太陽光原因疾患減らせ「光老化」プロジェクト
太陽光線からの回避や日焼け止め使用を啓発
化学工業日報2015年12月11日 (金)配信 皮膚疾患
「しみ」「シワ」「たるみ」など肌の老化の特徴は、その約8割が長い間、太陽光を浴びることが原因にあげられる。そしてその延長線上には皮膚がんがある。こうした光による障害を「光老化」と呼ぶが、その認知度は5%以下と極めて低い。この光老化の認知度を高めて適切に予防することで国民の健康増進、医療費削減を目指すプロジェクトが始動する。皮膚科医が設立発起人となって「光老化」啓発プロジェクトを発足、年明けから国民全体に向けて太陽光線暴露からの回避やサンスクリーン製剤の日常的な適用使用の推奨など積極的な活動を開始する。
プロジェクト設立発起人は、代表である東京女子医科大学の川島眞教授のほか、近畿大学の川田暁教授、神戸大学の錦織千佳子教授、名古屋市立大学の森田明理教授、京都大学の宮地良樹名誉教授の5人。
光(紫外線、可視光線、赤外線)が皮膚の老化だけでなく皮膚がんや白内障などの原因になることの理解と認知度向上を図り、予防を促すのがプロジェクト設立の目的。サンスクリーン製剤を日常的に使用することで光老化を防ぐという新規の効能取得を目指し、適正使用も促す。
このほど開催したプロジェクト説明会では、川島教授が「光線が原因とされる疾患を減少させ、国民のQOL(生活の質)向上、健康寿命の延伸、医療費削減に貢献したい」と述べ、啓発用の冊子やポスターの作製、セミナー開催などをしていく。サンスクリーン製剤だけでなく、サングラス・コンタクトレンズ、衣服、ガラスのコーティング、フィルムなども予防には重要で、「幅広い分野からのプロジェクト協賛」を訴えた。
宮地名誉教授は「サンスクリーンは適正量が塗られていないケースがある」とし、正しい予防方法も啓発していく。事務局はNPO法人皮膚の健康研究機構が担い、日本皮膚科学会、日本香粧品学会、日本化粧品工業連合会など関係学会や関係省庁の後援を得て活動していく。
太陽光線からの回避や日焼け止め使用を啓発
化学工業日報2015年12月11日 (金)配信 皮膚疾患
「しみ」「シワ」「たるみ」など肌の老化の特徴は、その約8割が長い間、太陽光を浴びることが原因にあげられる。そしてその延長線上には皮膚がんがある。こうした光による障害を「光老化」と呼ぶが、その認知度は5%以下と極めて低い。この光老化の認知度を高めて適切に予防することで国民の健康増進、医療費削減を目指すプロジェクトが始動する。皮膚科医が設立発起人となって「光老化」啓発プロジェクトを発足、年明けから国民全体に向けて太陽光線暴露からの回避やサンスクリーン製剤の日常的な適用使用の推奨など積極的な活動を開始する。
プロジェクト設立発起人は、代表である東京女子医科大学の川島眞教授のほか、近畿大学の川田暁教授、神戸大学の錦織千佳子教授、名古屋市立大学の森田明理教授、京都大学の宮地良樹名誉教授の5人。
光(紫外線、可視光線、赤外線)が皮膚の老化だけでなく皮膚がんや白内障などの原因になることの理解と認知度向上を図り、予防を促すのがプロジェクト設立の目的。サンスクリーン製剤を日常的に使用することで光老化を防ぐという新規の効能取得を目指し、適正使用も促す。
このほど開催したプロジェクト説明会では、川島教授が「光線が原因とされる疾患を減少させ、国民のQOL(生活の質)向上、健康寿命の延伸、医療費削減に貢献したい」と述べ、啓発用の冊子やポスターの作製、セミナー開催などをしていく。サンスクリーン製剤だけでなく、サングラス・コンタクトレンズ、衣服、ガラスのコーティング、フィルムなども予防には重要で、「幅広い分野からのプロジェクト協賛」を訴えた。
宮地名誉教授は「サンスクリーンは適正量が塗られていないケースがある」とし、正しい予防方法も啓発していく。事務局はNPO法人皮膚の健康研究機構が担い、日本皮膚科学会、日本香粧品学会、日本化粧品工業連合会など関係学会や関係省庁の後援を得て活動していく。