毎晩、必ず 「夢」 を見る
そして目が醒めるとその夢物語の多くは消えて何も残らないが、時にはしっかり憶えていて記憶の中に留まる物語もある
昨夜見た夢は後者で次のような物語だった
私はある知らない土地で迷子のようになって家に帰るルートを探していたが、そのキーは 「○○大橋」 と言う名の場所だった
よく判らないが夢の中でそこに行けば家に帰るヒントがあるようだった
探しながら歩いていると前方から少年がこちらにやって来たので、私は 「○○大橋に行きたいのですが、道を教えてください」 と問いかけた
すると少年は 「ここからこう行って、少し行ったらまた真っ直ぐ行って、暫くするとその橋が見えます」 と、教えてくれた
私は教えられた通りに歩いたつもりだが、一向にその橋を見ることができなかった
途方に暮れていると、ある民家の庭に細身と少し太った二人の中年男性がいたのでまた 「○○大橋に行く道を教えてください」 と頼んだ
すると太った男性が 「よ~し、私が案内してあげよう」 と言ってくれたので、三人で歩きだした
暫くすると私が着ていたジャンパーの背中に刺繍(されているロゴマークを見た細身の男性が 「貴方は○○会社に勤めているんですか?」 と、話しかけてきた
私が 「そうです」 と言って振り向いて細身の男性を見ようとした途端に、その夢物語は終わってしまった
いつも見る夢はそのように 「起承転結」 にはほど遠い物語ばかりだが、はっきり憶えている夢は珍しいから、このように文章化できたのであろう
「夢は何故見るのか?」 とのタイトルで研究したら一生かかっても論文が纏まらないテーマかもしれない
だが私はある単純な考えを持っている。それは私の家系を支える多くのご先祖たちが見えない空間で 「○○家DNA会議・夢部会」 何て言う名のミーティングがあって 「今夜はあの人にはこんな夢を見て貰おう」 と決めているのかと思ったりもする
と、思えば毎夜見る夢もそれなりの意味があるのだろうが、「さ~て、今夜は一体どんな夢を提供してくれるのだろうか?」 と楽しみにもなる
しかし、ご先祖さまたちの考えだとしたら、私の普段の素行に対して少しペナルティ的な矯正志向を織り込んだ内容になることも多いのだろうが、それをすぐに理解できない凡人の私だから、あまり素行も向上しないのだろう
「夢見るのもまた楽し」 だが、私もいつかは 「○○家DNA会議・夢部会」 のメンバーになって、楽しい夢を立案提供できる立場になることを夢見ることにしましょう
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