B肝ワクチン不足懸念で学会依頼
日本小児科学会、優先接種に理解求める
日本小児科学会2015年12月28日 (月)配信 消化器疾患小児科疾患感染症
日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会はこのほど、B型肝炎ワクチンが供給不足に陥る恐れがあるとして、母子感染予防など優先接種の対策として必要最低限のワクチン確保を求める依頼文を医療従事者向けに発した。化学及血清療法研究所(化血研)の出荷自粛が直撃した形で、B型肝炎ワクチンの非接種児や1、2回接種児への使用は安定供給のめどが立つまで見送るよう求めている。
B型肝炎ワクチンの供給を巡っては、化血研が国の承認と異なる手法で製品を製造していたため、国内シェアの大部分を占める同ワクチンの出荷を自粛しており、日本小児科学会は2016年早々にも供給不足に陥るとの見通しを立てている。
このため、同学会防接種・感染症対策委員会は、母子感染予防とHBs抗原陽性血液による針刺しなど汚染事故後の発症予防、B肝キャリアの家族がいる乳児が優先接種の対象になるとして、3条件のいずれにも該当しない接種対象者への使用は安定供給が回復するまで見送るよう呼び掛けている
日本小児科学会、優先接種に理解求める
日本小児科学会2015年12月28日 (月)配信 消化器疾患小児科疾患感染症
日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会はこのほど、B型肝炎ワクチンが供給不足に陥る恐れがあるとして、母子感染予防など優先接種の対策として必要最低限のワクチン確保を求める依頼文を医療従事者向けに発した。化学及血清療法研究所(化血研)の出荷自粛が直撃した形で、B型肝炎ワクチンの非接種児や1、2回接種児への使用は安定供給のめどが立つまで見送るよう求めている。
B型肝炎ワクチンの供給を巡っては、化血研が国の承認と異なる手法で製品を製造していたため、国内シェアの大部分を占める同ワクチンの出荷を自粛しており、日本小児科学会は2016年早々にも供給不足に陥るとの見通しを立てている。
このため、同学会防接種・感染症対策委員会は、母子感染予防とHBs抗原陽性血液による針刺しなど汚染事故後の発症予防、B肝キャリアの家族がいる乳児が優先接種の対象になるとして、3条件のいずれにも該当しない接種対象者への使用は安定供給が回復するまで見送るよう呼び掛けている