Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

エドガー・ヴァレーズの「密度21.5」を聴きながら横浜から和田町駅まで歩く

2008-06-09 05:59:08 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は横浜から和田町駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1883年生まれのヴァレーズの曲。
「密度21.5」は1936年に作曲され、1946年に改訂された。
フルートのための独奏曲であり、
パレルというフルート奏者の依頼で作曲された。
タイトルはパレルが初めて使用したプラチナ製のフルートの、
そのプラチナの比重21.5を示している。

ドビュッシーのシランクスのような旋律主体の音楽というより
フルートのキーを叩く音を入れたり、
普通音楽的に聴くといい音とはいえない
非常に高い音域の音を入れるなどし、
彼独特の音響の世界が作り出される。
また、この高域の音を長く持続させるところは、
のちに彼が電子音楽でみせる特徴的な持続音を思わせる。
ともかくフルート独奏曲の新しい可能性を示した
名曲の一つといえるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする