たばこポイ捨ての高山市長、1~3月の給与を5割減額…「市のイメージを損なった」
岐阜県高山市の田中明市長(61)は21日、同市の条例に違反してたばこのポイ捨てを行った問題の責任を取り、自らの給与を来年1~3月の3か月間、5割減額する条例改正案を市議会に提案し、全会一致で可決された。
田中市長を巡っては、吸ったたばこを自宅前の側溝に捨てる2日分の動画がSNSに投稿され、今月15日に記者会見で謝罪。さらに別の日の動画投稿が続き、17日には、12~13年前から常習的に行っていたことを認めた。
提案理由説明で田中市長は「自らの不祥事で、市民に多大な迷惑をかけ、市のイメージを損なった」などとした上で、「信頼回復のため、今後の市政に誠心誠意取り組んでいく」と述べた。また、発覚以来、市に250件以上の批判意見がメールや電話で寄せられたとした。