厚労省:栄養調査、低所得者ほど穀類 野菜や肉、少 肥満割合は高
行政・政治 2015年12月10日 (木)配信毎日新聞社
厚生労働省は9日、2014年の国民健康・栄養調査を所得別に分析した結果を発表した。世帯所得が600万円未満の中・低所得者層は、600万円以上の高所得者層より食事が主食(穀類)に偏り、栄養バランスが欠けている可能性が浮上した。厚労省は「価格よりも、時間の余裕がないことや手間が煩わしいことが原因」とみている。
調査は、昨年11月に5432世帯を対象に実施。3648世帯から得た回答を、世帯所得が200万円未満、200万円以上600万円未満、600万円以上に分けて分析した。
17の食品群では、低所得者層は野菜類や肉類、きのこ類、卵類、乳類など半数以上の項目で高所得者層より摂取量が少なく、穀物類だけ多かった。中所得者層でも肉類や野菜類の摂取量は高所得者層より少なかった。低所得者層は高所得者層より摂取カロリーが少ないが、肥満の割合は高く、一日の歩数の平均値も少なかった。【山田泰蔵
行政・政治 2015年12月10日 (木)配信毎日新聞社
厚生労働省は9日、2014年の国民健康・栄養調査を所得別に分析した結果を発表した。世帯所得が600万円未満の中・低所得者層は、600万円以上の高所得者層より食事が主食(穀類)に偏り、栄養バランスが欠けている可能性が浮上した。厚労省は「価格よりも、時間の余裕がないことや手間が煩わしいことが原因」とみている。
調査は、昨年11月に5432世帯を対象に実施。3648世帯から得た回答を、世帯所得が200万円未満、200万円以上600万円未満、600万円以上に分けて分析した。
17の食品群では、低所得者層は野菜類や肉類、きのこ類、卵類、乳類など半数以上の項目で高所得者層より摂取量が少なく、穀物類だけ多かった。中所得者層でも肉類や野菜類の摂取量は高所得者層より少なかった。低所得者層は高所得者層より摂取カロリーが少ないが、肥満の割合は高く、一日の歩数の平均値も少なかった。【山田泰蔵