Mars&Jupiter

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リヒャルト・シュトラウスのピアノ四重奏曲ハ短調作品13を聴く

2014-02-26 06:03:34 | リヒャルト・シュトラウスの作品
一昨日、昨日は忙しくウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはリヒャルト・シュトラウスの作品で、
1885年に作曲されたピアノ四重奏曲ハ短調作品13である。
聴いたCDは、ウォルフガング・サヴァリッシュのピアノ、
ジンホッファー四重奏団団員による演奏である。
第1楽章アンダンテは、おだやかな序奏で始まり、
ピアノが入ると力強く情熱的な第一主題が奏でられる。
対照的で穏やかな主題と軽快な主題も奏でられ、
流れるような旋律はロマンティックである。
さらに展開部を経て、これらの主題は変形されていき、
その展開の技法はなかなか素晴らしく、最後は力強く終わる。
第2楽章スケルツォ:プレスト-モルト・メノ・モッソは、
ピアノの流れるような軽やかな旋律と弦楽器の絡み方がいい。
舞踏風な旋律が繰り返され、展開されていく三部形式の楽章である。
中間部は対照的に穏やかな感じの旋律が奏でられて牧歌的である。
冒頭の部分が繰り返され、中間部の一部も現れ、最後は力強く終わる。
第3楽章アンダンテは、ピアノが歌うような主題を奏でて始まり、
その主題を弦楽器が引き継いでいく穏やかな楽章である。
叙情的で感傷的な旋律も現れて、最後は穏やかに終わる。
第4楽章フィナーレ:ヴィヴァーチェは、
いきいきと力強い旋律がピアノにより奏でられて始まり、
弦楽器が力強く旋律を奏でて絡んでいく。
そして次にその旋律とは対照的で穏やかな叙情的な旋律が現れる。
これらの旋律をもとに展開され、最後は悲劇的な感じで終わる。
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