自殺「発見」最多の山梨、「いのちの日」制定の動き
地域 2015年12月18日 (金)配信読売新聞
山梨県議会の各会派代表者でつくる「政策立案調整会議」(会長=石井脩徳・県議会議長)が17日、開かれ、来年2月の定例県議会に議員提案を目指している県自殺対策条例の素案が報告された。3月1日を「山梨いのちの日」として、県民の自殺対策への理解促進などを盛り込む。2月に向けて国の動向などを注視し、最終的な条例案をまとめるという。
県は発見地ベースでの自殺死亡率が8年連続で全国最悪を記録。こうした現状を踏まえ、県議会では条例の制定を目指し、6月から条例案を検討してきた。
この日、報告された素案では、「すべての人が個人として尊重されるとともに、生きがいや希望を持って暮らすことができるよう、生きることを包括的に支援する」と基本理念を定義。県は自殺対策を総合的かつ計画的に策定し、国や市町村などと連携して実施する責務があるとした。
また、具体的な施策としては、4~6月期に自殺が多い傾向があることから、直前の3月に「いのちの日」を定め、1か月間にわたって自殺対策の重要性の認識を深める期間とすることを提案。自殺が多い場所での対策や、自殺者の親族や自殺未遂者への支援についても触れている。
素案作りを進める作成委員会の白壁賢一委員長は「関連する法改正の動きなども踏まえてまとめたい」と話している。
地域 2015年12月18日 (金)配信読売新聞
山梨県議会の各会派代表者でつくる「政策立案調整会議」(会長=石井脩徳・県議会議長)が17日、開かれ、来年2月の定例県議会に議員提案を目指している県自殺対策条例の素案が報告された。3月1日を「山梨いのちの日」として、県民の自殺対策への理解促進などを盛り込む。2月に向けて国の動向などを注視し、最終的な条例案をまとめるという。
県は発見地ベースでの自殺死亡率が8年連続で全国最悪を記録。こうした現状を踏まえ、県議会では条例の制定を目指し、6月から条例案を検討してきた。
この日、報告された素案では、「すべての人が個人として尊重されるとともに、生きがいや希望を持って暮らすことができるよう、生きることを包括的に支援する」と基本理念を定義。県は自殺対策を総合的かつ計画的に策定し、国や市町村などと連携して実施する責務があるとした。
また、具体的な施策としては、4~6月期に自殺が多い傾向があることから、直前の3月に「いのちの日」を定め、1か月間にわたって自殺対策の重要性の認識を深める期間とすることを提案。自殺が多い場所での対策や、自殺者の親族や自殺未遂者への支援についても触れている。
素案作りを進める作成委員会の白壁賢一委員長は「関連する法改正の動きなども踏まえてまとめたい」と話している。