昭和20年までの日本、今のロシアとどう違うか?
戦争反対者は非国民と言われて、ものが言え根かったし、言った者は、牢屋につながれた。
だから、身の回りには、戦争賛成、戦争で戦い、天皇陛下万歳と言って死すこと、を、
皆受け入れていた。
昭和20年までの日本、今のロシアとどう違うか?
戦争反対者は非国民と言われて、ものが言え根かったし、言った者は、牢屋につながれた。
だから、身の回りには、戦争賛成、戦争で戦い、天皇陛下万歳と言って死すこと、を、
皆受け入れていた。
幹部逮捕の「神真都Q会」
新型コロナウイルスのワクチン接種会場に侵入したとしてメンバー5人が逮捕された反ワクチン団体「神真都(やまと)Q会」が今年1月、全国で同時開催したデモに約6000人が参加していたことが捜査関係者への取材でわかった。陰謀論を唱える「Qアノン」の日本支部を自称し、「プーチン大統領は救世主だ」などという主張も広めており、警察当局が動向を注視している。
Qアノンは米国を中心に広がり、「ディープステート(闇の政府)が世界を支配している」「トランプ前大統領が救世主」などと主張する。政府や既存メディアの情報を信じない特徴があり、新型コロナウイルスのワクチン接種に反対している。
捜査関係者によると、日本支部を自称する神真都Q会は昨年12月頃に設立された。SNS上では「ワクチン接種から子どもの命を守る」などと主張している。今年1月9日には全ての都道府県で接種に反対するデモを行っており、警察当局が確認したところ、参加者は中高年を中心に約6000人に上っていた。
会員数は不明だが、LINE(ライン)の「オープンチャット」の登録者数は1万人を超える。東京都港区白金のマンションに事務所を置き、3月には組織を一般社団法人化した。
3~4月には都内の複数の接種会場に押しかけ、「接種は犯罪だ」などと騒いだ。このうち渋谷区のクリニックに侵入したとして、「岡本一兵衛」と名乗る自称リーダーで元俳優の倉岡宏行容疑者(43)ら41~64歳の男女5人が建造物侵入容疑で逮捕された。
その後の警視庁の捜査で、組織の実態が浮かんだ。運営方針は倉岡容疑者を含む幹部5人ほどでつくる「執行管理部」で決定し、デモを計画する「アライアンス部」や、チラシを配る「ポスティング部」のほか、地方での「村おこし」を目指す部署もあった。各地に支部を設け、リーダーらを任命しているという。
ロシアによるウクライナ侵攻についても、SNS上で「プーチンは救世主だ」などとする投稿を繰り返している。会は5人の逮捕後に活動を中断したが、5月中旬から再開するとSNSで予告している。
米国では昨年1月、トランプ前大統領を支持する群衆がワシントンの連邦議会議事堂に乱入して5人が死亡する事件があったが、暴徒の多くがQアノンの主張を口にしていたとされる。警察当局は、日本でも陰謀論が拡大し続ければ、過激な行動を起こすケースが出かねないとみている。
陰謀論を信じる人の心理に詳しい筑波大の原田隆之教授(臨床心理学)は「孤立感や劣等感を抱える人が『自分たちこそが真実を知っている』という優越感に浸っている。コロナ禍で不安や不満を募らせる人が増えたことも、拡散に拍車をかけている」と分析。「荒唐無稽な主張と軽視していると、ゆがんだ正義感に駆られた人が手段を選ばずに暴走しかねない。正しい情報を伝え、一つずつ否定していくことが大切だ」と話している。
母が入会「人変わった」
高校生息子困惑
「普通の主婦だったのに、急に人が変わってしまったようだ」。母親が神真都Q会で活動している西日本の男子高校生(17)が取材にそう打ち明けた。
母親は50歳代で、以前から精神世界への関心は高かったが、コロナ下で当初はしっかりマスクをつけ、家族にも着用を促していた。だが、昨年9月頃、「ワクチンには食塩水が入っている」と言い出し、年末にはマスクをせずに外出するようになった。
知らない人が自宅に集まり、週末には旅館を借り切って行うという「合宿」に出掛けた。問い詰めると、母親は「神真都Q会で活動している」と明かした。
「(トランプ氏が落選した)米大統領選はやり直しだ」などと言い、ロシアによるウクライナ侵攻が始まると「プーチン大統領は正義だ」と繰り返した。先月には接種会場への侵入事件でメンバーが逮捕され、母親が会から身を引くことを期待したが、「弾圧には屈しない」と、むしろ強硬な姿勢になったという。
男子高校生は「どうしてこんなことになってしまったのか」と途方に暮れ、「他人に迷惑をかけることだけは絶対にしないでほしい」と願っている。
配信
All Nippon NewsNetwork(ANN)
ローマ教皇がロシア正教会のキリル総主教と40分間、オンライン通話のZoomで会談したことが分かりました。
ローマ教皇は会談で、プーチンの言いなりにならないよう説得したということです。 CNN:「カトリック教会のリーダーがロシア正教会のリーダーとウクライナの戦争について話をしました」 ウクライナ侵攻の最中に行われた宗教界のトップ会談は、異様なものだったようです。 これはフランシスコ教皇がイタリアのメディアに対して明らかにしたもので、3月中旬にインターネット会議サービスのZoomを使い、ロシア正教会のキリル総主教と40分間にわたってビデオ会談を行ったそうです。 ロシア正教会・キリル総主教:「我々は戦争をしたくない。ロシアは誰にも攻撃したことはない」 プーチン大統領の盟友ともいわれるキリル総主教。 教皇との会談の冒頭、キリル総主教は書面を片手に持ち、戦争を正当化する理由を20分間にわたって読み上げたといいます。 それに対し、教皇は…。 教皇:「私はそれを聞き、『全く理解できない』と言いました。我々は国家の聖職者ではない。イエスの言葉で話さなくてはならない。総主教はプーチン氏の侍者になることはできない」 侍者、つまり司祭に付き添う奉仕者のことです。 プーチン大統領の言いなりなるなということ。 2016年にも会談しているキリル総主教とローマ教皇。 映像には何度も抱擁する姿が映っていました。 ロシア正教会・キリル総主教:「お会いできてうれしいです。神に感謝します」 2人は来月にも会談する予定でしたが、「あいまいな印象を与える」として中止することで一致したといいます。 こうしたなか、新たな動きが…。 キリル総主教らに対し、EU(ヨーロッパ連合)が制裁を検討しているとCNNなどが報じました。 CNN:「これは彼が宗教のトップであるだけでなく、政治的な影響力を持つプーチン氏の盟友ということです」 この制裁に対し、ロシア正教会も反発。 レゴイダ報道官は「無差別な制裁になればなるほど常識に反している」と非難しています。 ロシア正教会を巡っては、アムステルダムのロシア正教会が3月、総主教との関係を断つと発表するなど、キリル総主教の孤立がささやかれています。
ローマ教皇フランシスコ(左)に「折鶴灰釉香炉 祈り」を贈呈した岸田首相=4日、バチカン(バチカンメディア提供・共同)
岸田文雄首相は4日、バチカンでローマ教皇フランシスコと会談した際、広島平和記念公園(広島市)に平和を願って国内外から届く折り鶴を利用し、広島県廿日市市の窯元「宮島御砂焼 対厳堂」がつくる陶器を贈呈した。 陶器は「折鶴灰釉香炉 祈り」で、廿日市市の寺院「大聖院」がおたき上げした折り鶴の灰を利用している。首相は陶器を通じて平和への思いを共有したかったとみられ、教皇に「私の地元」のものだと説明した。 窯元の三代目、山根興哉さんは「大変ありがたい。世界中から届く平和への願いが世界を一周したような感じがする」と話した。