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100かいだてのいえ/作:いわい としお/偕成社/2008年初版
ページをめくるというより、上から下へおろすといった読み方になる絵本。
星を見るのが好きなトチくんのところへ、「ぼくは100かいだてのいえのてっぺんにすんでいます。あそびにきてください」と書いた手紙がとどきます。
トチくんはさっそくその家に。
その家は森の中にきゅうにあらわれます。高いからどこからでもみえるはずなのですが・・・。
とにかく中に入ってみると、10階まではネズミのおうち。
11階から20階まではリス
21階から30階まではカエル
次はテントウムシ、ヘビ、ミツバツ、、キツツキ・・・・・。
10階ごとにちがう動物がすんでいます。
次の階にいくには、天井の穴?を通りますが、階段に特徴があって、ミツバチは、まるでミツバチの巣のような階段、カタツムリの階段はカタツムリの殻です。
そして100階に住んでいたのは?
カエルの部屋では、雨水を利用してプールやお風呂につかい、コウモリのトイレは天井にぶらさがっていたり、100階の部屋一つ一つが全部違っていますから、じっくりみていくといろいろな発見ができます。
帰りはエレベーターですが、気がつくと100かいだてのいえは、星空にきえていくというラスト。次は、いつ現れるのでしょうか。