昨日の男鹿ドライブの目的地は、かなりマニアックな場所で、男鹿半島北岸にある油田地帯でした。大潟村の西部、旧若美町との境付近に福川油田、福米沢(ふくめざわ)油田などがあり、男鹿半島の北岸には申川(さるかわ)油田があり、それぞれ石油資源開発㈱により現在稼働中です。
最初に福米沢油田から。事前に地図で当たりを付けていた場所を探すものの、男鹿街道からの段丘に上がる道も狭く、ようやく発見した施設は、もちろん立入禁止ですが、思っていたよりも小さいものでした。ここでは米国で近年多く使われるシェールオイル採取の日本版のテストが行われたと云うことで、もっと大きな施設かと思っていました。男鹿街道まで下りて、大潟村にある福川油田に向かう途中、円形タンクの付近にも採油施設があり、ここには「ポンプジャック」と呼ばれる採取機が稼働中でした。このポンプジャックは秋田市内でも八橋や外旭川油田でも現在見ることが出来ます。
福川油田は八郎潟残存湖の東縁にありました。そして大潟村の道の駅から西に進んだ若美漁港付近。ここから海岸沿いに南西に申川油田が続いており、周辺には風力発電の風車の林の他、多くの採油基地がありました。これらは、傾斜掘りで海底の油田から採油しているものとのことで、バルブだけが出ている状態で、マニアの間では「クリスマスツリー」と呼ばれているそうです。間近で見ることが出来ました。
これらは何も知らないで普通に観光として出かけたら、見ても全然面白くないものですが、少し勉強していくと、いろいろと想像が広がるもので、誰にでもお勧めできるものではありません。でもこうして見てみると、実際にここで石油が採取されていることを実感しました。
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