Mars&Jupiter

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エドヴァルド・グリーグの叙情小品集第1集作品12を聴きながら鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2008-06-22 13:33:39 | エドヴァルド・グリーグの作品
一度も聴かず未開封の状態にあったグリーグのピアノ曲全集、
ステーン=ノックレゲルグのピアノ演奏によるCDの封を空け、
1843年生まれのグリーグの叙情小品集作品12などを聴く。
あいにくの雨模様だったので、ウォーキングは鶴ヶ峰駅から二俣川まで。
途中聴いた叙情小品集作品12は、1864年から1867年に作曲された。
この叙情小品集第1集作品12は、「アリエッタ」、「ワルツ」、
「夜警の歌」、「妖精の踊り」、「民謡」、「ノルウェーの旋律」、
「アルバムの踊り」、「祖国の歌」の8曲で構成され、
グリーグのピアノ音楽の魅力を味わうには十分な作品である。
「民謡」はソルヴェイグの歌を思わせるような
北欧らしい哀愁ある旋律が印象的である。
ステーン=ノックレゲルグのピアノ演奏は、
グリーグの音楽への共感しているのがわかり、なかなかいい。

叙情小品集第2集作品38は、1883年に出版され、
第1集との開きは、16年間もある。
「子守歌」、「民謡」、「メロディ」、
「ハリング」、「飛び跳ね舞曲」、「悲歌」、
「ワルツ」、「カノン」の8曲から構成される。
短調と長調が交互に切り替わる旋律は北欧的である。
「ハリング」、「飛び跳ね舞曲」などの、
ノルウェーらしい舞曲風の音楽は楽しい。
それにしてもグリーグのピアノ曲を聴いていると、
ふと北欧の大自然の中に一人取り残されたような、
そんな孤独感と哀愁を感じてしまうのである。
(もちろん、ノルウェーに行ったことはないので、
あくまでも想像の世界の話である。)
聴いていて何か人恋しくなるような曲だ。
コメント
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