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職場のメンタル改善、の切り札に植物?

2015年12月16日 11時19分59秒 | 草花
職場のメンタル改善、の切り札に植物?

植物のメンタルヘルスケア効果を検証

化学工業日報2015年12月15日 (火)配信 一般内科疾患精神科疾患その他

 植物による精神的な健康効果を調べるため、「グリーン メンタルへルスケア」の実証実験を2016年4月から豊橋技術科学大学と植物レンタルのプラネット(豊橋市)など産学連携チームが開始する。協力企業のオフィス内で野菜を栽培し、ヒトに対する精緻な生理反応測定による科学的検証や業務効率の改善状況を調べる。多くの企業が頭を悩ませる従業員のメンタルヘルスケアの解決策となるのか、実験を通じて有効性を確かめる。

 実験では、一般に植物にあるとされる癒し効果が、職場でのメンタルヘルスケアにも効果的であるのか、また業務効率の向上につながるのかを科学的手法を使い検証する。通信事業を行う日本テレネット(京都市)が協力し、同社コールセンター内の従業員デスク周辺、棚などに複数の野菜コンテナボックスを置く。「見る」「育てる」「食べる」楽しみを通じ得られる効果を、知的生産性測定システム(SAP)や更生労働省のストレスチェックシートを組み合わせた心理反応測定によって調べる。またアミラーゼや脳波測定、ウエアラブル型計測器による従業員の心拍数、温湿度、CO2濃度など室内環境もリアルタイムで測定する。

 12月から施行された改正労働安全衛生法では、従業員数50人以上のすべての事業所の従業員への「ストレスチェック」制度の実施責任が盛り込まれ、企業にメンタルヘルス対策の強化が求められるようになった。切り札として植物が貢献する可能性は大きい。実験計画では16年9月までの第1次期間にモデルとなる野菜の試作品やサービスの実証、10月から17年3月までを商品・サービスの提供による第2次期間に設定している。
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