メーカーやユーザーからも敬遠されがちですが、「2インチスロートのコンプレッションドライバーを使いこなせて」こそオーディオの醍醐味ではないだろうか。難しいものに挑戦し、克服してこそ面白みが有ると思う。

SPにはJAZZ向きとかクラシック向きとか云われているが、ドライブするアンプでどうにでもなる事。SP自体は「音変換」するモノなので、それに味を出させるのはアンプ等の機器の役目になります。JBLはJAZZ向きの「ジャジャ馬」SPと云われていますが、チャンと調整すればJAZZだけでなくクラシックも十分こなします。


スピーカーのセッティングに付いて

2013年07月16日 | ピュアオーディオ

スピーカーのセッティングの目的は「活きた音」にする事。硬いエンクロージャーも軟いエンクロージャーもセッティングの原理は同じ。但し、硬いエンクロージャーでは重低音と力感有るサウンドが、軟いエンクロージャーでは軽い低音と響きの良さが出て来ます。エンクロージャーの作りの差が音に出て来ます。

「SPが歌いたい様に」セッティングするのがコツだと思います。そうやって何度もセッティングを変えてやるとその違いが出て来ます。この辺のノウハウを掴めば、メーカーの技術力も見切れる程になると思います。そう云う観点から見れば、「SPメーカーの技術力」も掴めます。意外とメーカーもノウハウを持たない様だと感じています。

例えば、「フロア型SP」はセッティングに影響が少ないと昔から云われて来ましたが、そんな事は有りません。台座(袴)を使ったモノ、スパイクを使ったモノ等SPメーカーも工夫していますが、理論的に作ったのではなく、デザイン面や妥協の産物が多く有る様に思います。

ブックシェルフSPでも大きなフロア型SPでも、セッティングの基本原理は同じと思います。これをおざなりにしていると「死んだ音」になり、聴いていても帯域によるピーキーさと、弾まないサウンドにイライラする事でしょう。


音質アップの仕方についての考え方

2013年07月15日 | ピュアオーディオ

「音質アップ」に取り組んで、「SPのセッティング」、「音変換ロス対策」と「伝送ロス対策」が非常に重要であると認識しています。

「SPのセッティング」は「SPが鳴りたい様にセッティングする事」。これは自然の法則に基づいて、試行錯誤を繰り返し対策する必要が有ります。

「音変換ロス対策」は既成のSPシステムでは全ての音が出てこない事を知る事が先決です。簡単に云えば、ダイナミック型SPとコンデンサー型SPを聴き比べしたらヒントが得られるでしょう。或いはコーン型とリボン型を比較したら判るでしょう。出ていない音が有る事を知ればおのずと対策は自明の理で判るでしょう。

「伝送ロス対策」は今までの雑誌やCMでの「機器偏重主義」の誤りに気付くべきです。どんなに高価で素晴らしい音質(解像度や情報量・力感等)を持っていても、次の機器にそれらを全部伝送出来ているか?実に疑問です。1台数百万のパワーアンプの入力側ケーブル(ラインケーブル)と出力側ケーブル(SPケーブル)の伝送力で大きな差が出て来ます。

情報が来なければ増幅も出来ないし、増幅しても送れなければ性能を持てあましてしまいます。

単純に機器のグレードアップだけでは音質は劇的には良くならない。むしろ良いケーブルを使えば「劇的な変化」を得る事が出来る事も有る。機器とケーブルは構造や価格は違うけれど、どちらも重要。一体で考えないと「音質アップ」の効果が少なくなる。


昨日は友人宅でオフ会

2013年07月14日 | ピュアオーディオ

昨夜は友人宅でオフ会でした。この友人は3セットの大型SPを持っていますが、JBL#4520箱(Wウーハーバックロード箱)を初めて長時間聴かせてもらいました。低域の38cmウーハーは2種類で、中音は2440+#2395(お化けホーン)、高域は#075(8Ω)。ネットワークは#3152+#3105。

私も自宅では1発仕様のバックロードホーンを使っているので、その違いを聴き比べて見ました。
当該システムは調整途中で、完成にはまだ程遠い内容だとご本人も自覚していらっしゃいます。低域の箱の大きさはバカでかくて奥行きも有ります。使って有るウーハーが軽い低音のウーハーなので60年代のJAZZに合わせているそうです。その意味では軽く弾む低音で良いと思います。

LBL#4520箱はJAZZ喫茶等で良く使われている箱です。色々な処で聴かせていただきましたが、まだこの箱で「凄い」と感じたサウンドは聴いた事が有りません。箱自体に独得の「癖」が有るのでこの辺を理解して、「生かす」のか「殺す」のかをしないと上手くなってくれないと思う。

置き場所が有れば挑戦して見たい気も有りますが、既に#375を使ったSPシステムを3セットも抱えている状況では蛇足でしょうね。


オリンパスシステムの機器を固定化?

2013年07月13日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムをドライブするCDPやアンプ群は、今の所現状品で固定する事を考えていますが、まだ自分の求める処まで仕上がっていないのでその判断は先になります。

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現在の機器の評価を列記して見ます。

CDT: スチューダーA730・・・今の処変更予定なし・・・読み取り機能は最新機器と遜色なし
クロック: 自作品 ルビジウムクロック・・・更に高精度のモノが入手できれば交換しても良い
ワードクロック: 交換を予定
チューナー: SONY ST-5000F・・・欲張らなければこれで満足。

プリ: レビンソンNo380SL・・・現在評価中(まだこれで行くか決めかねている)
チャンデバ:アキュフェーズ F-25V・・・これで一応満足出きる
高域用パワーアンプ: GE6550Sアンプ・・・これで満足している
中域用パワーアンプ: STC4033LSアンプ・・・満足。
低域用パワーアンプ: レビンソンNo431・・・満足出きる。

CDT~クロック関係、チャンデバ~パワーアンプ間は、従来から使ってきているので安心しているが、プリアンプは全体の表現力を支配するので、非常にシビアな処です。現在まだ出ていない(不満足な)点は、「自然観」だと思う。音数や質感は合格レベルに有るが、機器の存在を消し去る「自然観」(ただの音)の処まで出ていない。これはまだ活性化中で鳴らし込みの時間が不足しているのでどうしようもない。


アンプが悲鳴!!??

2013年07月12日 | ピュアオーディオ

連日35℃前後の気温が続いています。こんな中、朝から付けっ放しで音楽を聴いています。まだ完全に機器が「活眼」していないので、とにかく鳴らしてやるしか手は有りません。

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今日も朝から鳴らし続けていましたら17時頃、プリのDAC1(CDPを接続)がオーバーロード状態になった。突然音が出なくなりました。やむを得ず、パワーアンプ3台の電源を切ってからチャンデバ、プリアンプと電源を切り、10分程休ませました。再度トライして見ましたら問題なく音が出て来ました。

パワーアンプには扇風機を当てて冷却をしていますので、アンプ箱体を手で触っても特段熱くは有りません。プリやCDP・DACには風を当てていませんのでかなり発熱しています。時々は休ませながら使ってやらないと持たないかも知れません。

クーラーの実験もしまして、無事使用できる事は確認しています。屋内配線がどうなっているのか不明だったので、ステレオとクーラーの同時使いは今まで試していませんでした。問題なく使えそうで安心しました。


機器の電源ラインの重要性

2013年07月11日 | ピュアオーディオ

私の機器では経験に基づき「音質対策」をしています。使っている機器全てに3ヶ所以上の対策をしています。

今回FMチューナーのST-5000Fと云う40年以上前の機器に対して、
1)インレット化及び電源ケーブルをベラトリクスに変更。
2)ヒューズをオーディオグレードヒューズ(フルテック)に交換。
3)ラインケーブルを特製」ゴールドスタークラスへグレードアップ。

の3点を実施しています。3)は以前からしていましたので1)2)が今回の効果を出してくれたようです。

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やはり「電源ケーブル」+「ヒューズ」で「機器の性能が決まる」と云う事を実感しました。今回の変化は「激変」と云えるくらい「音質アップ」しましたね。タップは自家製「パワータップ」を使っていますので、この辺も相当効いています。

何故良くなったかと云うと「オリジナルの直出し電源ケーブル」では「線抵抗」が大きく、また伝送容量も不足していたのだと思います。線抵抗値を下げ、ヒューズのネックを取り、重量級大型トランス付きのタップから電源を供給していますので、これらが合わさって今回の効果が出て来たと思います。それにしても凄い効果で、FMでCD並みの音質になっています。