新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

初雪もとけて/ 秋田市の宿泊税導入

2024-11-19 22:51:27 | 季節

昨日の初雪は、朝になっても残り、今季初の雪景色となりましたが、わずか数cmと云ったところでしたし、横手の積雪も3cm、午後には気温が5℃近くまで上がったこともあり、夕方にはすっかりとけてしまいました。写真は今朝出発のお客様、今期車の雪下ろし第一号となりました。

さて、以前も書いた秋田市での宿泊税の導入の話。今月2日の佐竹秋田県知事が会見でこの件に触れ、観光客が増え過ぎて悪影響が出ている地域であれば別だが、秋田市は導入すべき状況には至っていないと指摘。事業者からの抵抗は強いだろうとの見解を示したとのこと。知事もだいぶ年を取った感じになってきましたが、考え方は至って普通でまともだと思いました。

元々宿泊税は、外国人観光客を中心とするオーバーツーリズムを抑制する手段の一つとして観光地での導入が検討され、その税収は観光関連の整備に充てるとの話。秋田県は東北6県で見ても外国人観光客が最も少なく、宮城県の1/10程度で、むしろ積極的に外国人観光客をどう呼び込むかが重要課題になっていて、オーバーツーリズムなんて状態は秋田ではうらやましいことで、あの手この手を打ってもなかなか実績に結びつかないという状態です。

一方、役人の世界では新しい財源を作ることが最も評価され、後々まで語られるとも云われているようで、時にはどう考えても不自然、不可思議と云ったことがおこるようです。考え方の違いは埋めようがありませんが、当YHでは利用者が増えれば自然と収入が増えるため、どう利用者を増やすかをまずは考えます。

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初雪/ 北上線100周年

2024-11-18 22:43:45 | 鉄道

昨日、どうにか建物の雪囲いを取り付けましたが、今日の夕方から初雪となり、滑り込みセーフと云ったところです。ニュースでは青森県の酸ヶ湯温泉で夕方6cmの積雪になったとのことで、暑さの残る秋で紅葉も遅れ気味でしたが、冬の到来はいつも通りの時期になったようです。

さて先日、横手駅と岩手県の北上駅を結ぶ北上線が100周年を迎え、利用客に記念品が贈られたそうです。昨年は北上線をもっと知って、利用してもらうために無料乗車券を配ったとのことで、地元ではどうにか北上線を残そうとしています。

とはいえ、北上線は2023年度には15億円を超える赤字となっており、JR東日本が算出する収支率では下から数えた方が早い状態で、3セクに移管されていたりすれば、経営が成り立たない状態とも言えそうです。

それでも、当YHにとっては貴重な交通手段の一つ。特に今年7月の大雨で現在でも奥羽本線の新庄~院内間が復旧工事のため不通になっており、わずかな便の代行バスが走るのみで交通手段と云えない状態。北上線も走る本数は決して多くありませんが、盛岡~大曲の田沢湖線も普通列車となると直通は一日2、3本しかありません。

このような状態ですので、当面北上線廃止という話は少なそうですが、これからの冬の時期、奥羽山脈をほぼトンネルなしで横切る形の北上線は、大雪による倒木などで頻繁に運休する可能性があります。秋田新幹線を利用できればいいのですが、青春18きっぷや東日本パスなどはほぼ普通列車限定ですので、交通手段が限られてしまいますので、ご注意ください。

のち

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冬支度/ 突貫工事で建物雪囲い

2024-11-17 22:37:12 | 畑・工作

そろそろ例年なら初雪のタイミング。明日にも雪が降るとの予報になってきましたので、待ったなしの状態でしたので、雨の止み間に突貫工事で建物の雪囲いを設置しました。さすがに20年同じ作業をして慣れてきましたし、ほとんどが網戸レールにはめ込むだけになっていますので、作業は2時間ほどで終了。

消雪パイプの設置も考えましたが、建物の雪囲いが終わるとほぼ同時に雨が再び降ってきて、本日の作業は強制終了。今後の予報は雪交じりの雨が続くとのことで、少しタイミングが悪い感じになってしまいましたが、一日中雨が降り続けることは少なく、降っては晴れ間になって、という天気になりそうですし、時には止む時間が1~2時間あることもありますので、そのタイミングを見計らっての作業となりそうです。

こういう事態になると、近所の方のように、暖かい晴れ間が続く10月下旬から11月上旬に作業をしておくべきだったとも考えたりしますが、腰が重くなっているので、どうしても何事も期限ぎりぎりになりがちです。

時々

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農業バイトで旅行

2024-11-16 22:32:46 | 季節

先日来られたお客様、話を聞くと農業関係の短期バイトをしつつ、旅行しているとのこと。過去にも何人かそうした形で旅行をしている方が来られました。また最近では「スキマバイト」と呼ばれる超短期(数時間)、未経験可、履歴書なしという働き方がクローズアップされているようです。

人手不足で求人が厳しかったり、フルタイムまでは求人ができないなどという業界には適した働き方は宿泊施設にはもってこいとも云え、当YHにすら営業の電話が何度かかかってきています。

一方、SNSではその募集の広告が出ており、試しに見てたら、秋田県では農業関係のアルバイトもいくつか出ており、お客様がいないときには、勉強の意味も含めて私自身で農業バイトをしてみようか、などと考えたりもします。昔から農業などでは、収穫期の人手募集は行われており、山形県のさくらんぼの収穫時期などでは週間単位で募集があったと聞いています。

ただこの求人もどこまで本物かを疑う必要があるのが現代社会?今回のお客様は、以前もお世話になったところで、今回は1週間とのことで、働き先がはっきりしているなら安心です。

一方、最低賃金が上昇しているし、それ以上に安い時給では人手が集まらないご時世、さらに田舎では人口減少で「人」すらいないという状況ですので、仕事を発注する側もそこそこの時給を出さなくてはならないでしょうから、それ以上の収入が見込める仕事でないと募集を懸けられなくなってきているでしょう。そう考えると、今まで「人手を使って」対応していたビジネスモデルが成立しなくなってきているのかもしれません。(写真は文章とあまり関係がありません)

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秋の黒川(横手)のイチョウ並木③

2024-11-15 22:49:36 | 観光地

先週の黒川のイチョウ並木チェックから一週間ほど経ち、そろそろかと買い出しのついでに三度立ち寄ってみました。今回は浄水場入り口の道に多くの車が止まり、かなりの見物客。車のナンバーを見ると、他県から来られた方もいたようでした。

肝心のイチョウ並木の紅葉はピークといった感じで、葉の黄色も路面に落ちた黄色のじゅうたんもタイミング的には一番いい感じになっていました。ただ、残念ながら青空は本日は現れず。なかなか完璧なタイミングというのは難しいものです。

戻って新聞を見てみたら、今朝の新聞に黒川のイチョウ並木の記事が出ていて、今日の車の多さの原因がわかった気がしました。

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冬支度/ 植木の枝打ち

2024-11-14 22:45:22 | 畑・工作

今日は重い腰を上げて、冬支度に着手。最初に行ったのは、駐車場に敷く消雪ホースの取り出し。暖かい時期に出しておかないと、半年駐輪場内で保存をした形が残り、車の走行で邪魔になります。

次の作業が本日のメインイベント、植木の雪囲いの準備で、伸びた枝を盛大に切って、雪が降っても倒れないようにすることです。大半が枯れても良い木なので、思い切ってバッサリします。

枝を切ること自体は大した手間ではないのですが、切った枝を拾い集めて、ある程度の長さに刻む作業に時間がかかります。そのまま放置すると、これからの時期、雪の下になるため、冷蔵保存状態になり、来春でもそのままの形で残ってしまい、散らかっていると春以降の草刈りの邪魔になってしまいます。南側駐車場奥や杉の木の下をある程度やって日没タイムアウト。

引き揚げる際に、鳥海山の夕焼けがきれいでした。

 

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「おせっかい」は犯罪に?!

2024-11-12 23:43:48 | 季節

先日来られたお客様と夕食後に話をしていたら、以前、雨の日の下校時に学校の前で傘を持たずに立っていた小学生がいたので、車を止めて声を掛けたら、遠くから親が慌てて走ってきたとのこと。少ししてそのお客様の所に警察が来て、職務質問を受けることになったと。お客様は小学生を心配して優しく声をかけただけなのにと憤慨していました。

昔なら当たり前の光景なのですが、今の時代、「親切」と考えるより前に「誘拐」と考えるのが当たり前になってきたのでしょうか。これだとヒッチハイクをしている人を親切で乗せても、後で誘拐されそうになったなんて口実で嵌められることもありそうで、あんまり親切心を出さない方がよい時代になってきたのでしょうか。

ん十年前という古い時代には、YHでは翌日乗せていってあげるとか、一緒に回ろうなんて話が当たり前に行われてきました。それが楽しみでもあったのですが、当YHを始める20年前には、お客様同士で話をするのなら良いのですが、YHの人間が、「この人を乗せて行ってあげて」とか、「一緒に廻れば?」などと声をかけ、その後事故などがあった場合、YHが勧めたとして問題になると云われました。

当YHでは、できるだけ性善説に基づいて経営しているつもりですが、世の中は、いつのまにか性悪説が原則になりつつあるのでしょうか。せちがらい世の中です。

時々のち

 

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茹で落花生、頂きました

2024-11-11 22:40:33 | 食文化

そろそろタイムリミット近くなってきましたので、本日2回目の黄色の食用菊の収穫。前回(1回目)がピークだったようで、今回の収穫は30分ほどで終わり、解体、茹で、包装作業も2時間ほど、午前中に決着となりました。

午後になり近くの農家の方が、茹で落花生を持って来てくれました。今年春に一度来られた方で、新しい農作物をいろいろ試しているところで、その専門家を呼ぶかもしれないので、その際の近場での宿を探して来られました。新しい農作物の一つとして落花生を数年前から作っているとのことで、今回ちょうど収穫時期になったので、おすそ分け頂きました。

以前は普通(煎り・ロースト)の落花生しか知りませんでしたが、高校の同級生が家庭菜園で作って、当YHに来るときに茹でて持って来て、食べたらとてもおいしかったことで茹で落花生の存在を知りました。

春に近くの農家の方が来られた際にその話をしたので覚えていました。聞けば、都会でもなかなか茹で落花生は入手困難で、こちらの方の落花生も引く手あまたとのこと。先日テレビで千葉県の生落花生の話をしていましたが、店に出る時期になると、朝から行列ができるほどとのこと。今回かなりの量を頂いてしまって誠に感謝です。食べた感じは柔らかくしっかりと塩味がついていて、栗やサツマイモのような風味でとてもおいしくいただきました。

当YHでも新しい作物は考えているのですが、落花生は咲いた花が地面に逆U字型に潜って、そこに落花生を実らせるもので、株の周辺にそのスペースが必要ですが、ご存じのとおり、当YHの畑は度々雑草に覆われるほど自然豊かな(?)畑ですので、こまめに畑の管理ができないと落花生は作れないと思っていて、候補から外しています。生落花生は日持ちがしないため、採ってすぐ出ないと食べられないとの話ですが、収穫が11月頃というのも、お客様が来なくなる時期で、大量に作っても消費ができないことになりそうです。

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諸物価値上がりで物販が大変

2024-11-10 22:37:36 | 経営

10月にパラパラとお客様が続いたため、一部の在庫が足りなくなり、調達に出かけたのですが、諸物価値上がりの影響で苦戦でした。

まずタオル。これはYHにはいわゆるアメニティーと云われるタオル、歯ブラシなどはおいていませんが、それを知らずに持ってこない人用の緊急用タオルを少し用意して100円を頂いてきました。今までは5枚セットで400円ほどで近くのスーパーで調達できたのですが、その格安セットが姿を消してしまいました。

全国展開している格安衣料品チェーンに行っても、従来品より少し高級感のあるものが高い値段で置いてあるのみ。高級志向はいいのですが、廉価品も用意しほしいものです。これを買うと当然のことながら1枚100円では赤字になります。

次に飲料。コーラは昨年春に値上がりしたものの、何とか1缶39円で全国展開のスーパーなどで購入することができます。今回はオレンジジュース。炭酸が苦手な方用に果汁割合の高めなものを用意していますが、今までは100円でおつりがくる値段でスーパーで購入できました。今回見たら1本120円前後に値上がり。オレンジ系は天候不順と円安で品不足気味で、マクドナルドでも一時販売制限していたほどですので、値上がりは仕方ないこと。またペット茶も今まで89円とか78円などで購入できましたが、こちらも値上がりしていて、消費税込みだと100円を超える値段になっていました。

大人が飲むアルコール系やニテコサイダーなどは少し高い値段での販売も止むを得ないのですが、オレンジジュースは子供にも需要があり、あまり高くはしたくないと思っています。かといって会計の際に10円単位のおつりを用意するのも手間なこと。どうしたものかと考えています。ちなみに昨年値上がりしたニテコサイダーは、リピーターの方は前の値段をご存じなので、今年はぱったり売れなくなりました。

当YHはメインの収入はお客様からの宿泊費です。これに対する費用は、設備投資にかかる減価償却が最大の費用で、すでに過去に投資したものの回収ですから値上がりの影響はありません。光熱費やクリーニング代などは値上がり傾向にありますが、全体の割合からすれば、そんなに多くありません。人件費はワンオペですので、今のところ考慮せずに済みます。

そう考えると、モノを仕入れて売るという商売だと、利益率が低いこともあり、仕入価格が上がればすぐに売価に反映せざるを得ないのかと。

 

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奥羽山脈が初冠雪/青春18きっぷ変わる?!

2024-11-08 22:34:05 | 鉄道

今日は買い出しの際に東の奥羽山脈を見たら、山頂周辺が薄っすらと白く、初冠雪を目視で確認しました。最近は奥羽山脈の初冠雪は15日頃が多かったようですので、いつもより少し早いようです。過去にも書きましたが、ここが3回白くなると、里でも雪が降ると云われていますので、そろそろ本腰を入れて、当YHでも冬支度をする必要が出てきました。

さて、一部の方の間で話題になっているのが、JRの「青春18きっぷ」の使用方法が変更になるということです。18きっぷは全国のJRで使用可能な普通・快速列車の自由席が1日乗り放題になるもので、5回分が一つになっていて、1回ずつ別々な日に使用したり、複数人で使用したりすることが可能でした。

この冬発売分で試験的に、5日連続での使用に限定し、使用も一人に限るというものになるとの変更が発表されました。

今までは、体力勝負で普通列車で長距離移動に便利で、使う日に改札で日にちを決められ、疲れたり観光したりで移動しない日には使用しないで済むとなっていましたが、連続した5日となると、かなり使い勝手が悪くなりそうです。

青春18きっぷという名前ですが、近年では時間のある高齢者なども使うことが多く、当YHにもこれを使って来られるお客様がパラパラいました。若ければ連続して数日鉄道旅行を楽しむことも楽勝でしょうが、年齢がいった方だと、移動の次の日は休みとして観光なんてことも多くあったようで、今回の18きっぷはそうした使い方が出来なくなりそうです。年齢がいった人には、「大人の休日パス」を使えということなのでしょうか。

今回の変更はメリットがある人がほとんどいないようです。値段が安くなるわけでもなく、そういう点ではなんで?JRのため?としか考えられない仕打ちです。使用法変更は一応今回限りで、来春以降は未定となっていますので、もとに戻ればとも思います。

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