いしのはなし/ダイアナ・アストン・文 シルビア・ロング・絵 千葉茂樹・訳/ほるぷ社/2013年
はじめにさまざまな模様の石。ここには石の名前がありませんが、最後のページにもういちど、同じ石が名前付きでのっています。菊花石、リチア電気石、蛍石のほか、金など50種類。
宇宙からやってくる石、古い石、大きな石、小さな石などのテーマで興味深いものばかり。
古代、人間は石を道具として利用していましたが、鳥の中には、たべものの消化をたすけるために、小石や砂をのみこむものもいて、石の重さで、水中にふかくもぐるのがワニやアザラシ。
鉱物からつくった絵具がなければ、洞窟などの壁画は残されませんでした。
アルジェリアで発見された隕石は45億年前、カナダの角閃岩は42億800万年前。
驚きの連続。この絵本を見たら、石が好きになる子どもが出てきそうです。