先日来テレビでは札幌や新潟の大雪の状況を流しています。積雪は過去最高の100cm超とのことで、鉄道は全面運休、新千歳空港も終日閉鎖状態。一度にドカッと降れば、こちら秋田でも対応に困りますが、いまだに積雪150cm超の雪国から見れば、まだ100cmでしょう?という感じにもなります。
同様のことは秋田市などでもいえることで、平年の2~3倍の積雪とはいえ、50cm前後。このところ降雪の落ち着きと共に少しは良くなってきたようですが、道路の除雪が追い付かず、市役所に苦情の電話が今季は1万件もあったとのこと。
札幌にしても秋田市にしても、雪は昔から降るもので、度々の豪雪で市の機能が停止したこともあるのですから、街づくりの段階で、雪への配慮をもっとすべきだったのでしょう。建て前論、綺麗事を云っても仕方ないのですが、一番の原因は雪を寄せておく場所がないこと、寄せる人手がないことなのでしょう。
こちらでは、ほぼ毎年100cmを越える雪を想定して、消雪施設や流雪溝を作ったり、家に除雪機があったりと設備投資を行って、雪をどうにかできるような仕組みを自らが作っています。街では何年かに一度のことなので、そこまでお金を掛けられないと云われればそれまでですが、頭の高さまで積み上がった雪を雪ヘラだけで処理している姿をテレビで見るたびに、ご苦労様と思ってしまいます。
昨年まで首相だった菅さんが、「自助、共助、公助」と云っていたのは、秋田の山奥で育ったから身に着いた考え方なのでしょうと、雪を見ると思ってしまいます。
ときどき