どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

100かいだてのいえ

2015年04月21日 | 絵本(日本)
100かいだてのいえ  

    100かいだてのいえ/作:いわい としお/偕成社/2008年初版

 

 ページをめくるというより、上から下へおろすといった読み方になる絵本。

 星を見るのが好きなトチくんのところへ、「ぼくは100かいだてのいえのてっぺんにすんでいます。あそびにきてください」と書いた手紙がとどきます。

 トチくんはさっそくその家に。
 その家は森の中にきゅうにあらわれます。高いからどこからでもみえるはずなのですが・・・。
 とにかく中に入ってみると、10階まではネズミのおうち。
 11階から20階まではリス
 21階から30階まではカエル
 次はテントウムシ、ヘビ、ミツバツ、、キツツキ・・・・・。

 10階ごとにちがう動物がすんでいます。

 次の階にいくには、天井の穴?を通りますが、階段に特徴があって、ミツバチは、まるでミツバチの巣のような階段、カタツムリの階段はカタツムリの殻です。

 そして100階に住んでいたのは?

 カエルの部屋では、雨水を利用してプールやお風呂につかい、コウモリのトイレは天井にぶらさがっていたり、100階の部屋一つ一つが全部違っていますから、じっくりみていくといろいろな発見ができます。

 帰りはエレベーターですが、気がつくと100かいだてのいえは、星空にきえていくというラスト。次は、いつ現れるのでしょうか。