Mars&Jupiter

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アーノルド・バックスのシンフォニエッタを聴く

2013-04-19 06:34:45 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1932年に作曲されたシンフォニエッタである。
交響的幻想曲という副題がついているこの作品は、
彼の生涯の中で初演されなかった作品で、
初演は1983年ヴァーノン・ハンドリーの指揮、
BBCウェールズ交響楽団による演奏で放送によって行われた。
今回聴いたCDはヴァーノン・ハンドリー指揮、
BBCフィルハーモニックの演奏によるもの。
曲は3つの楽章から構成されている。

第1楽章アラ・ブレーヴ、モルト・モデラートは、
叙情的で回想するような感じの旋律で始まる。
やがて金管楽器と打楽器により荒々しい感じになり、
そのあと木管楽器も活躍するおだやかな部分を経て、
金管楽器と打楽器により華やかな感じで盛り上がり、
冒頭の回想的な旋律が木管楽器により再び現れて終わる。
第2楽章アンダンテ・コン・モートは、弦楽器の叙情的な旋律で始まる。
木管楽器も絡んでいき、神秘的な雰囲気を漂わせていく。
中間部ではヴァイオリン・ソロも入り、ホルンなど金管楽器も絡み、
そのあともハープとフルートによる幻想的な世界が展開され、
弦楽器にオーボエやクラリネットが絡んで、
ティンパニの叩く音で切れ目なく次の楽章に入る。
第3楽章アレグロは、軽快な旋律で始まる。
打楽器や金管楽器が活躍し、弦楽器もリズミックな音型を繰り返す。
フーガ風の展開もみられ、趣向を凝らしている。
やがて金管楽器・打楽器により行進曲風の音楽になり、最後力強く終わる。
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