やだよ/作:クラウディア・ルエダ 訳:うの かずみ/西村書店/2013年初版
お母さん熊が冬じたくをしているそばで、こぐまはさっぱりいうことを聞きません。
お休みの時間と言っても「ねむくないよ」
どんどん寒くなるのよといっても「ぼくさむくないもん」
たべるものがなくなるわといっても「クルミをもってるもん」
冬はながくてきびしいのといっても「ぼくつよいからへっちゃらだい」
ゆきがいっぱいふってくるから穴にはいりましょうといっても「ぼくゆきだいすき」
こぐまは、ふぶきのなかにでかけていってしまいます。
気がつくとあたりは真っ白。
でもママにあえてこぐまのいうセリフがいい。「ママ、ぼくがいっしょにいてあげるね ふゆの あいだ ひとりじゃ さびしいでしょ」
どこの家庭にもありそうで、おもわずうなずいてしまいました。
作者はコロンビアの方です。