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以前、秋田などでは地元で作ったものを地元で販売する「地産地消」ということが盛んに云われていました。でもここに来て少し流れが変わってきたようで、この言葉から「地産外消(商)」ということが云われ始めているようです。
当YHも秋田県の地産地消のプロジェクトに参画していますが、当YHで使用する量は微々たるもので、時期によっては必要量の半分程度は自家製で間に合っています。
秋田県の人口は100万人ちょっとで、都会と比べると消費量もたかが知れています。このため、地消といっても市場は限られておりむしろ高齢化や人口増加などもあり縮小傾向ともいえます。市場を拡大するためには外で売ることは必要不可欠なこと。都会のアンテナショップが人気になっているようですが、でもこれは珍しいからで、値段的には地元よりもはるかに高い値段で販売しているようです。
外商には輸送費の問題が大きく、これが販売価格に転嫁されては、いかにいいものでも市場の拡大はあまり期待できないでしょう。都会での販売価格がちょっとの割高なら、競争力のあるものはたくさん地方には眠っています。
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